イベント自粛で影響大も…凜とした花「カラー」にもらう勇気

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-03-21 06:00
投稿日:2020-03-21 06:00

優しい医学博士直伝のコロナ対策

 ある日、ワタクシのお店に懇意にしていただいている大学教授がフラリと立ち寄ってくださいました。

 ニコニコと人懐っこい笑顔でスーパーのビニル袋をブラブラ振り回しながら店先に立っていらっしゃる医学博士N先生は、世界的権威のある方とは到底思えない、まるで大人になった「のび太君」みたいに可愛らしいお方。

「お店の前をたまたま通っただけだよ~」だなんて言いながら、「みんなちゃんと手を洗って予防してる?」と憎たらしいコロナ野郎の弱点や予防方法を色々とさりげなく伝授するためにきてくださった、優しい教授なのでございます。

「まずはこまめに手を洗うこと。それから湿度が弱点だから加湿器で店内湿度と温度を上げて、作業台の上はこまめに消毒するといいよ。仮にウイルスがこの作業台の上に付いちゃうと3、4日滞留しちゃうから、こまめに消毒ね。もしアルコール消毒がなければ70度のお酒をスプレーすれば大丈夫。ウイルスも無くなるし、仕事しながらお酒の香りも楽しめて最高だね」 

 だなんて、これまたコロナ野郎にビビりまくりの高齢スタッフさんたちに、ユーモアを交えながら分かりやすく、ウイルスが目の前に存在するものという前提で普段生活に戻すにはウイルスとどう上手に付き合っていくかの「ウイルス防衛策」を伝授してくださったのございます。

「だけど、斑目ちゃん。今ニュースでお花が大変だっていってるけど大丈夫?」

 そうなんです。イベントキャンセルの余波はさまざまな分野に暗い影を落としておりますが、花業界も同じ話。

 アーティストライブやスポーツイベント、各種イベントの自粛・延期だけでなく、卒業式や学校行事も中止あるいは規模縮小、パーティーや結婚式などの祝賀イベントの中止による外食産業の落ち込みは、残念ながらそのまま花業界にズドンと響いておるのでございます。

 スタッフさんから「大変な苦境に立たされている生産農家さんがテレビに出ていたよ」と聞いており、どうにか花屋としてもっと何かできることはないものかと考えていた矢先の教授からのお言葉でございました。

 確かに事態はそうかもしれませんが、世の中暗いニュースばかりではございません。今週も普段通りに「お花のステキあれこれ」を承りの会話の中に盛り込んだ、実に嬉しいご注文をくださるお客様がいらっしゃいます。

 希望をもって今年も旬を迎えたお花をご紹介させていただきたいと思う所存でございます。

 ということで、今週の「笑う花には福来たる」は「変幻自在でタフな彼女!美貌の女神カラー」の解説でございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


3万のフレンチ? 1カ月の食費ですけどー!心で泣いた“女子飲み”の誘い
 仲良くしている友達や、恋愛対象として見ていた人との会話で「私とは住む世界が違う……」と感じた経験はありませんか? 今回...
【45歳からの歯科矯正】歯科矯正の洗礼か! 頬がこけ、そして便秘に…
 総費用160万円かけてワイヤー矯正(表側)に踏み切った“40代半ば婦人”の歯科矯正ほぼほぼリアタイ体験談です。  今...
男性用のレース下着って知ってる?トム・クルーズと極道の「色気」の正体
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
やっぱりハブられてる? 飲み会に自分だけ誘われない理由と3つの対処法
 自分は仲良しだと思っていたグループで、自分以外のメンバーが飲み会をしていた…… なんてことが発覚したら、かなりショック...
察知できないから危険でヤバい!「ステルス地雷系の競わせ屋」の罠こわっ
 みなさんの周りには、どんなヤバい人がいますか? あ、いると決めつけてすみません……。でも正直、「この人、ヤバいな」とす...
縦も横もななめも…直線だけで造られた街の違和感と落ち着き
「なんだか不思議な風景だな」とファインダーを覗いたら、その理由に気がついた。  縦も横もななめも、すべて直線だけで...
私は佳代だよ、レイちゃんってかすりもしねえ! 関係が終わった決定打!!
 仲良しの女友達や意中の彼からのLINEでも、幻滅したり、縁を切りたいと思ったりすることはありますよね。  今回は...
40女スーパー銭湯でととのえず、ぴーちくぱーちくな先客にモヤった話
 スーパー銭湯が好きです。週末のランニングがてら、あちこちの施設に出向いております。広い湯船にざっばーん! からの~、サ...
まるで御神体のよう! 美しく雄々しい“たまたま”に幸せを祈ります…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どれくらい実践してますか? 家でできる環境にいいこと「7つの習慣」
 子供たちに限りある資源を残すためには、私たちの日々の努力が欠かせません。今回は、みんなが普段心がけている環境にいいこと...
胡蝶蘭はお祝い専用? 寺の住職から聞いた「お悔やみ花」としての需要
「つかぬことをお伺いしますが……」  猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、お客様から毎日のように“ちょっと困...
台無しなんですけど!家族旅行なのに「夫のイライラ言動」と4つの予防策
 世の女性の中には、せっかくの家族旅行中、「夫のイライラする言動」によって、楽しい雰囲気が台無しになってしまうケースも…...
“頑張り屋のメンヘラ”が「セルフラブ」という人生の処方箋を知りました
「セルフラブ」という考え方は、確実に私の人生に大きな影響を及ぼしています。  セルフラブについて学び始めた時「世界...
【にわか呑み鉄】電車とビール好きにたまらない「流鉄BEER電車」に参戦
 さる9月2日(土)、千葉県流山市で「電車好き」と「ビール好き」垂涎の1日限りのイベントが開催されました。  通常は入...
かつて入り浸った店も 横丁の思い出も時代と共に変わってゆく
 昼間の細い路地を軽装の観光客が闊歩する。  誰かにとってはノスタルジーでも、また違う誰かにとっては新鮮に映るんだ...
にゃんたま写真の成立には“たまたま”への愛のピントがマスト
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...