元彼への未練は思い込み!“負のスパイラル”から抜け出す秘訣

山本早織 結婚につながる恋のコンサル
更新日:2020-03-31 06:00
投稿日:2020-03-31 06:00

相談者の3割が過去の恋人を引きずっている

 私のもとに婚活相談に来る女性の3割が、元彼が忘れられないという女性です。

「元彼のことが忘れられない→でも元彼からは愛されていないと気付いている→自分は結婚したい→彼は結婚してくれない→だから婚活する」というように、私の元にやって来ます。

 中には、元彼にもう一度私を選んで欲しい、という下心を持っている人もいるし、忘れたいのに忘れられないという人もいます。

 そして元彼を乗り越えることが婚活スタートの第一歩になってしまうため、未練などない女性と比べると確実にマイナススタートになります。

恋愛でも「パブロフの犬」状態が起こる

 ではなぜ、人は過去の恋愛にしがみついてしまうのか。それは、人の脳の仕組みに秘密があります。

 人が行動する理由は、「苦痛感情を回避するため」又は「快適感情を得るため」の2つしかないと言われています。

 営業マン向けの本などには、この2つのどちらかを提示して購入という行動を起こさせるとよく書いてあります。

 元彼の未練を持ちながら相談に来ている人は、確実に今の苦痛感情を回避するために来ています。

 そもそも、自分のことを選んでくれなかった元彼を忘れられないのは、確実に彼からのマインドコントロールが抜けていないからなのです。

 このマインドコントロールは出会った時から始まっているため、残念なことに、抜け出すにはかなりの痛みと苦しみを得ます。

 しかし抜け出さないことには未来はありません。

 パブロフの犬という言葉をご存知でしょうか?

 人も同じようにこれをしたら快適感情をえられるかも。と反射的に感じてしまうものです。

 彼と一緒にいたらあの時の幸せな感情が得られる、と脳が勘違いし、苦しい寂しい今を逃れたい一心で彼の存在を無意識に求めてしまう状態が出来上がるのです。

 大好きなあの人に選ばれない自分には価値がないんだと勘違いし、自分に自信がなくなり、そして実際、「自分には価値がない」と思っている女性に誰一人いい男はなびかず、一人の時間が増え、独身である事に焦るのです。

【あわせて読みたい】忘れられない恋がある…乗り越えられないと感じた時の対処法

負のスパイラルから抜け出すには

 この負のスパイラルを抜けるには、まず「コミットメント」をすることが重要。

 コミットメントとは「自分自身への約束」です。

「私はこの高校に入る!」とコミットメントするからこそ、その高校のレベルに合わせた勉強をしますよね。

 そして苦しさがあったとしても、コミットメントがあるからこそ乗り越えられるのです。

 しかし、自分に約束をしたって、その約束を守るのも破るのも自分。コミットメントが弱くなると「もういいや」と自分への約束を破り、簡単に楽だと感じられる方向へ進みます。

 コミットメントを強めるために効果的なのは、「周りの友人知人家族に宣言する」という方法です。

 こうすることでコミット力が高まり、応援者も増えるため乗り越えることができます。

 コミット力が上がると、そのコミットメントに一貫性を持ちたくなるのが人の心理です。

 例えば、ずっと欲しかったルイ・ヴィトンのバックを買ったとしましょう。

 自分の中では初めての高い買い物。そのバックを手にした後にはなぜかルイヴィトンのいい情報しか入ってこず、悪い情報は信じず排除するようになるのです。

「私が買った(コミットした)ものは最高(一貫させる)だ!」こんな感じです。

 思い返せばそんな経験ありませんか?

 私は特に、自分がいいと思ったものは最高だ!と思いがちな人間なのでコミットメントするとすぐに一貫性を通してしまうタイプです。

おわりに

 元彼のへ未練は「思い込み」です。その思い込みの感情を手放すことができなければ、負のスパイラルに入り、どんなに婚活をしても、どんなに頑張っても報われず、やっぱり元彼がいい……となってしまいます。

 ぜひともコミットメントの力を使って、あなたの婚活や恋愛を新しいステージへ引き上げていきましょう。

山本早織
記事一覧
結婚につながる恋のコンサル
16歳で芸能デビュー。ヤングジャンプやマガジンなどの雑誌やドラマや舞台で活動後、24歳で引退。フラワーデザイナーとして独立し、スクールで恋愛アドバイスをしていたところ、生徒10名を結婚へ導いた。現在は結婚相談所事業と仲人BARを運営し、婚活男女を結婚へ導いている。https://saoriyamamoto.com

関連キーワード

ラブ 新着一覧


人気ジワリ これからは女装男子がモテるかもしれない理由3つ
 近年、女装男子が増えています。コロナ禍で部屋にいる時間が長かったからなのか、セルフでメイクもネイルもして、女性向けのL...
内藤みか 2023-03-30 06:00 ラブ
喧嘩からの大逆転! 彼にキュンとさせちゃう仲直りの方法
 喧嘩してしまった彼氏と仲直りするためには、一度感情的になってしまった自分を見つめ直し、相手の気持ちを理解しようと考える...
若林杏樹 2023-03-29 06:00 ラブ
主婦が投資に挑戦する理由 お金以外に得られるメリットとは
 皆さんは投資していますか? 今はNISA(ニーサ/少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)など、...
豆木メイ 2023-03-28 06:00 ラブ
男版かまってちゃん、こわっ!ドン引きした返信催促LINE3選
 好きな彼からLINEが来ていても、すぐには返せないときってありますよね。それなのに、相手から返信を催促するようなLIN...
恋バナ調査隊 2023-03-28 06:00 ラブ
同じ過ちは繰り返さない!バツイチ女性が離婚から学んだ4つのこと
 離婚率の高い日本では、多くの夫婦が離婚の道を選択しています。離婚する理由はさまざまですが、少なからずつらく苦しい時間を...
恋バナ調査隊 2023-03-28 06:00 ラブ
夜の誘いを断ったらいつの間に…仮面夫婦の実態とバレる言動
 夫婦の仲は良いに越したことはありませんよね。でも、お互いのペースで過ごしているうちに実は愛がない仮面夫婦になってしまう...
恋バナ調査隊 2023-03-27 06:00 ラブ
全否定はNG!彼氏に「専業主婦になってほしい」と言われたら
 男女平等の時代になりつつあるとはいえ、まだまだ結婚生活では「男が働きに出て、妻は家を守る」というイメージを持っている男...
恋バナ調査隊 2023-03-27 06:00 ラブ
「金払ってるし、パパ活は浮気じゃない」夫のトンデモ主張に疲弊する女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-03-25 06:00 ラブ
「カネさえチラつかせば遊べる」妻バレしてもパパ活を続ける男の本心
「冷酷と激情のあいだvol.135〜女性編〜」では、肉体関係のあるパパ活を「浮気ではない」と開き直る夫に愛想を尽かしてい...
並木まき 2023-03-25 06:00 ラブ
年下彼氏と初のお泊りデート♡2人の仲がグッと深まる極意3つ
 年下彼と初めてのお泊まりデートは、この先長く付き合えるか否かのターニングポイントに……! そんな勝負のお泊まりデートで...
恋バナ調査隊 2023-06-24 19:53 ラブ
DV被害女性が自立するためのシェルター兼シェアハウスを見学
 DVの被害に遭った女性が、同じ思いをした女性を支援するためのシェアハウスを始めました。どのような場所で、今までのシェル...
内藤みか 2023-03-23 06:00 ラブ
夫の年収を超えた!夫婦険悪回避5カ条&見直したいお金の管理
 結婚や出産後も仕事を続けやすくなりつつある今、収入アップする女性が増えています。中には「気が付いたら夫の年収を超えてい...
恋バナ調査隊 2023-03-23 06:00 ラブ
子供の名前は「翼」…スポーツ好き夫がうざい!対処法は?
 いろいろな趣味がある中で、スポーツ好きな男性は結構多いですよね! 妻としては夫の好きなことを尊重してあげたいと思う反面...
恋バナ調査隊 2023-03-22 06:00 ラブ
夫婦だってあくまで他人 「過度な束縛」は人権侵害だと思う
 男友達と話していてたまに聞くのが、「妻からの束縛が激しくてさぁ……」といった愚痴です。  例えば、「家に帰ったら...
豆木メイ 2023-03-21 06:00 ラブ
「下の毛に白髪が4本!」浴室で絶叫する夫、老化を感じるトホホな話
 気がつけば結婚して十数年。40代になってから、日常生活で夫の「老い」を感じる瞬間が増えてきた人も多いでしょう。いつも家...
恋バナ調査隊 2023-03-21 06:00 ラブ
生理中に彼氏が神対応!好きな人とブルーな時でも仲良くする方法
 毎月やってくる生理。重さの違いはあれど、憂鬱になったり、体がしんどくなったりして、彼氏とつい喧嘩に発展してしまう人も多...
恋バナ調査隊 2023-03-20 06:00 ラブ