無理は禁物…妊娠初期の辛い“つわり”におすすめの飲み物5選

山本茜 理学療法士・モテボディ専門家
更新日:2020-04-03 06:00
投稿日:2020-04-03 06:00
 女性のライフスタイルが大きく変わる出来事の一つに妊娠があげられます。
 その妊娠の初期に起こるのが「つわり」。妊娠に気づいて喜んだのも束の間、つわりで体調が悪い時期が続き、妊娠初体験のママの場合、特にとまどうことも多いのではないでしょうか。
 そこで今回、辛いつわりの時期におすすめの飲み物を実体験も踏まえてご紹介します。これからママになる予定の方も、タイムリーに現在進行系の方も、2回目以降のママもぜひお試しくださいね。

つわりがくるのは、妊娠4〜8週目

妊娠した喜びもつかの間…(写真:iStock)
妊娠した喜びもつかの間… (写真:iStock)

 つわりは多少個人差はありますが、妊娠4〜8週目から始まり、妊娠10〜16週ほどまで吐き気や二日酔いのような胃のむかつき、ひどい時は嘔吐を伴うなどの症状が続きます。

 そのほかにもニオイに敏感になったり、今までの食事の趣向が大幅に変わる、などの体の変化も見られます。

つわりを乗り切る飲み物選びのPOINT

妊娠中はすっぱいものが欲しくなる(写真:iStock)
妊娠中はすっぱいものが欲しくなる (写真:iStock)

冷やして飲む

 温かいものはニオイが強くなってしまったり、飲みづらく感じることが多いようです。ですが、あまりに冷たいと“内臓の冷え"も気になるところ。体が冷えないように常温にするのもオススメですよ。

後味がスッキリするもの

 よく、妊娠中は“すっぱいもの”が欲しくなる、と聞いたことはありませんか? 酸味が強いものや後味が爽やかなものがおすすめです。つわりの時に甘ったるいものを飲むと、余計に気持ち悪くなってしまうことがあります。

つわりにおすすめの飲み物5選

飲みすぎには気をつけて(写真:iStock)
飲みすぎには気をつけて (写真:iStock)

1. 牛乳

 アイスでもホットでも飲みやすいです。

 妊娠中は便秘になりやすく、カルシウムも不足しやすいため、おなかを下しやすい方でなければ、便秘の解消やカルシウム、鉄分などの栄養補給におすすめの飲み物です。

 酸味が欲しい場合は、プレーンの飲むヨーグルトもおすすめです。

 但し、飲み過ぎるとカロリーオーバーしやすいため、飲み過ぎには注意が必要です。

2. 炭酸水

 ノンシュガーの炭酸水は、後味もスッキリしており、つわりの時にも飲みやすいです。炭酸の発泡による満腹感もあるため、空腹時に起こりやすいつわりが楽になりやすいというメリットも。また、代謝が良くなりやすいといわれ、美容にもおすすめできます♪

 また、レモンなど柑橘系の果汁を入れるとより飲みやすいです。炭酸が苦手な方は、水+柑橘系の果汁もおすすめですよ。

3. スポーツ飲料+水

 つわりの時期は嘔吐による脱水やむくみが起こりやすく、水分補給に適したスポーツ飲料はおすすめの飲み物です。しかし一方で、スポーツの時のような汗をかくシーンではないため、糖分も気になるところ。

 そこでおすすめの飲み方は、水を加えてスポーツ飲料を薄めること。甘ったるさも少なくなり、飲みやすいです。柑橘系のフレーバーのものもあるので試してみてくださいね。

4. ルイボスティー

 ノンカフェインかつ、低タンニンで胃に優しいルイボスティー。腸の働きを良くして便秘の解消や脂肪の吸収を抑えるなど、デトックス効果もあり、美容に嬉しい一面も!

 また、鉄分・亜鉛などのミネラルを多く含み、赤ちゃんとママの栄養を補助し、妊娠中に起こりやすい貧血・肌荒れ・便秘などのトラブルもカバーしてくれる優れた飲み物です。

 独特のニオイがあるので、好みは分かれるかもしれませんが、スッキリした後味で飲みやすいですよ。

5. ジンジャーレモンティー

 ノンカフェインの紅茶に、輪切りにしたレモンと生姜のみじん切りまたはすり下ろしを、カップ一杯に対し小さじ2分の1以下入れます。(市販のレモン果汁とチューブの生姜を利用するとより簡単にできますよ♪)

 生姜には、体を温め新陳代謝を高めて冷え性の予防や、肌が綺麗になる抗酸化作用だけでなく、吐き気を抑える効果もあります。

 好みで蜂蜜などを入れるのもいいですが、何も入れなくても酸味とほんのりとした甘味が感じられて美味しいですよ。

妊娠中に避けて欲しい飲み物

お酒はダメ!(写真:iStock)
お酒はダメ! (写真:iStock)

1. お酒

 妊娠初期は胎児の脳が発達する時期。アルコールはコップ一杯程度ならいい、などの話もありますが、避けた方が無難です。お酒好きの方には辛いかもしれませんが、妊娠〜授乳期は控えましょう。

2. カフェイン入り

 コーヒー、紅茶、緑茶などにはカフェインが含まれています。通常は、肝臓で代謝されるカフェインですが、胎児の肝臓は未発達なため、胎児の体にたまり成長の妨げになる恐れがあります。

 また、大事な栄養素である鉄分やカルシウムの吸収率も低下してしまいやすいので、妊娠中は避けましょう。

3. 糖分が多いもの

 グレープフルーツやリンゴ、パイナップルジュースは飲みやすいので、一日コップ一杯程度ならいいと思いますが、飲み過ぎると糖の過剰摂取が心配です。

 妊娠糖尿病になる危険もありますので、注意しましょう。

飲めそうな物を飲めそうな時に飲みましょう

生まれてくる我が子のために(写真:iStock)
生まれてくる我が子のために (写真:iStock)

 お母さんの飲食したものが、胎児の体をつくります。栄養があるものをたくさん摂りたい!と思う方も多いと思いますが、無理は禁物です。

 つわりがひどい場合は、つわりによる嘔吐での脱水に注意が必要です。基本的には、飲めるときに飲める物(飲みたい物)を無理しないペースで飲むのが一番いいと思います。

 パートナーと一緒に調べたり考えてもらうのも、パートナーシップを高める時間になっておすすめですよ♪

山本茜
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理学療法士・モテボディ専門家
70kg超えの肥満体型から、20kg減量しバスト4カップUP。現在は、バストアップ講師として活動中。受講後、平均2カップUPする美バスト育成講座を開催中。30代女性の色気あるボディメイクが得意。女性医療、健康、美容を主に執筆。

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