更新日:2020-04-07 07:39
投稿日:2020-04-07 06:00
潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進する病気で、動悸や発汗、めまいや悪心、体重減少に筋力低下など、その症状は全身に及びます。治療法は投薬・アイソトープ・外科的手術の3種類とされ、多くの患者は投薬治療で寛解を目指します。
これは、投薬治療の末に手術で甲状腺を全摘し完治に至った筆者が、2年間の闘病生活を振り返るドキュメンタリーです。
これは、投薬治療の末に手術で甲状腺を全摘し完治に至った筆者が、2年間の闘病生活を振り返るドキュメンタリーです。
これまでにない強い火照りを感じて
ジリジリジリ……。
寝ても覚めても、頭の中でじわじわと鳴り響く電子音のような幻聴が続きます。
バセドウ病の数値が悪化し、再燃したことにより、症状がどんどん悪化してきている私。
「体力も限界だわ……。もう、食欲もないし、身体が重くて、座るのもしんどい!
それに、なんだか甲状腺から上の部分が、やたら火照るのはなんだろう……」
真夏日のある朝、起床後からこれまで経験したことのない火照りを感じ、なんとも言えない不快感に悩まされました。
水を飲んでもいっこうに改善せず、仕方がないので、自宅にあった保冷剤を首から上にあてながら、なんとか火照りをしのぎます。
「毎日暑いから、身体が悲鳴をあげているのかなぁ」などとぼんやり考えつつ、やけに喉が乾くので水を飲むのですが、火照りはどんどんひどくなる一方。
体温の割には火照り感が強すぎる
このころには、食欲がない状態が続いていましたが、この不快な火照りのせいで、さらに何にも食べる気にならず、空腹感もまったく感じない状態に。できることといえば、身体を冷やしながら、ひたすら横になって耐えるしかありませんでした。
しかし謎の火照りは、どんどん悪化し、検温してみると、体温は37度前後をウロウロ。
「う~ん……。熱も少し高いかも。でもバセドウは平熱が高くなりやすいと聞くし、外気が暑いからそのせいなのかしら……。
でも高熱ではないから、大丈夫なのかなぁ……」
素人ながらにいろいろ考えますが、なんとも不快な状態は、いっこうに消えません。
そのうちに、まるで首から上が燃え上がるかのような異常な火照りが出現。
「さすがに、コレはおかしい」と思ったので、かかりつけ医を受診することにしました。
ライフスタイル 新着一覧
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【連載第82回】
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!
「しっぽのお...
ねこまき(ミューズワーク)
2024-09-29 06:00 ライフスタイル
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。
LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...
みなさん、SNSとかで目立つ人は好きですか? 私はついこの間まで、正直めちゃくちゃ苦手でした。
でも先日、スナ...
都会とは、長年いると何をしていいのか分からなくなる場所である。おいしいご飯もお酒も、どの街にいても味わえる。新しいスポ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
いつも話題の中心にいたくて、寂しがりやな「かまってちゃん」。時々ならいいですが、LINEメッセージでもかまってアピール...
植物は我々の心豊かな生活を送る癒しですが、残念ながら猫にとって有害なものはたくさんあります。
種類によっては中毒症...