愛する人が自分の体で絶頂を極めてくれる幸せ
――続けて下さい。
「太腿がプルプルと震え、脚がピンとつま先立ちになっていました。
勃起が打ちこまれるたび、ジュブッ、ジュブッと恥ずかしい音を立てて……そればかりではありません。肉と肉がぶつかり合う、パンッ、パンッという渇いた音まで響きわたりました。
その声と重なるように、私は鏡の中の淫らな自分を見ながらアエギ声を発して……先生も低く唸っていました。熱い息がうなじにかかって……。
膣奥まで叩きこまれたペニスが、果てしない快楽の階段を駆けあがらせてくるんです。血が沸騰したかのように全身が火照り、真っ赤に尖った乳首が、揺れる乳房とともに、ぶるんぶるんと上下していました」
――ずっと鏡を見たまま、ですか?
「はい……打ちこまれている間、私は鏡から決して目を逸らしませんでした。
先生と性器をつなげている瞬間の自分、そして愛する先生の表情も記憶に焼きつけておきたかったんです。
もちろん、視覚での興奮もありました。自分のあられもない姿を見ながら、互いに高まっていく。紳士的な先生が獣になって、強靭(きょうじん)なペニスで私の体を貫いてくれる――セックスの悦びって非日常の興奮なんだと思いました。
しばらく抽送を続けていた先生ですが、つかんでいたお尻から手を離し、揺れる乳房を揉みしだき始めました。尖る乳首を摘ままれて、私はのけぞりました。挿入の角度が変わって、互いの粘膜がいっそう吸いつき合うのがわかって……。
『そろそろ、いいかな?』先生は、射精をほのめかしました。
私は息も絶え絶えに、『イッてくださいッ』と応えて。愛する人が自分の体で絶頂を極めてくれる幸せが目の前に迫っている――その悦びが、さらに私の身も心も歓喜させました」
――フィニッシュはどのような感じでしょうか?
「先生は『うっ』と唸ったまま、突き入れていたペニスを素早く引き抜いたんです。
次の瞬間、生温かなザーメンが、私のお尻に噴射して――ドピュッ、ドピュッと言う感じで。その後、タラリ……と熱い精液がお尻に垂れていく感覚がありました。
先生は私を後ろ抱きしながら、『すごく気持よかった』って、頬にキスをしてくれたんです。
幸せでした。洗面台にあったティッシュで私のお尻に出したザーメンを拭きとってくれた後も、鏡の前で抱きしめながら、唇を押しつけあいました」
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