イケメン揃い、追求する楽しさ…仮面ライダーに大人がハマる

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2020-04-19 06:34
投稿日:2020-04-19 06:00

3. 掘れば掘るほど楽しめる!

「『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダーオーズ』、また、ライダーシリーズ以外にも、特撮ドラマやアニメの脚本を多く手掛けている小林靖子さんって人気脚本家の方がいらっしゃるんですが、その作品を追ってみようかなって思って、とあるスーパー戦隊の作品を観たことがあるんです。

 そこに出演している俳優さんが好きになってしまって、出演している過去の作品を観たりしているうちに、舞台にもよく出てるってことがわかったので、思い切ってチケットを取って観に行くことに。

 面白かったので、たびたび舞台に足を運んでいるうちに、『他の出演者も、仮面ライダーとかに出てる人ばっかりじゃん! ここから供給されていたのか!』ってことに気が付いて。舞台の世界には知らないイケメンがいるんだなって。

 しかも、俳優さんによってはイベントでツーショットチェキが撮れることもあるんですが、実際に、とある俳優さんと撮った時に、『ポーズはお任せで』といったら、ご本人から『じゃあハグで』と言われて、ぎゅっと抱きしめられてしまい、舞台俳優の世界はすごいな、と。

 ちょっと今は新型コロナの影響で、観劇に行けませんが、予習の時期だと思っています」(いちごさん)

 シリーズそのものの歴史が長いことに加えて、出演俳優や脚本家など、横の線を辿っていくとさらにその先には広がりが。追求する楽しみが存分に味わえるのです。

4. 毎年、新しいライダーが登場する。

「一年を通して、毎週テレビで放送されるのって、特撮か大河かってくらいじゃないですか。
 そういう積み重ねがあるので、最終回が近づいてくると『ここまできた』と熱くなるんです。それだけ長い間、演じるっていうことで俳優さんたちの思い入れもあるのかな、と思います。

 だからか、何かの記念回には、過去のレジェンドが出たりとか、放映後、何年経っても小規模でファンイベントがあって、終わらない感じが面白い。

 本編は終わったけど、時々、いろんな形で蘇ってくれる。『仮面ライダー』というコンテンツを、全体を通して何度も楽しめるんです」(いちごさん)

 始まりがあれば終わりがあるのも当然のこと。しかし、『仮面ライダー』の場合はシリーズで展開されていくので、完全に終わるということはなく、時には限定復活することも。長く追いかければ追いかけるほど、ハマる要素があるのです。

「ストーリーがちゃんとしていて、大人も楽しめるので『いくらイケメンが出ているからといっても子ども向きでしょ』と思っている人こそ、一度観ていただきたいです」(いちごさん)

  ◇  ◇  ◇

 大人の女性が楽しめる要素がたっぷりの「仮面ライダーシリーズ」。少しでも興味を持ったならば、日曜日はいつもよりも少し早起きして、テレビをつけてみてはいかがでしょうか。

あなたのハマり事を教えてください

※この連載では、ハマり事についての偏愛を語っていただける女性を募集しております。

「大好きなものを、もっと多くの人に知ってもらいたい」という方のご応募を、お待ちしております! → https://kokuhaku.love/forms/team

大泉りか
記事一覧
作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

ラブ 新着一覧


不倫女に直撃! ズバリ「相手の奥さんへの罪悪感」ってあるんですか?
 夫の不倫に頭を悩ませている女性もいるはず。中には「相手の女はいったいなにを考えてんの⁉」と、夫の不倫相手のふてぶてしさ...
恋バナ調査隊 2025-05-05 06:00 ラブ
忘れたい…好きピへの「黒歴史」LINE3選。深夜のポエムで恋は終わった
 あなたには、好きな人へ送ったLINEで後悔しているものはあるでしょうか?  恋愛経験が少なかったり年齢的に若かったり...
恋バナ調査隊 2025-05-04 06:00 ラブ
義両親とは「同居NG」のはずが…夫からの要望を“離婚せずに”拒否したい(45歳・パート勤務)
 首都圏在住の45歳パート勤務です。夫は52歳の会社員、高校生の息子と中学生の娘の4人暮らしです。  夫とは結婚相...
植草美幸 2025-05-03 06:00 ラブ
「物価高でねぇ~」じゃない! バブル時代が抜けない49歳男の浪費癖。アルバイト生活が目の前に…
「冷酷と激情のあいだvol.244〜女性編〜」では、事業が下降の一途でも浪費を続ける夫・ヨシツグさん(仮名)に強い不満を...
並木まき 2025-05-03 06:00 ラブ
夫が「パパ活」してるかも…赤字でも生活水準を下げられない44歳妻の苦悩。高級車やゴルフ三昧にウンザリ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-03 06:00 ラブ
「バレたら、一生終わり」義弟との情熱的な密会。介護で疲弊する中、身も心も慰められて… #2
 直美さん(45歳主婦/子供ナシ)は、水商売から保険会社を経て、34歳のときに資産家の勝久さん(55歳)と結婚。しかし、...
蒼井凜花 2025-05-02 06:00 ラブ
これぞ「ぽっちゃり」街コン! 黒沢かずこ似の30女が参戦したら、鬼のように楽しかった話。色気より食い気よね
 はじめまして、世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始める...
わかってるのに…なぜ“都合のいい関係”を続けるの? 女たちの切ない言い分
「曖昧な関係を終わりにしたい」と思いながらも、なかなか別れられずにいるそこのあなた。その背景には、満たされていない思いや...
恋バナ調査隊 2025-05-02 08:35 ラブ
上京して人生変えたい…アラサーが陥る「勘違い」と「モテるため」のファイナルアンサー
 人生をやり直すために東京に行く! という人が時々います。中にはノープランで上京するケースもあります。  アラサー...
内藤みか 2025-05-01 06:00 ラブ
大人の男が悩殺された6つのセリフ。「私がいるじゃん!」「やだ♡」は疲れた社会人に刺さるのよ…
 いったい男性はどんなセリフにキュンとしたりメロメロになったりするのでしょうか?今回は、大人の男性が悩殺されるセリフを中...
恋バナ調査隊 2025-04-29 07:22 ラブ
それ、デートDVを受けてない? 束縛や避妊なし…日常に潜む8つのパターン
 交際相手から受ける暴力のことをデートDVといいますが、その暴力の中には精神的な暴力や性的な暴力なども含まれます。しかし...
恋バナ調査隊 2025-04-28 06:00 ラブ
地雷踏んだ? 気になる彼とのLINEが途切れてぴえん。嫉妬させるはずが大失敗!
 気になる男性とのLINEが急に途切れた! 脈なしだから? それとも送った内容に問題があった? 3つの例とともにその理由...
恋バナ調査隊 2025-04-27 06:00 ラブ
ノリ悪すぎてつまらん! 夫婦間の「関西人vs 東京人」バトル。妻が夫に感じる“地域差”あるある
 出身地域によって、常識や価値観が違うのは当然です。当たり前だと思っていたことが通じないと、イライラが溜まりますよね。夫...
恋バナ調査隊 2025-04-26 06:00 ラブ
「甘い言葉はバカバカしい」行為嫌いな46歳夫、妻に“演技で”求めた時に気付いたこと
「冷酷と激情のあいだvol.243〜女性編〜」では、夫婦間のレス解消への努力を始めた早織さん(仮名)の迷いをお届けしまし...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
45歳女が“夜の営み”作戦に悔やむワケ。友達夫婦の話に刺激されて…
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
金目当てと罵られ…水商売あがりの女が“禁断不倫”に走るとき「義弟がたまらなく愛しくて」#1
 あまたある不倫でも「身内の婚外恋愛」は珍しくないのかもしれない。  今回取材に応じてくれたのは直美さん(45歳主...
蒼井凜花 2025-04-25 06:00 ラブ