炎上!欅坂46「Ray」専属モデル渡辺梨加は社会人失格なのか

こじらぶ ライター
更新日:2020-04-25 06:00
投稿日:2020-04-25 06:00

渡辺は就活で50社ほどの企業から不採用に…

 ただ彼女は大勢の人前で発言したり、目上の男性に怒鳴りつけられ萎縮した後、気持ちを切り替えて大きな声を出すといったことは不得意であることは間違いない。

 しかしそのことだけをもって社会人失格の烙印を押すことはできない。もちろん、パン屋などの接客業や一般企業で返事ができないというのはかなりのマイナスポイントではある。

 実際、彼女は欅坂46のオーディションに受かるまで就職活動で50社ほどの企業に落とされたとも言っていた。

 それでもまずは容姿を生かして欅坂46のオーディションに合格、トップアイドルになってモデルにもなり堂々とランウェイを歩く。持ち合わせた天性の愛嬌と努力で、握手会で選ばれ続けるプロフェッショナルな人間になっている。

 また、欅坂46総出演のドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか」(テレビ東京)や「残酷な観客達」(日本テレビ)での演技の評価も高かった。

 特に後者の主題歌である「エキセントリック」のMVで見せる狂気に満ちた表情は、いつも穏やかな彼女からは想像もつかないほどゾッとさせる怖さがある。演技については平手同様「憑依型」なのではと思えるぐらいだ。

自分に合う適職を見つけ努力し続けている

 人間には得意、不得意があり、礼儀を心得ていてもどうしてもできないこともあれば、ある分野においてとんでもない才能が開花することもある。

 対面の会話は苦手だが、電話だと別人のように営業トークを繰り広げてテレホンアポインターとしてアポをバンバン取りまくる人もいる。

 ひきこもりのゲーマーが億を稼ぐeスポーツの一流選手になることだってあるだろう。

 人と目を合わせられないような内向的な人物でも、目の前の課題を黙々とこなすことに長け研究者や技術開発者になったり、好きな分野を突き詰めて学者になり、その道の先駆者になることもあるだろう。

 返事ができないことだけをもって社会人失格としたり、その人物の人格否定までしてしまうと、そういった天才になれる才能の芽をつぶしてしまうことになる。

 渡辺は、分かってはいてもどうしても直せない部分を抱えながらも、懸命に自分に合う適職を見つけ努力し続けている。

 24歳。いずれグループから離れる時が来てもきっと立派なプロフェッショナルとして彼女にしかできないことを成し遂げるだろう。

 それまで、これからもけやかけでピンマイクを付けながら天然を炸裂させMC陣にいじられながら、能ある鷹は爪を隠す、そんな渡辺梨加でいて欲しい。

※渡辺の狂気に満ちたエキセントリックな表情を見て取れるのは3分26秒!
こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ
田中圭ショックか?木梨憲武、玉木宏ら「夫婦円満」をアピールするイケメンたち。向井理も丸くなった
 サントリー「角瓶」のCMが新しくなりましたね。「♪ウィスキーがお好きでしょ」の歌をバックに、バーテンダーの井川遥と客の...
「あんぱん」嵩(北村匠海)と健ちゃん(高橋文哉)コンビが心強い。岩男には“嫌な予感”しかない…
 嵩(北村匠海)は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では紙芝居を見せていた市場でひと騒動があったといい、...
桧山珠美 2025-06-16 16:45 エンタメ