富と名誉と愛の花「シャクヤク」 咲かせるポイントも解説!

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-05-14 17:28
投稿日:2020-05-13 06:00

古来より薬としても女性の味方

 芍薬(シャクヤク)は平安時代にどんな病気にも効く万能薬として中国から渡来してまいりました。また、女性特有の病に効果があるとされ、室町時代に観賞用として栽培され、江戸時代には多くの品種が生まれて茶花として活用されていたようで、今では一重咲きや八重咲など多くの種類が存在しております。

 シャクヤクとは「芍薬」という漢字をそのまま音読みにして花名にしたと言われておりますが、「芍」は鮮やか、抜きん出て美しいという意味があり、「薬」は文字通り薬という意味でございます。

 中国では、しとやかで美しいという意味の「綽約」(シャクヤク)と呼ばれているのでございますが、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美しい女性を例えた言葉のとおり、大輪の芍薬はそれほど見た目にも豪華で、美しいお花。

 飾るだけでも女性を幸せにする縁起の良い花としても知られているのでございます。

 花言葉である「はじらい」「はにかみ」「謙遜」 のほかに、「必ず来る幸せ」という花言葉を持つ芍薬は、ウェディングブーケに使われる人気の花でもございますが、一つ悩ましい問題が……。

 実はこのお花、楽しめる期間が大変に短いのでございます。それはまさに今! ほんの1カ月程度の今なのでございます。

「え~。春先から見てますけど~。じゃああれは一体なんなのよ」と思ったアナタ。

 春先に咲く、よく似たあの花。

 それは芍薬ではございません。牡丹でございます。

 間違える方が大変に多いのでございますが、3月のお彼岸時期近くに咲いております牡丹は花木。そして、芍薬は多年草。別物なのでございますよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


パンツ脱ぐより恥ずかしい マスクを外す勇気が出るアプデ3つ
 マスク装着が任意となり、約3年ぶりにマスクなしの日常が戻ってきています。  しかしここに来て、マスクを外すのにためら...
思いが届いた“たまたま”君…愛しの姫猫ちゃんと鼻チュー♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あーイライラ!車の渋滞時に使える気分転換、逆効果な行動も
 高速道路の渋滞にハマってしまうと、本当にイライラしてしまいますよね。特に、彼氏や夫がイライラしはじめて、雰囲気も悪くな...
田舎移住に興味あり!あるあるから学ぶメリット&デメリット
 コロナ禍でリモートワークになり、毎日出社する必要がなくなった人も多いのではないでしょうか。通勤に通勤に便利な家を手放し...
黄色が可愛い!ミモザのモフモフを日持ちさせるポイント5つ
 冬も終わりに近づき、春の匂いが漂い始めると、モフモフが可愛いミモザの季節到来でございます。  3月8日の女性に感...
相手の話をちゃんと聞くって意外と難しい 2023.3.8(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
うちの猫の「中身」をその場で描き出す ライブペインティングが楽しい!
「写真を持って行けば画家がその場で“うちのコの絵”を描いてくれる」  そんなライブペインティングを行っているのは、...
あきらめのバキバキ肩コリに3つのルーティン 2023.3.7(火)
 首や肩を動かすとバキバキ、ゴリゴリと音が鳴る......。そんな状態を放置していませんか? 慢性的な肩コリを放置すると...
“地獄”の付き添い入院 我が子は関節にハンディキャップを…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“たまたま”のBL現場に遭遇! にゃんたま少年の運命やいかに
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
人気のない夕暮れの公園にいる時間 2023.3.6(月)
 普段はにぎやかな場所ほど、そこから人がいなくなると突然さみしく感じる。  ドヴォルザークの「家路」が流れて、さっ...
「デブなのに仕事早すぎw」無神経上司からの笑えねぇLINE3選
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
「花粉症の人」「そうじゃない人」の深い溝 2023.3.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
能町みね子は思う 愛猫の小町は「血のつながった我が子」
 私は、もう一生、海外旅行には行けないかもしれない。うちで、かわいいかわいい猫の「小町」が待っているからです。──そうは...
“胃腸弱すぎ”アラフォーを救う神メニュー3選 2023.3.4(土)
 またしても胃腸をぶっ壊しています。記憶をさかのぼると、昨年もこんな記事を書いておりました。定期便レベルで腹痛に見舞われ...
辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。