白湯とお湯の違いって? 白湯には定義があった!
実は、白湯とお湯にははっきりした違いがあります。「お湯だったらなんでも良い」というわけでもないため、まずは違いをチェックしていきましょう。
白湯とお湯の違い! それぞれの定義とは
白湯とは、沸騰させ続けた90度以上の水のことを言います。対して、お湯は40度以上のお湯のこと。つまりは、90度以下で沸騰をしていなければ、ただの「お湯」ということになるのです。ちなみに「湯冷まし」というのは、白湯を20〜35度まで冷ました水のことを言います。
お湯を沸騰させ続けて白湯を作る理由
水道水の中には、塩素などの不純物や有害物が含まれています。これらの物質は、沸騰をさせることで取り除かれると言われています。また、東洋医学などで、白湯は沸騰させることによって水に「空(くう)」が加わり、デトックスを促す効果が得られると考えられているそうです。
女性に嬉しい白湯のメリット&効果4選
白湯の定義についてわかったところで、女性に嬉しい白湯のメリットや効果についてチェックしていきましょう。
内臓を温めて冷え性改善
「冷えは女性の大敵」と言われていますが、白湯には内臓を温め、体の機能を向上させる効果があるとされています。胃もたれなど胃腸が弱っている時にも体に負担なく飲むことができるため、体の調子を整えたい方にもおすすめです。
老廃物を流すデトックス効果で美肌効果も
白湯は内臓の働きを活発にさせるため、利尿作用や便通をよくする効果があるそうです。適切な水分を摂って尿や便を出すということは、体の毒素や老廃物を流すこと。その結果、美肌効果やむくみの解消などを得ることにもつながるでしょう。
基礎代謝を高めてダイエットにも◎
「体温を上げると基礎代謝が上がる」と、聞いたことがある方は多いでしょう。実は、白湯で内臓が温められることでも血行が促進され、基礎代謝が上がると言われています。つまりは痩せやすい体が作れるため、ダイエットにも効果的だということ。さらに、免疫力アップも期待できます。
風邪・二日酔い対策に
白湯は、風邪や二日酔いなどのトラブル時にも役立ちます。内臓が弱っている時には、冷水よりも温かい飲み物を飲んだ方が体への負担も少ないですし、脱水が起こりやすい二日酔いの時、白湯を摂るのもおすすめです。
レンジでもOK! 白湯の正しい作り方&アレンジ
次に白湯の正しい作り方をご紹介します。無味無臭の白湯に飽きてしまった時のアレンジ方法も併せてお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
白湯の作り方
白湯は、レンジ、やかんや鍋、ケトルを作って簡単に作ることができます。
【レンジ】
マグカップに水を入れ、500Wで1分半〜3分ほど加熱するだけ。手軽にできるため、忙しい方におすすめです。
【やかん or 鍋】
やかんや鍋に水を入れて沸騰させ、そのまま10分ほどキープします。吹きこぼれてしまう可能性があるため、沸騰したら弱火にすることがポイントです。できあがったら、マグカップなどに注いで自然に冷ましましょう。
【ケトル】
ケトルで白湯を作る場合には、水を適量入れ蓋を開けてからスイッチを押します。沸騰してから10分ほどキープしたらできあがりです。空焚きにならないよう、多めの水を入れておいた方が安全です。
白湯におすすめのアレンジ
白湯は無味無臭のため、毎日飲むのは飽きてしまうという方もいます。そんな方におすすめのアレンジ方法をご紹介します。
・はちみつ
白湯に小さじ1杯ほどのはちみつを加えます。はちみつには免疫力アップやむくみを抑える効果も。健康&美容効果も得られるでしょう。
・レモン
レモンを加えるのもおすすめ。加える際には、生レモンでも濃縮還元されたレモン汁でもOKです。抗酸化作用を持つビタミンCが含まれるため、肌にも嬉しいですね。
・生姜
冷え予防&代謝アップには、生姜を加えるのも有効。チューブの場合には小さじ1杯程度を、生の場合にはスライスor擦り下ろしましょう。飲み辛さを感じるのであれば、はちみつを加えても◎。
・梅干し
白湯に梅干しを加えるのも、美味しいです。梅干しには血行促進を促すポリフェノールが含まれているため、健康効果にも期待できるでしょう。ただし、摂り過ぎると塩分過多になる可能性があるので、注意が必要です。
・大根
風邪や二日酔いなど胃腸の調子が悪い時には、大根を加えるのも良いでしょう。消化酵素が含まれるため、消化をサポートしてくれます。
白湯の効果的な飲み方! 飲むタイミングや注意点
最後に、白湯の効果的な飲み方や注意点をご紹介します。せっかくの白湯の効果を最大限に発揮する方法でもあるため、ぜひチェックしてくださいね。
白湯を飲む3つのおすすめ&NGタイミング
白湯を効果的に飲むにはタイミングも重要です。
・起床後
白湯を飲むベストタイミングは、起床後です。就寝中に失われた水分を補う&寝起きで下がった体温を上げるという、一石二鳥の効果が得られます。
・食前 or 食事中
食前&食事中、白湯を飲むのも良いでしょう。空腹感を抑えたり胃腸の消化をサポートしてくれるため、ダイエット中にも適しています。
・就寝前
就寝前に温かい白湯を飲むと体が温まってリラックスでき、質の良い睡眠につながります。ただし、白湯は利尿も促してしまうため、飲み過ぎるとトイレに行きたくなる可能性も。適量を意識しましょう。
・食後はNG
上記3つのタイミングに対して、あまりおすすめできないのが食後です。胃腸が栄養の消化吸収をしている時に白湯を摂ってしまうと、栄養がきちんと吸収されない可能性があります。食後、30分〜1時間ほどは時間をあけて飲むようにしましょう。
1回150〜250ml、1日800mlほどまでにする
白湯はデトックスを促すなど体に嬉しいメリットが多いものの、飲み過ぎると胃液を薄めたりと内臓に負担をかけてしまうリスクもあります。そのため、全体量としては1日に800mlまで。1回あたり150〜250mlほどを目安にして、多くても3〜4回に分けて飲むように心がけましょう。
50〜60度くらいの温度がベスト
「体を温めるのであれば、熱い温度で飲んだ方が良い」と思ってしまいがちですが、白湯を飲む場合には50〜60度くらいに冷まして飲むのがベスト。もちろん、時間がないからといって、水を足してぬるくするのはNGです。マグカップなどに入れると案外早く冷めるので、試してみてくださいね。
白湯でつるつる美肌に♪デトックス習慣はじめませんか?
今まで、「白湯=ただのお湯でしょ?」と思っていた方にとっては、目から鱗の情報だったのではないでしょうか?
実はこの記事を書いている私も白湯習慣を3〜4年前から行っていますが、風邪を引かなくなったり、冷え性が改善されたり、体重を維持できたりと、さまざまな効果を得られています。ぜひ、この機会に白湯を正しく取り入れて、手軽なデトックス習慣を始めてみてくださいね♪
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