「愛されるモテSNS」って? ネット世代が気をつけるべきこと

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-06-26 06:00
投稿日:2020-06-26 06:00
 コロナ期、私たちはSNSを利用して、リアルで減ってしまったコミュニケーションを埋めました。人と会えない期間によって、より身近に、かつリアルに近いものとして存在するようになったSNS。しかしそんなSNSが原因で悲しい事件も起きてしまったりと、SNSやインターネットとの向き合い方が注目されています。
 誰かを不快にさせないことはもちろんのこと、人から愛されるSNSとはどういうものなのでしょうか? 久しぶりの友人やちょっと疎遠になってしまった異性から、思わず連絡が来てしまうような「愛される」モテSNSの使い方をお教えします。

言論は自由だけど…伝え方に気をつけて

 コロナ期は特にSNS上でも炎上が目立ちました。経済不安やコロナへのストレスを爆発させるような過激な投稿も目立ち、そこに集まる賛否両論もまた過激な意見や発言が多い印象でした。

 自分のSNSのアカウントで何を言おうが勝手……そういう意見もありますね。しかし、人に愛されるアカウントはやっぱり、誰かを傷つけるような発言は少ないものです。自分の意見を主張した時に、それを反対するような人を傷つける可能性があることもあるでしょう。

 しかし、伝え方と場所は選ぶことができますから、オープンなアカウントでは過激な発言は控えたり、感情を爆発させたい時は鍵をかけたアカウントで行うなど、一考してから投稿してみましょう。

政治的発言や啓蒙もほどほどが大事!

 政府のコロナ対策やマスク不足についてなど、国全体の問題への意見といえる投稿も多かったですね。SNSでも、まだまだこの流れはありそうですが……。

 一方で、個人アカウントの政治的発言が理由で「SNS疲れ」を感じるという人も多いようです。政治や国への不安、国民全体への予防関連の啓蒙発言など、多くの人の「意見」そのものをしんどく感じることも多いようです。

 もちろん意見として言うことは悪いことではありませんが……あまりに多いようなら、政治や時事関係のアカウントを別で作るのもありですね。内容が「啓蒙」だとしても、意見を押し付けられているように感じる人もいるようです。

承認欲求は悪いこと? 自己愛は持って大丈夫!

 自撮りや自分のことを発信する時に「自意識過剰」「ナルシスト」といった悲しい言葉を投げてくる人もいます。でも、それっていけないことでしょうか?

 自己愛を持つことで、他の誰かを傷つけることはありません。自分自身のことについては、自分がしたい時に自由に発信していきましょう。

 強いて言うなら、前後の投稿や写真が似たようなものになりすぎないようにするといいかもしれません。停滞した社会の中で、SNSにいる人々は変化を求めています。今日のメイク、今日の服。あなたなりの変化が見えるような投稿なら、周りに楽しさを与えられるはずです。

 時間はたくさんある人も多いでしょうから「アレ? 可愛くなった?」というコメントが寄せられるような、ベストな瞬間を撮影しましょう。

牧歌的な投稿が人々を癒やすことも

 今やSNSは情報収集、意見交換として使われることが多く、誰かに何か伝えるため、という投稿が多いのは事実です。

 しかし、一方で同じくらい、かわいい動物の動画や、ユーモアのある大喜利投稿、かわいい自撮りなどもコロナ期に多くシェアされました。つらい状況だからこそ、それを忘れられるようなほのぼのとした投稿も人々を癒やしていましたね。

 SNSは、誰かに有益な情報を伝えなければいけない場所ではありません。情報の発信には常に正確性が問われますし、正確であることを常に意識するのも大変です。人々に愛されるSNSは、もっと気軽な気持ちで投稿すること、見ることができるSNSです。

 あなたはあなたのペースで。SNSの大きなミーム(人から人へと拡がっていく行動)に囚われず、ポジティブな投稿をしてみましょう。そうすれば自ずと、人から愛されるSNSになっていくはずです。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ライフスタイル 新着一覧


透明ボードの下から失礼しますよ♡ 不思議&かわいい空飛ぶ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
未来のような街の先に…
 未来のような街は、まるで先の見えないトンネルのよう。  その先にあるものは明るいものであってほしい。
ほっこり癒し漫画/第77回「もふもふサマー」
【連載第77回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】蒲魚、何て読む? 予測変換出てこない…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
8年前に“ゆるFIRE”した男 新NISAより確実なリターンは自分への投資
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
母親は夢を諦めなきゃダメですか?夫を「支えてあげて」の言葉が悔しい
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活をしている。  夜...
浮気より酷い夫の裏切り SNSには私の知らない「もう1人の彼」がいた
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活を暮らしている。 ...
妊娠妻の電話に出ない…いまだ夢見る漫画家志望の夫とワンオペ妻の軋轢
 初夏の印象が霞むほどの汗ばむ陽気の午前中。  林絵里奈は井の頭公園の池のほとりのベンチに腰を掛け、在りし日のデー...
「晩ごはん何?」焼肉、すき焼き却下でもやし炒め! 家族間攻防LINE3戦
 仕事で疲れて帰宅した時、一番楽しみなのは晩ごはんですよね! とはいえ、主婦としては毎日の晩ごはんのメニューを考えるのも...
【ファミマ】コンビニ衣類正直レビュー、ショーパンゆる履きはOKだけど
 ファミリーマートとファセッタズム(FACETASM)のデザイナー落合宏理氏が共同開発した衣類「コンビニエンスウェア」。...
【独自】すいかばか初の“夕方専用すいか”、気になる出来栄えは?
 すいか生産量全国47位、ごくごくレアな山梨県ですいか作りに情熱を注ぐ「寿風土(こどぶきふうど)ファーム」代表の小林栄一...
インフルエンサー退職願望のアラフォー、“発信=スキル”なる大きな勘違い
 普通の会社員を続けることに不安を感じる女性が増えています。周囲に自分の才能を活かして稼いでいるがいると、「自分も何か発...
職場やママ友“ケチな人”との付き合い方5選 1円単位で文句ブーブーは勘弁
「この飲み会、私はあまり飲んでないから、あなたたちが多めに払ってくれるよね?」「ここの料理、5,000円もするの? え〜...
背徳感がたまらにゃい♡ ガラステーブルの下から見る涼し気“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
夏場の観葉植物、様子が変!間違った育て方、救済法、最新便利グッズまで
 危険な暑さが続く夏。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は古い平屋の建屋のため、エアコンをフル活用しても、毎日が熱中...
きっと、夫も気付いていた…40女が長年の“腐れ縁”にケリをつける日
 実は筆者には、結婚前から長く続いている“腐れ縁”があります。その相手を仮にP氏とします。