フルーツ&フラワーのグリーンカーテンで酷暑を乗り切ろう!

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-07-01 16:37
投稿日:2020-07-01 06:00

フラワーグリーンカーテンも素敵だけど……

 予報だと、今年もまたドエライ暑い夏だと言われております。いつもとは、ちょっぴり違う今年の夏。エアコンをつけながら窓を開放せよ、とも。

「冷気がダダ漏れでエアコンの意味があるのかよ」と思っているのは、きっとワタクシだけではないはず……。なんだか、ますます地球に優しくない気がいたします。至る所で「新しい生活様式」なるものを試行錯誤しながら、受け入れていかなければならないのでございますね。

 エアコンをつけて窓を開けるとなると、気になるのは窓の外の環境。少しでも涼しい風を室内に入れるために、準備が必要でございます。シェードをつけるもよし、ヨシズを立てるもよし。ですが、今年こそアナタにあらためて見直していただきたいのが、「グリーンカーテン」でございますのよ。

 数年前から、暑すぎる日本の夏の回避方法として、学校や小規模な会社の建屋などの窓を覆うように、植物で構築された「グリーンカーテン」が施されるようになりました。

 グリーンの種類も日本朝顔や西洋朝顔などのツル性の美しく開花期間の長い夏の花などで涼を楽しんでいる方もいれば、同じツルなら……と、ゴーヤやキュウリなどのお野菜でグリーンカーテンをお作りになる方も多いようでございます。

 ですが、ここでアナタにさらなるご提案がございます。自家製栽培の醍醐味“完熟採れたて”が味わえるフルーツを育ててみてはいかがですか? その中でも、ワタクシのおすすめは「パッションフルーツ」と「ブラックベリー」でございます。

 パッションフルーツもブラックベリーも、栽培は超~簡単。そして、花も美しく果実は大変に美味でございます。

害虫知らずのフルーツで作るグリーンカーテン

 まずは、パッションフルーツ。

 パッションフルーツは、実は「時計草」の仲間でございます。なんなら、お花は「時計草」そのまま。実は、時計草は400種類ほどあると言われております。数ある時計草の中でも、実が美味な種類を「パッションフルーツ」と呼んでおります。花の命は一日と短いですが、摩訶不思議な形のお花も大いに楽しめるのでございます。

 今の時期、お花屋さんや園芸屋さんでは、実が付いたパッションフルーツの販売が始まっております。パッションフルーツは成長が早く、今からグリーンカーテンに仕立ててもギリギリ間に合います。その際、お花屋さんで売っている株は、できるだけ太くて丈夫そうなものを選んでくださいませ。

 太陽大好きパッションフルーツの葉は、大きく肉厚で丈夫。しかも、虫を寄せ付けづらいときていて、グリーンカーテンとしては最適でございます。花は7月でも咲きますので、確実に実の収穫を願うなら、筆や指で強制的に受粉を促すと、収穫がまだまだ見込めますわよ。

 若干の耐寒性なので越冬も可能。でも心配ならば、実を収穫後、剪定して屋内で管理なさって来年に備えてくださいませ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


組織には必要不可欠?「デキおじ」に「女々しい高倉健」などクセありおじさんが大活躍!
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
老眼は関係ないよ? アイドルグループが皆同じ顔に見える現象で決意したこと
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「愛想笑い、やめたい」気づいたらヘラヘラ…いつもニコニコ女子も人知れず悩んでいます
「無意識に愛想笑いをしてしまう…」「1日中愛想笑いをして疲れた…」このように、愛想笑いがやめられずに悩んでいる女性は多い...
アラフィフ独女が見たフジテレビ問題。氷河期世代の私が感じた世代間の「当たり前」のズレ
 アラフィフ独女ライターのmirae.(みれ)です。昭和48年生まれの私は、氷河期世代として社会に出たときからセクハラや...
仕事でも損してない? 自己肯定力が低い人の特徴&高める方法4つ。まずはネガティブな口癖から卒業しよう
 自分をいつも卑下し、好きになれない人は「自己肯定力」が低い傾向があります。そこで今回は、自己肯定力が低い人に見られる特...
常に後方待機! 完璧フォルムの“たまたま”を愛でるマニアの悲しき運命
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大都会のミスマッチ
 まだまだ続く、花冷え。  下を向き、背中が縮こまりかけたその時、ああ、いかんいかん。  気を取り直し、上を...
【女偏漢字探し】「戌」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第94回「迷子さんはパリパリモグモグ」
【連載第94回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
怖っ!若手社員が偉い人から圧を感じたLINE3選。無意識にやらかしていませんか?
 アラサーアラフォーになると部下や後輩の割合が増えてくるもの。そんな自分より立場的に下の人たちへ無意識に“圧”をかけてい...
白髪じゃないよグレイヘア 染める・染めないより大切なこと
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
有能でも「ママ」の肩書きに埋もれる現実。“報われない世代”が後輩ママにウザがられても助言するわけ
 タワーマンションが立ち並ぶ街・東戸塚に暮らす麗菜。現在は育休中であるが、復帰後もバリバリ働く予定だ。年収2000万超え...
バリキャリ→量産型主婦への変貌に愕然「仕事も結婚も…なんて無理だよ」心配ぶった“呪い”はもうウンザリ
 タワーマンションが立ち並ぶ街・東戸塚に暮らす麗菜。現在は0歳児の長女の育休中で、第二子を妊娠中である。先々を見据えてラ...
「専業主婦は文句ばかり」戦略的バリキャリママの主張。家庭と仕事、手に入らないのは“努力不足”でしょ?
 山森麗菜はタワーマンションが林立する街に暮らしている。  と、いっても豊洲や有明などの湾岸エリアでもなく、武蔵小...
そうそう、これが欲しかった。『リンネル』付録が大容量で使い勝手も良き♡ バッグは軽いほどいいですからね
『リンネル』2025年5月号の付録は、人気アウトドアブランド「コールマンの収納ポーチ付きバッグ」です。  大容量な...
「ただで済むと思うなよ」にゾッ! 距離を置きたくなるママ友の怖い言動
 今回は、距離を置きたくなった“ママ友の怖い言動”をピックアップしました。明るいママ友だと思っていたのに裏があったり、嫌...