家族か友人かの二択を迫られ…若妻の要求に苦悩する夫の心情

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-07-06 00:47
投稿日:2020-07-04 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の言動に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では結婚生活に対しても、思惑が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、妻から交友関係をコントロールされそうになっている夫の心情をお届けします。

子育てに協力してるのに…

冷酷と激情のあいだvol.10〜女性編〜」では、若くしてパパになった夫の父親としての自覚に不満を抱いている妻の気持ちをお届けしました。

 では、そんな妻から、交友関係に口出しされている夫・Yさんの心情は……?

「マジでありえないと思っていますよ! 妻が言いたいこともわかるけれど、僕は普段、職場での飲み会にもほとんど行かず、会社と家の往復をして、子育てもできることは協力しています。僕が家にいるときには、子どものミルクを作って飲ませたり、お風呂も僕が入れたりしています。

 うちは授かり婚で、まわりの友達よりも、かなり早く結婚しましたけど……。僕は、これまでの友達付き合いを変えるつもりはありません。

 友人たちはみんな、僕に家庭があることに理解があるし、合コンとか飲み会にも誘ってきません。たまに男同士で集まるときに声をかけてくれるくらいだし、そのくらいの付き合いすらも『やめてほしい』という妻の意見には納得できません」

 度重なる妻からの要求に頭を抱え「まだ若い妻の独占欲が関係しているのだろうか」と、ため息をつくYさん。もともと交友関係に口を出されていたうえに、親友の浮気が判明してからは、親友との付き合いをやめるよう言われるのがストレスになっていると言います。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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