夫にヤルヤル詐欺? 話し合いを口先だけで逃げる鬼嫁たち

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-08-10 06:00
投稿日:2020-08-10 06:00
 家庭内で問題が勃発したときに、話し合いで解決を図る夫婦は多いもの。ところが鬼嫁には、話し合いが意味をなさないタイプも散見されます。特に厄介なのが、合意しているように見せかけて「意欲」でごまかすタイプ……⁉︎
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな鬼嫁たちのミステリアス語録をお届けします。

1:努力の意思だけで話し合い終了

「掃除、洗濯、料理をほとんどせず、一日中テレビを見て過ごしている我が妻。仕事をやめてからというもの、専業主婦というよりも絵に描いたようなグータラ主婦になっています。

 さすがに家が汚いのに耐えられなくて、僕が洗濯と料理を担当するから、せめて掃除だけは妻にやってもらえないかとお願いしてみたんです。すると『やるように努力はしたいと思う』と返事が返ってきたものの、変わる気配はナシ!

 何回か妻に同じ話をしていますが、そのたびに『やる努力はしたいと思う』の一点張り。『やる』と言わずに、意欲だけ表明するあたりが、どこぞの政治家みたいで、なんともズルイと思いませんか⁉︎」(39歳男性/サービス)

2:肯定も否定もせずに煙に巻く

「結婚2年目ですが、妻と話し合って決めたはずのことが、実行された試しがありません。僕は夫婦喧嘩をなるべく避けたいので、波風を立てないようにとは思っていますが、あまりにも妻が言葉遊びばかりでイラつきます。

 例えば、『レスになりつつあるのはマズいから、せめて1カ月に1回は夜の営みをしよう』とか『たまには夫婦で外出したほうがいいから、3カ月に一度は食事に行こう』などと話し合っても、『そうしたほうがいいかもしれないね』と返ってくるだけで、いっこうにやらないわけです。

 最初のうちは、妻のこの口癖を肯定の返事かと誤解していましたが、どうやらそうではなく、その場で否定せずに、会話を終わらせるための相槌だったみたい。こちらの提案に意欲的なフリをして、なんにもしてくれない姿には本当にイライラします」(42歳男性/製造)

3:屁理屈で期待させて終わり

「妻が家庭を顧みないで遊んでばかりなので、いい加減にしてくれと話をしました。

 僕からは、『飲みに行ったら24時までには帰宅すること』『休日はなるべく夫婦で過ごすこと』『家事は折半で、分担し合うのを徹底すること』の3つを提案。すると妻からは『それはいいね!』と返事があったので、納得してくれたものとばかり思っていたんです。

 ところが、その話し合いからも妻の生活態度は何ひとつ改善せず。腹が立ったので妻に再び話し合いを求めると、『いいねとは言ったけど、やるとは言ってない』と屁理屈が返ってきて……。唖然としましたし、意欲があるフリをして、僕を期待させる妻のやり方には本気で不愉快です」(37歳男性/教育)

言葉遊びが得意な家庭内政治家⁉︎

 日本語はときに難しい! まるで言葉遊びのように日本語を巧みに操り、夫からの提案や要求を、うまく煙に巻く妻もいるようですね。そのスキルの高さは、まるでベテランの政治家のよう……。

 真っ向から相手の言葉を否定するわけではなく、むしろその場では肯定や合意をしているかのようにも聞こえ、それ以上深い話にならずに済むこの手法は、政治家がよく使うワザでもありますよね。

 こんな鬼嫁と話し合いで成果を得るのは至難の技。明確に「約束」できれば一件落着ですが、こういった妻ほど、逃げ場がない会話になると感情的にもなりがち。なので、強く出られない夫も多いのでしょうね。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


「家事しろって聞いてないけど!」年上夫に結婚時の約束をほごにされた27歳アクセサリー職人志望の女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-31 06:00 ラブ
杏との離婚から4年、東出昌大“デキ再婚”で話題の養育費問題。子のために前妻が即やるべき事【弁護士解説】
 なかなかパンチのある再婚発表だ。俳優・東出昌大(36)が8月27日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、再婚と「今...
ベッドシーツに腕時計って露骨すぎ! 浮気の証拠になった怪しいLINE6選
 あなたには、彼氏や夫に浮気された経験があるでしょうか。もしあるなら、なにがきっかけで浮気を知りましたか? 「ある日届...
恋バナ調査隊 2024-08-30 06:00 ラブ
『ラブ トランジット』S2が刺さる人、刺さらない人。“自分ごと”として楽しむ秘訣は?
 恋愛リアリティーショー『ラブ トランジット』シーズン2(Amazon Prime Video)がスタートして話題です。...
内藤みか 2024-08-29 06:00 ラブ
「114106」って読めますか? ピュアさがエモい昭和恋愛あるある5選
 恋愛においての常識は、時代の流れと共に刻々と変化しています。令和になって昭和の恋愛常識を振り返ってみると、その新鮮さに...
恋バナ調査隊 2024-08-28 06:00 ラブ
既婚者男性から「おはよ、起きてる?」のイチャイチャ確認。LINEだけの関係ですがなにか?3選
 夫がLINEで女性とイチャイチャしていたら許せるでしょうか?  今回は既婚者の男性とLINEを楽しんでいる女性に、や...
恋バナ調査隊 2024-08-27 08:52 ラブ
夫の不倫が発覚して、夫婦関係が好転したと喜ぶサレ妻たち。再構築と執着の分かれ道とは?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  セックス...
豆木メイ 2024-08-27 06:00 ラブ
ボンビーフリーランス2年目。結婚願望ありまくりで“本命彼氏”を同時に3人作ってみた結果は…
 ボンビーフリーランス2年目の23歳の夏。結婚願望がありまくりで“運命の出会い”に必死の筆者は、彼氏を1度に3人作ること...
時短美容協会 2024-08-27 06:00 ラブ
体育会系スポ根彼氏って昼夜どう? 3つの特徴とエモい恋愛エピソード
 鍛え上げられた肉体と根性が魅力の体育会系男子。一見、彼氏にすれば頼りがいがありそうなイメージがありますが、実際はどうな...
恋バナ調査隊 2024-08-26 06:00 ラブ
ハイスペ女子と付き合うメリット4つ。“秒”で敬遠するには惜しい存在
 高学歴でバリバリ仕事をこなし稼ぎまくる「ハイスペ女子」。一見恋愛でも苦労がなさそうですが、意外にも男性には敬遠されがち...
恋バナ調査隊 2024-08-26 06:00 ラブ
初めての“女風”。セラピスト100人を熟考、相手の決め手となった一文は…
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で男性経験がないながらも、性的関心だけは人並み以上...
mirae.(みれ) 2024-08-26 06:00 ラブ
彼氏宅“おうちデート”で見るべき場所5選。「トイレが汚いのはダメ男」と納得できるワケ
 今回は、イイ感じの関係になっている男性からおうちデートに誘われたときに見るべき場所・ポイントを紹介します。部屋を見れば...
恋バナ調査隊 2024-08-25 06:00 ラブ
「ウチのは、過剰なルッキズム信仰」美に固執する妻からの“加齢臭いじり”に疲れ果てる54歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.210〜女性編〜」では、結婚11年目を迎え、年齢に伴って見た目がどんどん老いていく夫に切実な...
並木まき 2024-08-24 06:00 ラブ
加齢臭も漂う夫は「ザ・おじいさん予備軍」。生理的に厳しいと訴える46歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-24 06:00 ラブ
夫の疲れたアピールあるある4選「はあ~疲れた~」って喧嘩売ってるの?
 夫の「疲れた〜」という口癖、無性にイライラしますよね。仕事後や家事の後に「はあ〜、疲れた〜」と言われると、「いちいち疲...
恋バナ調査隊 2024-08-24 06:00 ラブ
昭和脳の恋愛観プレイバック6選。アップデートしてますか?
 時代とともに移り変わっていく、恋愛観。令和の今では「はあ?」と思うような恋愛観が、昭和の時代には「そうそう」だったケー...
恋バナ調査隊 2024-08-24 06:00 ラブ