欅坂46改名前の嘆願書!「欅共和国2019」映像化が可能なら…

こじらぶ ライター
更新日:2020-08-08 06:00
投稿日:2020-08-08 06:00

時系列“度外視”のリリースで疑問懸念を払拭

 数々の過去のライブは円盤化されないまま、現場で見た者たちだけの間で凄まじいライブだったと語り草となってきたが、上記3作品が発売されるたびに、ではそれ以前に行われて未発表となっているライブ映像はもう発売されないのか(時系列でいえば飛ばされてしまったのか)と疑問に思われてきた。

 今回東京ドーム公演より2カ月前に行われた「欅共和国2019」のDVD/Blu-rayが発売されることで、初めてすでに発売されているライブの公演日をさかのぼって、過去のライブが円盤化されることになる。

 それならば、「欅共和国2019」よりさらにさかのぼって、19年4月、5月の3周年記念公演、さらには16年のデビューカウントダウンライブや初のワンマンライブ、1周年・2周年記念公演、17年~19年の各全国ツアーなども時系列にとらわれず、映像作品化されてもおかしくはない。

改名後、欅坂46名義での発売は難しいのでは?

 改名がすでに発表され、今までのアイドルとは一線を画すクールでカッコいいライブを見せてきてくれた「欅坂46」は伝説となって幕を閉じる。改名後に上記ライブを欅坂46名義で発売することはかなり難しくなってくるだろう。ならば、その前に、可能な限り撮り溜めてきた彼女たちのライブを映像作品として残して欲しい。

 問題は、欅坂46初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46」が今年4月3日公開から延期されたままの状態にあることだ。この映画はただの舞台裏を映したドキュメンタリーではなく、“今まで映像化されてこなかった数々のライブパフォーマンスを再編集”した「音楽映画」とも銘打たれている。

数々のライブは「欅坂46」として生きた証

 この映画に含まれるライブの映像は、映画の公開、果てはその映画の円盤化がなされなければ発売することはできない可能性もある。映画そのものはもちろん素晴らしいものになっているだろうが、今まで何年も「あのライブは凄かった」とその円盤化を待っていたファンや、現地で観ることができなかったさらに多くの人々にとって、“数々のライブを切り取り再編集したライブ総集編”だけでなく、1つのライブは全編通じて1つの作品で観たい、手元に残したいというのが本音ではないだろうか。

 何よりも彼女たちのライブは、全てのメンバーが魂を削り、その身を粉にしてパフォーマンスし、欅坂46として生きた証だ。それらライブの“円盤化希望!”は欅坂46ファンの間で合言葉的にもなっている。

 コロナ禍ということと、本来の公開日4月3日前後に新たな卒業生がでたり、改名発表があったりと大きな出来事が重なり映画の再編集を余儀なくされている可能性もあり、公開日はいまだ未定となっている。公開日決定はもちろん待たれるところだが、このドキュメンタリー映画とは切り離して、改名前に、欅坂46が披露してくれた素晴らしいライブを1つでも多く映像作品として残してくれることを心から願っている。

※やっぱり欅坂46のライブは演出もパフォーマンスも凄い。他にもバンバン円盤化希望!/欅坂46公式サイト「欅共和国2019」ダイジェスト映像
こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


寅子の同級生・崔香淑が「香子ちゃん」として出現!気になるのは…
 家事審判所と少年審判所の合併の話し合いはまったく進展しない。しかし多岐川(滝藤賢一)には今一つやる気が感じられない。 ...
桧山珠美 2024-06-12 16:00 エンタメ
渡部建を“腫れ物”扱いするテレビは古い! めちゃ美味しい“食材”なのに
 2020年6月に複数の女性との不倫スキャンダルが勃発し、活動自粛していたアンジャッシュ・渡部建。活動再開後、徐々にメデ...
堺屋大地 2024-06-12 06:00 エンタメ
太陽とシスコムーンとの共通点にザワッ Z世代に人気のIS:SUEがたまらん
 6月7日、太陽とシスコムーンの楽曲がサブスク解禁され、40代を中心としたお祭り状態になっていましたね。懐かしすぎて私も...
よねと轟の新「相棒」爆誕!男と女“くっつく思考”に冷や水を浴びせた
 花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。花岡...
桧山珠美 2024-06-10 16:20 エンタメ
“マッチ先輩”近藤真彦がうたコン降臨!ヤンチャ返上?謙虚な発言に驚き
 4日放送のNHK「うたコン」は「作曲家 筒美京平特集」。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、...
花岡死す「栄養失調で死亡」見出しの衝撃…“甘党男子”桂場は和洋イケる口
 穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと寅子(伊藤沙莉)に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろ...
桧山珠美 2024-06-07 15:30 エンタメ
公園ランチの約束は叶うのか? 花岡の“しょんぼり言動”が不穏すぎる
 ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらった寅子(伊藤沙莉)は、公園で花岡(岩田剛典)に再...
桧山珠美 2024-06-06 17:00 エンタメ
いよいよ裁判官編。NHK制作陣の遊び心、8時14分過ぎに見たり
 昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法...
桧山珠美 2024-06-03 16:05 エンタメ
「虎に翼」お宝物件!三山凌輝はピアスにアクセジャラジャラの“チャラ”男
 先週のNHK朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」は、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)にとって、悲しみの連続でした。...
刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ