“ひと夏の恋”がすぐに終わる理由…長続きさせるポイントは?

リタ・トーコ ライター
更新日:2020-08-16 16:16
投稿日:2020-08-16 06:00
 あなたは、「ひと夏の恋」を経験したことがありますか? 一瞬で燃え上がって儚く散っていく、そんなイメージがあるひと夏の恋ですが、実際のところ夏の恋の寿命は短い傾向にあるよう。今回は、そんなひと夏の恋がすぐに終わる理由や、長続きさせるためのポイントをご紹介します!

「ひと夏の恋」がすぐに終わるのはなぜ?5つの理由

 まずは、ひと夏の恋がすぐに終わってしまう理由から見ていきましょう。

1. その場限りの出会いが多いから

 コロナ禍の今はあまり該当しないかもしれませんが、基本的に夏は海やプール、花火大会などのイベントが目白押し。その分、その場限りの出会いも多くなります。

 現在恋人がいたとしてもその事実を隠して、その場限りの恋を楽しむ方もいるようです。このように「夏だけ」と割り切って付き合う人が多いのも、ひと夏の恋が短命な理由でしょう。

2. 夏は開放的な気持ちになるから

 暑い季節は街の雰囲気がワイワイとしていて、テンションが高めに感じますよね。夏は普段よりも長い休みを取りやすく、誰もが開放的な気持ちになりやすいのです。

 さらに、旅先では「非日常」という環境も手伝って、瞬間的に恋に落ちやすくなります。相手の地元が遠いことがわかっているとリスクや煩わしさも少なくなるため、「今だけだから」とその場の欲求に流されてしまうのです。

3. 判断力が鈍るから

 近年の猛暑も、判断力を鈍らせる原因になっているかもしれません。暑いと肌の露出が増えますし、お酒を飲む人は喉の渇きを潤そうと酒量も増えます。

 これらのことも、ひと夏の恋を助長している原因でしょう。普段ならセーブがかかるのに、誘われたらフラフラとついていきたくなり、気づいたら「やらかしちゃった」ということってあると思います。

4. 遠距離になりがちだから

 ひと夏の恋につきものなのが、「自然消滅」。どんなに一緒に楽しく過ごしたとしても、休みには限りがありますし、それぞれ日々の生活へと帰らなければなりません。お互いの住んでいる場所が遠く、遠距離恋愛を余儀なくされることだってあるでしょう。

 お互いのことを知っていればまだしも、たいして知らない相手との遠距離恋愛はなかなか続きにくいものです。その場では燃え上がって「運命の相手!」なんて感じたとしても、急激に熱が冷めることは“ひと夏の恋あるある”でしょう。

5. イベントを一緒に楽しみたいだけだから

 海やプール、花火大会やお祭りにカップルで参加したいと思う人は多いです。夏にナンパが増えるのも、これが大きな理由。同性の友達同士よりも、異性と一緒に遊びたいと思う気持ちは分からなくもありません。

 このように、付き合う目的が「好きだから」ではなく、「イベントを一緒に楽しみたいから」だと、夏が終わったら相手の必要性を感じなくなる場合があります。これも、ひと夏の恋が短く終わる理由でしょう。

「ひと夏の恋」を長続きさせるための4つのポイント

「ひと夏の恋だし!」と割り切れれば良いですが、中には「できるだけこの恋を長続きさせたい」と思う方もいるでしょう。そんな方は、夏の恋愛が始まる前にポイントを知っておくことが肝心です。

1. “夏マジック”に惑わされない

 夏は開放的な気分になりやすいですし、ほかの季節に比べて楽しいイベントやお出かけスポットが多く、必然的に出会いも多くなります。いってみれば、夏限定の“夏マジック”にかかりやすいのです。

 まずは、この事実を頭に刷り込んでおきましょう。異性に惹かれた時、普段通りに相手の良いところや悪いところ、価値観の違いをチェックするなど、客観的な目を持つことが大切。また、イベントデートだけではなく、普通のデートをしてみるなど、さまざまな環境で会ってみるのもおすすめです。

2. 体の関係は気持ちがクールダウンしてから

 活動的になる夏は、恋愛の速度が早いことも特徴。「勢いで体の関係を持ったことがある」という方も少なくないでしょう。しかし、恋愛を長続きさせたいのであれば、気持ちがクールダウンするのを待ってから関係を進めるのがおすすめ。

 女性は体の関係を持った相手を好きになりやすいという特徴がありますが、古来から狩猟本能が備わっている男性はその逆。「射止めたら終わり」という傾向にあります。自分が傷つかないためにも、本気で好きになれそうな相手だと感じたら、恋愛のペースを落としてみましょう。

 それで相手が嫌がるようなそぶりを見せたり、関係が終わるようであれば、体目当てだったと判断することができるかもしれません。

3. 秋など先の楽しみについても話題にする

 夏真っ盛りの時期に涼しい秋のことを考えと、なんとなくセンチメンタルな気持ちになってしまいます。秋の持つ物悲しさは、恋愛の終わりをも想像させてしまうんですよね。

 しかし、相手と関係が続くということは、秋にもその先の冬にも一緒にいるということ。「紅葉を見に行きたいね」「お正月はいつもどう過ごしてるの?」など、先の楽しみについて話題にすることで、相手に「この先も当たり前に一緒にいる」ということを想像してもらいやすくなります。

4. 相手のことをちゃんと知る

 旅行先で出会ったり、ナンパされたりなどの突然の出会いは、相手を知らずままに関係が深まってしまいがちです。でも、長続きカップルになりたいのであれば、相手の仕事や年齢、出身地や趣味などをちゃんと知るのも大事なこと。

 遊び目的の男性は、基本的に自分の話を避ける傾向にあります。「今、遊べれば良い」と思っているため、自分のことを知ってもらう必要も相手のことを知る必要もないのです。

 そのため、男性を見極める判断基準として、相手がプライベートのことを話してくれるか、逆にあなたのことについても質問してくれるかに注目しましょう。

ひと夏の恋をやめるもよし、続けるのもよし♡

「ひと夏の恋」をモチーフにした映画やドラマなどもありますが、燃え上がるような恋愛に溺れてみることも時にはアリなのかも。

 でも、人の気持ちは夏のように簡単に終わってくれません。相手はあっさりと去っていったのに、自分だけ忘れられない……となると切ない秋を過ごすハメになるので、注意が必要です。

 出会い方は問題ではありません。大切なのは自分がどうしていきたいか?ということ。ひと夏の恋をやめるもよし、続けるもよし。ひとつの恋愛経験として、楽しんでくださいね。

リタ・トーコ
記事一覧
ライター
引きこもり既婚ライター。夫とのゆるい幸せを楽しみつつ、つい浮つく。類は友を呼ぶのか、周りに似た友人が多い。人生1回きり。興味に負け続ける女。好きな言葉は「自己責任」。

ラブ 新着一覧


離婚に同意したよね? グダグダ夫にしびれを切らす41歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-29 06:00 ラブ
俺の人生を何だと思ってる?離婚届を焦らし抵抗を画策する夫
「冷酷と激情のあいだvol.114〜女性編〜」では、離婚に合意しながらも2カ月以上にわたって離婚届を書いてくれない夫・ヤ...
並木まき 2022-10-29 06:00 ラブ
彼と服の趣味が合わない!愛情が冷めないうちに手を打ちたい
 彼氏が大好きなのに、どうしても服の趣味が合わないと悩んでいる人は多いようです。気持ちが大事だとわかっているものの、やっ...
恋バナ調査隊 2022-10-29 06:00 ラブ
年下男子の“必死3択”に思わずOK!面白いデートのお誘いLINE
 異性として意識していない男性からデートに誘われたら「期待されても困るし……」と思い、断るかもしれませんね。でも、思わず...
恋バナ調査隊 2022-10-29 06:00 ラブ
「円満に彼氏と別れる方法」同棲中やモラハラにも通用する?
 付き合っている彼氏と別れたいと思っていても、別れを切り出すのってつらくて重たいですよね。情があったり、傷つけるのが怖い...
恋バナ調査隊 2022-10-28 06:00 ラブ
15歳下の彼氏で立証済!年下恋愛の達人が実践する愛されテク
 年下彼氏が欲しいと願っている女性は大勢います。しかし、いざ年下と親しくなると「私みたいな年上じゃ、申し訳ない」と逃げ腰...
内藤みか 2022-10-27 06:00 ラブ
「浮気した」と自分から言う男性心理 自白の裏にある狙いは
 彼から「浮気した」と報告されて、「そっか! わかった」と流せる女性はいないでしょう。それなのになぜ、彼は「浮気した」と...
恋バナ調査隊 2022-10-27 06:00 ラブ
そろそろ潮時?彼と一緒でも全っ然楽しくないからすべきこと
 彼氏とケンカしてしまったり、付き合いはじめは優しかったのに素が出てきてテキトーになったり……。パートナーといても楽しく...
若林杏樹 2022-10-26 06:00 ラブ
彼の“不良アピールLINE”がウザい「皆ペコペコ頭下げてくる」
 気になる女性や好きな女性へ「俺、昔悪い奴だったんだよね」とアピールする男性って、今の時代にも意外といますよね。  悪...
恋バナ調査隊 2022-10-26 06:00 ラブ
職場の後輩君が気になる…恋愛成就は憧れの先輩ポジション♡
 職場の後輩に恋をすると、仕事に集中できなかったり、嫉妬してしまったりして気持ちが不安定になる場合がありますよね。また、...
恋バナ調査隊 2022-10-26 06:00 ラブ
おディーン様か?女性がドン引きした「男のキザな言動」3選
 ドラマや映画などで観るロマンチックな恋愛シーンにキュンキュンしながら、日々のストレスを発散している女性もいるのではない...
恋バナ調査隊 2022-10-24 06:00 ラブ
追うより追いかけさせる!“心がけ一つ”でモテ女になれる方法
 あなたは追う恋と追われる恋、どちらがお好みですか? 「ガツガツしたくない」と思う大人女性には、追われる恋を好む人が多い...
恋バナ調査隊 2022-10-22 06:00 ラブ
体の相性◎で4年もズルズル 酒の勢いで元彼と寝る女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-22 06:00 ラブ
「世にいうセフレ?」酒に酔っては元カノとHする男性の後悔
「冷酷と激情のあいだvol.113〜女性編〜」では、足かけ4年間もの間、お酒の勢いで肉体関係をもち復縁を繰り返している恋...
並木まき 2022-10-22 06:00 ラブ
今さら聞けない「ガチでリアルな離婚話」それは幸せか不幸か
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「私、バツつきました!」と誰かの話を聞いても驚かない時代ですが、離婚する時の...
山崎世美子 2022-10-22 06:00 ラブ
信頼の証とはいえチョイ面倒…愚痴が多い彼氏の心理と対処法
 彼氏と過ごしている時間に愚痴ばかり聞かされると、気分が滅入ってしまいますよね。また愚痴が多い男性は、将来出世しなさそう...
恋バナ調査隊 2022-10-21 06:00 ラブ