アポなしで何時間も…在宅勤務を義母に邪魔される妻の苦悩

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-09-24 16:17
投稿日:2020-08-22 06:00

平日の業務時間中もお構いなしで…

 在宅勤務生活に入る前には、夫もいる週末など限られたときだけ突撃訪問に来ていた義母。Mさんが在宅勤務になった途端、平日の業務時間中にもお構いなしに遊びに来るようになったと言います。

 夫はすでに在宅勤務から通常勤務に戻っていて、平日はMさんしかいないため、義母がくると仕事の手を休めなくてはならないのもストレスだそう。

「義母には何度も、仕事をする場所が変わっただけで平日は基本的に仕事があるから、お相手はできないと話しているんです。けれど義母からは『家でする仕事なんて、たかが知れているでしょう?』と言われ、『ずっと家にいるんだから、私が帰ってから仕事をすればいいじゃない』と、理解してもらえません。

 義母はきちんと働いたことがないから、家でやれる仕事イコール、アルバイトみたいな簡単な仕事って先入観もあって……。オンライン上で打ち合せがあっても帰らず、さすがに会議の邪魔こそしないものの、近くで私の様子を見ているし、本当に落ち着きません」

夫は真剣に取り合ってくれず

 オンライン会議ではないときには、パソコンに向かっているMさんに、義母は延々とおしゃべりを続け、とてもじゃないけれど仕事ができる環境ではないと嘆くMさん。

 夫に相談するも「文句を言うと面倒くさいから、居留守でも使ってよ」と言われたそうで、さっそく実践したのですが……。

「私たちはマンションの1階に住んでいるので、居留守を使うとバレバレなんです……。上階ならば家の様子はわからないでしょうけど、1階だと、庭側に回られたら人の気配がわかっちゃう。カーテンを閉め切って真っ暗にすれば、留守に見えるかもしれないけれど、それだと仕事に影響があるし、どうしたものかと悩んでいます」

 夫が提案した「居留守作戦」を実際にやってみたところ、速攻で在宅バレし、結局、義母を家に上げざるをえなかったと言います。

「しばらく在宅勤務生活が続くので、このままでは仕事に悪影響です。家での仕事を理解してもらえない以上、波風が立つのは承知で、義母にきつく言わないとダメかなぁ……と考えているところです」

 さて、筆者は運良く義母側の話も聞くことができたので、次回は、義母であるHさんの言い分をご紹介しましょう。

【並木まきオンラインサロン】スマホ時間で毎日を楽しく!

 コクハク内の並木まき公式オンラインサロン「#まきコク」では、現在新規メンバーを募集中。

 自宅でライタースキルの資格が取得でき、大好評の「オンラインライター講座」、悩める妻をサポートする「集まれ!毒義母の森~ヨメノミカタプロジェクト~」など多彩なコンテンツ。

 いつものスマホ時間を使って自分磨きしてみませんか?

サロンの詳細はこちら→

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ライフスタイル 新着一覧


タイパ? なにそれ。映画館で初対面の作品と出会う胸のときめき
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
リュウジ氏と港区女子の相容れぬ価値観「男子全奢り論争」諸悪の根源は?
 諸悪の根源はリュウジさんでも港区女子でもなく、ズバリ“あの人物”でしょう。 「バズレシピ」でお馴染みの人気料理研...
街が茜色に染まり始めた頃…ほんの1カ月前がすでに懐かしい
 夕暮れ前、ぼんやりしていたら辺りは真っ暗。少し前はそんなことなかったのに。  湿度を含んだ空気や強すぎる日差しが...
まるでリヴァー・フェニックス!美少年“たまたま”にうっとり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
会社の飲み会「欠席LINE」の正解は? 感謝と断る理由では詰めが甘い
 何かをお願いされたり、誘われたりした時、断るのってとても気を使いますよね。  人によっては、本意ではないのにOK...
今どきの「良妻+賢母」ってどんな人?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
“女LINE”は秋の空!嫌味、派閥、狂乱…げに恐ろしき女だらけの職場
 女だらけの職場に勤めた経験はありますか? 学生時代から多くの人が感じるように、さっぱりしている男性に比べて、女性の人間...
2023-10-07 06:00 ライフスタイル
村上春樹氏、今年もノーベル文学賞ならず…「村上レシピ」で一人残念会
 スウェーデン・アカデミーは5日、2023年のノーベル文学賞をノルウェーを代表する劇作家ヨン・フォッセ氏(64)に授与す...
部屋が汚いときはどうすれば? 手始めにやる3つのこと&綺麗を保つコツ
 ちょっと気を抜くとすぐに散らかってしまう部屋。部屋が汚くなったとき、「とりあえず何から片付ければいいんだ?」と途方に暮...
田舎の秋の景色 この気持ちいい季節がずっと続いてほしい
 気づけば10月に突入。1年の後半のこのスピーディーな感じ、なんだか焦るなあ。  ずっとこの気持ちいい季節が続けば...
無理して笑うの、やめない?「ポジティブシンキング推し」に物申したい
 ここ数年でメンタルに関する情報は、SNSにも本にもたくさん出ています。それは良い傾向なのですが、やたらとポジティブに考...
MEGUMIの夫・降谷建志は不倫相手に息子を会わせた…ってどんな心理?
 タレントのMEGUMI(42)の夫で、「Dragon Ash」のボーカル・降谷建志(44)の不倫騒動が9月27日に「文...
40代“ぼっち”になった…友達が減った理由3つ&新しく無理なく作る方法
 40代を過ぎてから「友達が減った」と感じていませんか? 学生時代に親友と呼べるほど仲の良かった友達でも、気がつけば年賀...
まず財布が痩せる! ランニング沼にハマった40女あるある4選
 10月に入りすっかり秋めいてきましたね。「スポーツの秋」とはよく言ったもので、身体を動かすのにピッタリなシーズンになり...
40女も大満足な雑誌付録2選「高級ファンデ×激レアポーチ」は大正解!
 使い勝手が良さそうなスヌーピーの3段ポケットポーチや、試さずに購入するには勇気のいる値段のファンデーションが手軽な値段...
どうする? いらないお土産「いやげ物」はありがた迷惑ってやつです…
 旅行に行った友人やご近所さんからもらうお土産。もらって嬉しいものもある一方、「一体なんでこれを選んだの?」と思ってしま...