平手友梨奈「ザ・ファブル」新ヒロインが超絶プラスな理由!

こじらぶ ライター
更新日:2020-08-22 06:00
投稿日:2020-08-22 06:00

通算3作目の映画出演 訳ありヒロインで輝く

 平手友梨奈(19)がV6岡田准一(39)主演の映画「ザ・ファブル 第二章(仮題)」(来年公開予定、以下「今作」)に新キャストとして出演することが発表された。

 平手の映画出演は欅坂46時代に初出演にして初主演で日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞した「響-Hibiki-」、今年10月公開予定の「さんかく窓の外側は夜」に続き通算3作目になる。

 今作では陰がありミステリアスで、訳ありなヒロイン・佐羽ヒナコを演じる。彼女と岡田演じる休業中の殺し屋・通称アキラとの出会いから大騒動が巻き起こるという重要な役どころだ。物語の鍵を握っているヒロインという点では「さんかく窓の外側は夜」のヒウラエリカ役同様だ。

 また彼女が出演を決めた理由は「原作を読んだり、台本を読んでいくなかでヒナコというキャラクターを丁寧に届けたいと思った」(「ザ・ファブル 第二章」公式サイトより)と、番手に関わらずその役に共感できるかどうかで出演を決めている点は、映画デビューから一貫している。

原作者から“僕の第一希望”と熱望された理由

 原作者・柳本光晴氏が「響役は平手友梨奈しかいない」と起用を熱望され実現した「響-Hibiki-」。監督・森ガキ侑大氏が「平手さんしか考えられなかった」と語った「さんかく窓の外側は夜」のヒウラエリカ。今作でもヒナコ役について原作者・南勝久氏は平手を「僕の第一希望でありました」としている。

 それは平手が欅坂46の絶対的エースだった大人気者であるからとか、話題性に富むからとかそんな理由ではないだろう。

 筆者は以前の記事(平手友梨奈誕生祭伝説4年間の変遷からソロ1年目を猛烈予想)で、「“平手の大衆イメージ”はクールでダークで負のオーラをまといミステリアスだが『静』でもあり『動』でもある。登場するだけでインパクトがあり、同世代の女優陣の誰とも被らず、映画など物語に1人は必要になってくる重要な役どころを担う人物像にピッタリ当てはまる」と記した。

 3作通じて平手はそうした役どころへ制作陣に指名されその期待に応えてきた。今作の江口カン監督も平手の演技について「魂を揺さぶる熱演」と評価している。

欅坂46時代の“村内ドラマ”から始まり…

 女優として着実にステップアップしている平手。欅坂46時代に主演を務めた2本のドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか」(テレビ東京系)、「残酷な観客達」(日本テレビ系)はいずれも欅坂46メンバー総出のいわば“村内ドラマ”だった。

 映画1作目「響-Hibiki-」や2作目「さんかく窓の外側は夜」の現場では最初は目も合わせられないほどで、すぐなじめなかった人見知りの平手だが、監督ら周りの助力もあり共演者、スタッフと打ち解けていった。

 特にシーンを多く共にした共演者、1作目では北川景子(34)、そして2作目では岡田将生(31)と志尊淳(25)が、それぞれ姉妹、兄妹のような関係にまでなったことをインタビューや映画公式Twitter上で明かしている。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


太陽とシスコムーンとの共通点にザワッ Z世代に人気のIS:SUEがたまらん
 6月7日、太陽とシスコムーンの楽曲がサブスク解禁され、40代を中心としたお祭り状態になっていましたね。懐かしすぎて私も...
よねと轟の新「相棒」爆誕!男と女“くっつく思考”に冷や水を浴びせた
 花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。花岡...
桧山珠美 2024-06-10 16:20 エンタメ
“マッチ先輩”近藤真彦がうたコン降臨!ヤンチャ返上?謙虚な発言に驚き
 4日放送のNHK「うたコン」は「作曲家 筒美京平特集」。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、...
花岡死す「栄養失調で死亡」見出しの衝撃…“甘党男子”桂場は和洋イケる口
 穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと寅子(伊藤沙莉)に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろ...
桧山珠美 2024-06-07 15:30 エンタメ
公園ランチの約束は叶うのか? 花岡の“しょんぼり言動”が不穏すぎる
 ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらった寅子(伊藤沙莉)は、公園で花岡(岩田剛典)に再...
桧山珠美 2024-06-06 17:00 エンタメ
いよいよ裁判官編。NHK制作陣の遊び心、8時14分過ぎに見たり
 昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法...
桧山珠美 2024-06-03 16:05 エンタメ
「虎に翼」お宝物件!三山凌輝はピアスにアクセジャラジャラの“チャラ”男
 先週のNHK朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」は、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)にとって、悲しみの連続でした。...
刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...