コロナ禍で本性発覚?セコい夫たちが妻に請求した生活費事情

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-08-29 06:00
投稿日:2020-08-29 06:00

3:趣味のお金をカンパしろと要求する夫

「コロナ禍で夫の収入が減りました。でも、私はありがたいことに収入には影響が出ていません。うちは子どもがいないので、生活費は決まった額を折半で共通口座に入れて、あとはお互いに自由ってルールです。

 だけど、自分のお金がないことで最近の夫はギスギスしていて、生活費を入れてはくれるものの、私が自分のお金で化粧品とか洋服を買うのが面白くないみたい。以前は何にも言ってこなかったのに、最近はかなり頻繁にイヤミを言われてイラッとさせられます。

 夫は収入が減ったとは言え、これまでと同額の生活費くらいを支払えるだけの稼ぎはあります。でも、趣味の釣り具にお金をかけられないのがストレスみたいですね。この前は『夫婦は助け合うのが道理。化粧品を買えるだけのお金があるなら、俺の釣り具代も少しは出してくれるのが筋だろう』とイミフな主張をされました。

 もし、私の化粧品とか服とかを夫が過去に買ってくれていれば『そうだな』って思ったかもしれないけれど、もともと夫はケチで、これまで臨時収入が入っても自分だけで散財してきたのを何回も見ています。そんな人に私が趣味に使うお金を渡すわけがないじゃないですか……! 図々しすぎて、めちゃくちゃムカついています」(40歳・女性)

懐事情が寂しくなると暴君になる男たち

「コロナ禍」という、これまでに経験したことのない特殊な環境に長期にわたり置かれている私たち。コロナ禍のせいで収入が減ってしまった話も、すでにあちらこちらから耳にします。

 懐事情が寂しくなると、心にも余裕がなくなる男性は決して珍しくありません。と言うよりもむしろ、お金にまつわる不安が出てくると、暴君になったり、身近な人に理不尽な要求を突きつけたりする男性は比較的多いもの。平時であれば一時的な問題で済んでも、コロナ禍は長期化の様相だけに、自分の夫がそんな態度になったときには夫婦間に深い溝が生じる発端にもなりやすいでしょう。

 もし、自分の夫にそんな兆候が見られたら、自分なりに譲歩できるラインをあらかじめ定めておき、そこまでは夫の言い分を飲むのが夫婦円満の秘訣。理不尽な要求は1ミリだって受け入れたくないのも妻心ですが、それだと話は平行線になるうえに、夫婦間がギスギスする可能性が高いです。

 そこで、『ある程度は歩み寄りましたよ』の姿勢を意図的に示すことで、夫を納得させつつも、要求をエスカレートさせない術につながるはずです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ライフスタイル 新着一覧


【3COINS】激推しシルクナイトキャップをかぶったらステラおばさん!? 髪の毛は艶しっとり、新たな悩みが…
 白髪対策でハイライトを入れているため、髪の毛へのダメージはなかなかのもの。ただでさえ、40代ともなれば、ハリやコシが乏...
うぅ…春の肌荒れがツラい。美的「日中美肌ケアセット」付録よ、アラフォーの肌を甦らせて!
 美的2025年4月号通常版の付録「日中美肌ケアセット」はファンデーションを買い替えようとしている私にピッタリの内容でし...
その願い叶えさせていただきます! “たまたま”様のおねだりにメロメロ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
シレッと人の居場所を奪う人の心理と対策法。悪意があるとは限らない?
 例えばパート先やママ友界隈でこちらのコミュニティに後から入ってきたのに、やたらとそのコミュニティを牛耳ってくる女性、い...
ひな祭りに「桃の花」を飾りたいけどムズイ! 桃以外に人気の枝ものと激推しニューカマー「ラナンキュラス」
 まもなくひな祭り。卒業式から始まる年度末商戦も2月の最終週から始まり、猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は不本意な...
「おニュー」は昭和言葉認定なの!? 若者キョトンなアラフォー“あるある”LINE5選
 愛すべき昭和の時代に生まれた女性は、平成、令和と3つの時代に順応しながら生きています。でも、やっぱり幼い頃に体に染み付...
10年前に買った水着で区民プールへ出陣! 更年期障害と闘うおばさんの体力作り
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
同僚、元カレ、親友…感謝しかない!「頑張って」より心の支えになった応援LINE3選
 緊張している同僚、落ち込んでいるパートナー、前進するのを怖がっている友達。そんな人を支えたいときは、こんな応援LINE...
職場で嫌われる5つのタイプ。距離を置きたいよ…1番苦手なタイプは?
 どこの職場でも、「あの人とは距離を置きたいんだよね…」と周りから嫌われている人ってひとりやふたりいますよね。今回はどこ...
人生、時に足元を見よう。道端の“たまたま様”が厳かに「撫でるがよい」
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
転職10回以上、それでも非正規雇用から抜け出せない。51歳独女が語る『就職氷河期』の理不尽な現実
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。最近何かと話題になっているバブル崩壊後の「就職氷河期世代...
育ちがいい人がしないこと7選。無意識でも出がちな“その差”は何にある?
 育ちがいい人と育ちが悪い人、その差は一体どこにあるのでしょうか。今回は、育ちがいい人がしないことを7つ紹介します。逆に...
遺されゆくものに時間はゆっくりと過ぎてゆく
 岩手・陸前高田市の震災遺構「奇跡の一本松」と「ユースホステル」にて
【動物&飼い主ほっこり漫画】第91回「院長のオシゴト」
【連載第91回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「禍」の中に隠れた漢字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
対面トークが苦手ならなおさら…! LINEで反省の気持ちを効果的に伝える3つの極意
 人間誰しも、失敗します。でもその後の対応次第で相手に許してもらえるかどうかが決まるのも事実ですよね。  今回は、...