敬老の日にも…“頭が良くなる”不撓不屈の花「カランコエ」

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-09-16 06:00
投稿日:2020-09-16 06:00

「頭の良くなる花」とはなんぞや

 最近では、年間通してあるお花「カランコエ」。

 一重咲きや小さなバラのような八重咲き。垂れ下がって咲くものもあれば、花が咲いていなくても葉が美しいものまでと、その種類やお色はまさに豊富。言われなければこれがカランコエとは到底思えないような形状の種類まである花の和名は「ベニベンケイ」。

 ベニは「紅い」という意味ではございますが、「ベンケイ」とは「弁慶」の事で、この名前がつく大概のものは「強い」という意味でございます。

 原産国はマダガスカルのとんでもなく険しい山の中にある、本来ならば珍しいお花とのことではございますが、たった一度だけ採取した株から繁殖させて今に至る……という恐ろしく強い植物カランコエ。まさに不撓不屈の植物なのでございます。

 そして、このカランコエ、ある栽培家が「頭の良くなる花」と命名いたしました。

 カランコエ自体に「頭の良くなる」という科学的根拠はございません。しかし植物は、以前からワタクシがこちらの「笑う花には福来たる」でも何度も解説してまいりました、心を癒すことで健康な精神を取り戻すという自然治癒力を高めたり、疲労感が軽減され作業効率や集中力を高める等の効果効用というものが科学的に証明されております。

「だったら、別にカランコエでなくてもよくね?」と思ったアナタ。

 まぁ、極論はそうなんですけどね(笑)。

 だがしかし! 前述でもご説明した通り、カランコエは強靭な植物でございます。理屈としてはこうです。

 勉強や仕事に疲れたら気分転換&リフレッシュ! 効果抜群なのは植物→机の上に置いても最適な花は?→カランコエは室内で開花・水管理が大変に楽ちん!→ゆえに勉強机の傍らに置いてもグッド!→勉強・仕事の途中でカランコエを見る→再び集中力が復活して勉強や仕事ができる。

 結果、「頭の良くなる花」ということでございますな。なるほど~、ではござりやせんか?

生命力の強いと優しくなれるのね

 花言葉はいろいろあるけれど、なかでも「おおらかな心」に納得するのはワタクシだけではないはず。

 お花屋さんにはすべて売り切れる花鉢ばかりではございません。売れ残るお花だってございますよ、そりゃ。

 でも、カランコエは本当に丈夫!

 お店の端っこで「アンタ……いたの?」だなんて忘れられ、水をあげることを一か月や二か月忘れても枯れないどころか、なんなら健気に花すら咲いている。

 持ち主が面倒を見てあげなくても、花言葉そのまま「おおらかな心」で生きてくれているカランコエ。まさに花屋あるある話でございます。

 そして、切り花としても最近では出回っております。

 これが、笑っちゃうくらいの驚異的な花保ちでございます。

 造形的なフラワーデザイン作品を作るときも、水に入れなくてもしばらく大丈夫なカランコエの懐の深さに助けられたデザイナーのなんと多いことか。

 花鉢ばかりか切り花でさえ、なんと持ち主に対して寛容な植物なのかと驚いてしまうのでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


耳がちょっぴり痛いかも?「世間知らずの大人」がたどる怖~い末路
「自分は世間知らずだな」と最後に思ったのはいつですか? もしも思い出せないくらい昔なら、ちょっと自分の住む世界が狭くなっ...
最後に乗ったのは誰? 観覧車の思い出と窓の中に見えた夢
 最後に観覧車に乗ったのはいつだったろう?  かつては親にせがんだものだけれど、いつの間にか自分がその立場になって...
共働きなのに不公平! 妻の不満が爆発する「育児の負担割合」問題
 近年では、夫婦共働きの家庭が増えています。実際に、夫の稼ぎだけで生きていくのは難しい時代になったと感じる人は多いはず。...
もうプレゼント選びに迷わない! 40代女性が欲しいものテッパン5選
 欲しいものは、年齢によって変化するものです。だからこそ、プレゼントを贈る時には、年齢に合わせた好みがわからないと迷って...
「ChargeSPOT」活用で充電忘れてもブルー回避! 2023.8.31(木)
 外出先でスマホのバッテリーが切れそうでピンチ! だからと言ってモバイルバッテリーを常に持ち歩くのも重いし、荷物になりま...
猫が優勝! 鹿との“たまたま”脳内対決で「奇跡的可愛さ」を実感した報告
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ガチとの線引きはどこ? 嫌われやすい「にわかファンあるある」6選
 スポーツ界やアイドル界には、多くのファンがいますよね。ファンについて最近よく言われるのが「にわかファン」の存在。ガチフ...
【花選びの新常識】高感度な人たちは「豪華すぎない切り花」が好き!?
 猛烈に暑い今夏。暑すぎて「切り花は日持ちがしない」という買い渋りの声はよく聞かれますが、それでも植物はなんだかよく売れ...
抱えきれない気持ちは外に出したほうがいい 2023.8.30(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
メンタルと財布を死守! 大人女性の「心が荒まない」節約術
 物価が上がり続け、日々の生活にかかるお金が増えていることを意識しつつも、生活の満足度は下げたくないのが大人世代。過剰な...
初対面でも距離感ゼロ民! ズカズカと踏み込んでくる“クセ強”LINE3選
 人は千差万別でいろいろな性格がありますが、初対面で戸惑ってしまうのが「距離感ゼロで近づいてくる人」。普通は少しずつ仲良...
彩どりの中の暮らし 2023.8.28(月)
 モノトーンを身に着けた若い女性。  これからたくさんのことを経験して、いろんな色を取り込んでいくのだろう。 ...
カメラマンの珠玉の1枚!台風一過の純白“たまたま”を見て♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
30代40代からでも「褒め上手」になれる?円滑な人間関係を構築するコツ
 あなたは人を褒めることが得意ですか? 「すごい!」と思っていても、どう伝えたらよいのか分からず、スルーしてしまう人もい...
【セリア&ダイソー】人気定番3品でイライラ激減! 2023.8.27(土)
 引っ越しをして生活環境が変わり、顔を洗うだけでも無駄に時間がかかり、とにかく鈍くさい。なぜかって? 洗顔フォームの定位...
「ひとつ前の季節」を懐かしく思う不思議 2023.8.26(土)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...