女友達にお金を貸したら整形手術を…人間関係を断捨離する時

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-09-19 06:00
投稿日:2020-09-19 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。学生時代から付き合いがある相手なのに、なんとなく最近話が合わない。一緒にいると疲れる。結婚した途端に予定が合わなくなって疎遠になった……など、そんな経験をされた方も多いでしょう。
 人生では、必要な人とのご縁は無理しなくても勝手に続くものです。今の交友関係やパートナーに違和感が出てきたなら、少し距離をとる時期なのかもしれません。ご縁のある人とは、一度離れてもまた出会います。縁を切り離すべきかどうか迷った時、まずは自分の心の整理から始めてみませんか。

大好きで結婚したその人は前世の天敵?

 結婚には、“心(魂)の成長”、“人生の修行”、“慈しむ気持ち”などの課題が隠れていたりします。まだ独身の方からすれば、“結婚”という2文字は憧れのピンク色かもしれませんが、3年も経ちゃあピンク色の幸せイメージは、残念ながらあっさりと消え去ります。「お金なんてなくてもいい!」といって一緒になっても、先々はお金でもめたりするのはよく耳にする話ですよね。

 しかし、その貧しい生活の中で、いかに前向きに生きるかががテーマとなっているわけです。妻は節約してパートに出かけて、愚痴もこぼさず明るくポジティブ。かたや夫は、仕事を転々として世間を恨んで腐ってしまった……。こんなケースは夫より妻の心(魂)が成長してしまって、夫婦それぞれのステージが変わってしまったということになります。

 2人が違うステージに立っていれば、夫婦はうまくいきません。こんな積み重ねの結果が、「離婚」になるわけです。ひとつの修業が終わったらご縁が切れて、再婚する方も今後はひとりでいる方も、知らない間に新しい課題に取り組んでいると考えれば、離婚を悲観することはありません。

 ステージが変わった相手とうまくやっていくことは、とても困難です。しかし、不思議なことに前世で仲が悪かった相手こそ、この世で結婚するご縁を持つといいます。なぜなら、苦労しないと人は成長しないから。だからかわかりませんが、ほとんどが恋愛結婚なのに、離婚理由の男女とも1位が「性格の不一致」なのかもしれませんね。

学生時代の親友が変貌したという相談

 聡明でさわやかなA子さん(28才/医療従事者)が、オフィスに来られました。高校生時代、同じ陸上部で頑張っていた親友がいたそうです。当時のふたりは髪を短く切って部活に励み、何をするにもどこへ行くにも一緒でした。

 卒業後、大学に進学したA子さんは地元を離れて上京し、サークルとバイトに明け暮れて年に数回しか実家には戻らなかったといいます。親友は進学せず地元に残り、親戚が経営する中小企業の事務員として就職しました。

 インスタもフォローしあってLINEも時々交換するなど、相変わらず気の合う2人だと思っていたのですが、徐々に親友の変貌ぶりがインスタからもはっきりと読み取れたといいます。

「なんていうか、身なりが派手になって勤めていた会社をやめて、派遣だとか言っていまして……何をしてるかわかりません……」

 実はA子さんの相談は、彼女にお金を貸しているので関係を悪くせず返してもらいたいということでした。

親友から提案された借金の返済方法

「で、A子さんおいくらほど貸しているんでしょうか?」

 まずは金額のことを確認します。

「はい。総額で40万円ほどになります。ある時は10万円。ある時は3万円。5万円だったり……この1年で貸してしまいました。一応、親友なので……」

 でも、催促すると嫌な感じになりそうなので困っている、とのこと。

 ここで、借金する人間の七不思議のひとつ。借りているくせに、返せと言うと不機嫌になる。

「A子さん、40万円って大金じゃないですか!」

 若いのに多額の融資額を聞き、驚きながら話を続けると……。

 先方(親友)は、自分ができる返済計画をA子さんに提案してきたそうです。それがなんと月々1万円、約3年3カ月かけて返済すると言ってきた。40万円というまとまった金額だからこそ値打ちもあるわけで、1万円ずつ返済されたらすぐに使ってしまいそうな額です。もちろん、金利もない優遇されたリボ払い?

「親友なので、もちろん金利なんて考えていません」

 しかし、A子さんは怒っていました。

「山崎さん、私が許せない気持ちになったのは彼女が整形手術をしていたからなんです」

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


クリスマスを「自分へのご褒美」の口実にしてもいいかしら?
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ギャラ飲みとラウンジで荒稼ぎも…まともな恋愛ができない29歳港区女子
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
再婚しても元夫・家族に子どもを会わせる?本音は「面白くない」だけど…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「こっちに付いてきて」広島で“たまたま”が秘密基地にご案内
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
枕元にプレゼントがなくても…満天の星空に心奪われる特別な夜
 出雲の国の満天の星空を眺めていた。  日付が変わった頃、天の川を切り裂くように飛行機が音もなく飛んでいった。 ...
ほっこり読み切り漫画/第64回「みんな揃って、メリークリスマス」
【連載第64回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
「不倫」と「浮気」の違い、知ったかぶりしてませんか?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
愉快な酔っ払い友達「どこ?寝室に辿り着けない」 私「あんたんち、1R」
 お酒の飲み方は人それぞれです。楽しく飲める人もいれば、酔っ払って記憶を無くす人も…。今回は酔っ払い状態の友達から届いた...
ドライアイ解消にも 目もと専用「アイシャンプー」の効果
 数カ月前、眼科で右目の上まぶたにあった霰粒腫(さんりゅうしゅ)の切除手術をしました。その際、医師に「できやすい体質って...
セクハラに時間が解決?責任を負わない事なかれ主義者の無責任LINE3選
 波風を立てず、責任を負わず、誰かがどうにかしてくれると見てみぬフリばかりする「事なかれ主義」。  一見、平和主義...
見た目とキャラが合わないのは当然!悩んだときの考え方
「見た目の印象とキャラがだいぶ違うよね」と言われて、悩んだことはありませんか?  自分が周りに与える印象と実際の自分と...
SNSや現実でも…他人の容姿批判がやめられない人は2種類いる
 みなさんの周りに、他人の容姿(ビジュアル)についてうるさい人、いませんか?  私はそういう人を見るたびに「かわいそう...
夜明けとともに起きだしたコハクチョウの胸の内
「あ~! 眠いけど、きょうも1日がんばるかあ!」  なんて言ってたりして。今朝の自分のことだけど(笑)。  ...
バカにしてる、よね? 部下になめられる理由と上司が改めたい悪癖3つ
 キャリアアップはうれしいけれど、部下ができると「なんだかなめられている気がする…上司としての威厳がないのかな?」と新し...
そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
いつだって癒しを提供…成長が楽しみな“たまたま”を愛でる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...