夫に離婚を切り出されたらほぼ修復不可能…用意周到な男たち

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-10-10 06:00
投稿日:2020-10-10 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「私、実はバツついているんですよ~」と言われても、驚くことがなくなったこの時代。離婚経験者は、周りにたくさん存在します。誰しも結婚当初は、ずっとこの人と仲良くしていこうと心に決めて一緒になるわけですが、なぜ歯車が狂ってしまうのでしょうか?
 “備えあれば憂いなし”。離婚の二文字が浮かんだら、リスクマネジメントは必要です。しかしながら、離婚へ向けての用意周到さと忍耐力は男性の方がはるかに上なのです。別れようと男性から本気で言われた場合は、さまざまな有利な証拠や作戦を持っています。今回はそんな男性の習性についてお話ししましょう。

男は浮気の決定的証拠をつかむまで追及しない

 離婚事由の第5位以内にランクインしている“異性関係”。つまり浮気。そして、男女とも第1位に君臨するのは性格の不一致だということは、世間ではかなりの認知度でしょう。

 性格の不一致の中には、バレていない浮気も多数含まれているはずです。スマホに女の気配ありありのLINEが浮かび上がっただけで動揺し、すぐに彼を問い詰める女性は非常に多いです。しっぽを掴むまでとわかっていても、我慢は1カ月が限界でしょう。

 しかし男性は、必要であれば何年でも言わずに我慢できます。必要なケースとは、自分の親が介護をしてもらっている。もしくは、子供のお受験など家庭内に波風を立てたくない理由がある場合です。男性の特筆すべき習性は、徹底的に証拠をつかむまで中途半端に追及しません。言い逃れされるのが、何より悔しいのです。

男が離婚を切り出すと関係修復はほぼ不可能

 本気ではなくても、「離婚よ!」と言ったことがある女性は結構います。それもそのはず、「AERA」の一千人アンケートでは、離婚をしたいと思ったことがあるかという質問に約半分が「YES」と答えています。しかし男性は、「YES」と答えた女性の半分ほどしか離婚を意識していない結果でした。

 男性からの「別れたい」にはさまざまな理由がありますが、関係再構築はほぼ無理だと思ってください。特に、浮気が原因であれば、なおさらです。なんだかんだ言っても女性は男性に浮気をされた時、それが一度目であれば、ほとんどの場合許しています。

 男性は本能的に自分ではない浮気相手の遺伝子を宿す可能性を心配するため、浮気を許しません。女性の浮気は即アウト! 徹底的に調べ尽くし、相手が反論できない状態で話を切り出します。心当たりがある場合、「話がある」と言われたなら、全てを知られていると思って下手な言い訳はしないことです。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


フリーランスの人との結婚は大変? 成功させる“決め手”とは
 結婚したい相手がいるけれど、仕事がフリーランスの人だった場合、「本当に結婚してもいいのかな?」と不安になる人は多いよう...
恋バナ調査隊 2022-11-16 06:00 ラブ
彼氏に嘘つかれたら「嘘つく理由&判断基準」で精査しましょ
 彼氏に嘘をつかれたら、あなたはどうしますか? 将来を考えているとしたら、彼氏の嘘に気づいたとき「もう信用できない……...
恋バナ調査隊 2022-11-15 06:00 ラブ
「40代の恋愛」で別れました 失恋の傷から立ち直る3つの方法
 女性にとって40代の恋愛で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね。だからこそ、失敗から学んで次の恋愛こそは幸...
恋バナ調査隊 2022-11-14 06:00 ラブ
「家持ち独身男性」でババを引かないために確認すべき点は?
 婚活中に家持ち独身男性に出会ったら、あなたはどう思いますか? 少し前までは「持ち家は財産」と考えられていましたが、今は...
恋バナ調査隊 2022-11-14 06:00 ラブ
大人女性の「あざとLINE」3選~私はこれで彼を落としました
 同性から嫌われがちなぶりっこが、男性からモテるのは謎ですが事実。“あざとさ”は、恋愛するうえで多少は必要なのかもしれま...
恋バナ調査隊 2022-11-13 06:00 ラブ
「上司が好きかも!?」その気持ちには“勘違いフィルター”が…
 毎日顔を合わせる男性上司に「好きかも」と感じているそこのあなた……! もしかしたらそれは、単なる勘違いかもしれません。...
恋バナ調査隊 2022-11-13 06:00 ラブ
夜のベッドもねちっこくて…婚約者の豹変ぶりに悩む35歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-11-12 06:00 ラブ
「妻になる自覚ある?」妥協で決めた年下婚約女に辟易する男
「冷酷と激情のあいだvol.116〜女性編〜」では、婚約後に性格が豹変した恋人・タカオさん(49)に困惑する理沙さん(3...
並木まき 2022-11-12 06:00 ラブ
実録・合コン失礼発言集「女の子紹介して」って何でやねん!
 素敵な出会いを求めて合コンに行ったのに、失礼なタイプの人に出会ってしまった時、本当に嫌な思いをしますよね。今回は、女性...
恋バナ調査隊 2022-11-12 06:00 ラブ
アラフォー妻達の“夫”後悔録 結婚相手を妥協したばっかりに
 結婚している女性を「羨ましい」「勝ち組」と思う人もいるでしょう。でも、現実はそうでもないようです。  結婚相手に妥協...
恋バナ調査隊 2022-11-11 06:00 ラブ
恋人未満の彼と“お泊り”旅行したい!OKになる3つの誘い方は
 旅行クーポンなども発行され「彼と旅行したい!」と考える女性が増えています。 「でも女性から旅行に誘えない」などと迷っ...
内藤みか 2022-11-10 06:00 ラブ
「あの無理目な男と付き合いたい」実現させるための恋愛テク
「あの人は自分と住む世界が違う」。そう感じる男性を好きになった経験はありませんか? 無理目な男性に恋をしたとき、なにもせ...
恋バナ調査隊 2022-11-09 06:00 ラブ
長~く愛され続けたい!「居心地の良い彼女」に必要な心構え
 いかなる恋愛においても、お互いにとって「居心地がいい存在」になるのはとても重要です。  どれだけ愛していてもどちらか...
若林杏樹 2022-11-09 06:00 ラブ
恋愛中はいい人でも…“クズ夫”の兆候は結婚前に見抜かないと
 大好きだったはずの彼と結婚したにも関わらず、結婚後「実は、クズ夫だった……」と後悔する女性は意外に多いです。「私は大丈...
恋バナ調査隊 2022-11-08 06:00 ラブ
「離婚しない不倫男の勝手な理由」夢見てるのは貴女だけかも
「ダメな恋」とわかっていながらも、不倫を続けている女性もいるのではないでしょうか? 彼から「妻とは別れる」と言われたら、...
恋バナ調査隊 2022-11-08 06:00 ラブ
モテる極意!「男性経験が少ない女性」彼はどこで判断する?
「男性経験は豊富なほうが、大人の女性としてモテるはず♡」と思っていませんか? 意外なことに男性は、夜の経験が少ない女性...
恋バナ調査隊 2022-11-05 06:00 ラブ