結婚予定だった彼の態度が急変…身動きがとれず苦しむ女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-11-14 06:11
投稿日:2020-11-14 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、結婚の約束をした彼氏が自分を避けているように感じる女性の苦悩をお届けします。

運命の出会いから順調だったはずが

 20代後半の女性Tさん。コロナ禍の影響でこれまでの仕事を続けるのが難しくなり、現在は無職です。11歳年上の彼氏であるMさんとは交際1年ちょっとで、交際直後から結婚の話が出ていたものの、最近は具体的な話をしようとすると避けられているように感じるそう。それだけでなく、彼の口から「結婚は、まだいいんじゃない?」などと言われるときもあって、不安に感じているそうです。

「出会いは運命的でした。仲間が企画した飲み会で知り合ったのですが、出会ったその日に直感が“この人だっ!”って教えてくれたくらい、ピンときました。出会った翌日に1回目のデートをし、その日にベッドインして『付き合おう』となってからは、ほぼ毎日会ってきました。

 だけど、コロナ禍になってから、彼の様子が変わってしまって。“仕事”を理由に会えない日も増えて、電話をしても元気がないことも多くて。

 付き合ってすぐに結婚の話が出ていて、最初の話ではもう結婚していたはずなのに、今では結婚の話をすると逃げられてしまいます」

彼の態度に不安が募る

 コロナの影響で、彼の仕事にも変化が出たことは承知していると言うTさん。恋人であるMさんは経営者です。

「会ったときには普段どおりなんですけど、どこか表情に陰がある気がしますね……。

 彼は、もともと金遣いが荒く、いつも羽振りがいい人。お酒を飲むのが大好きです。だけど、最近では一緒にお酒を飲んでも、あまり饒舌にならないから心配です。

 “私といても楽しくないのかな”とか、“もう前ほどは好きじゃないのかな”って不安も、日に日に大きくなってしまって……。

 けれども、話し合いをしようとすると、話をそらされてしまうし、何が何だか意味がわかりません」

 もしも自分への気持ちが冷めているならば、その理由もしっかり聞きたいと考えているTさん。

 何度となく、彼に話し合いをしようと試みるも、なかなか核心に迫れないでいるそうです。いつしか連絡頻度も以前ほどではなくなり、時間が経つにつれて、不安ばかりが大きくなっているのだとか。

「何をしていても楽しくない」

「きちんと話してくれれば納得できるかもしれないのに、何も言ってくれないことに腹が立ちますし、私自身も身動きがとれなくて苦しいです。

 そんなふうにされるほど、彼のことが気がかりで、最近では何をしていても楽しくありません。彼の本心を知りたいし、嫌いになったならハッキリ言えばいいのに。

 あまりにもこの状況が長く続けば、私の気持ちがおかしくなってしまいそうです」

 以前ならば、気軽に彼に連絡をして「何を考えているの?」と尋ねることができた仲だったのに、最近では心の壁を感じて、彼にどう接するべきか悩んでしまうというTさん。変な言い方をすれば、その瞬間にふたりの関係が壊れてしまいそうで怖いと話します。

 では、結婚の予定まであった関係なのに、いきなり態度を変えたMさんの真意とは――?

 次回は、Tさんの恋人であるMさんの声をお届けします。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...
彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)
 46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
植草美幸 2025-05-26 06:00 ラブ
ぎゃー! 初対面デート、相手がタイプじゃない…どうする? 5つの対処法
 素敵な男性と出会えるチャンスが潜んでいる、マッチングアプリ。マッチングアプリで恋愛成就させる人も増えている一方で、初デ...
恋バナ調査隊 2025-05-26 06:00 ラブ
【男女別】結婚の理想と現実をガチ告白。思ってたんとちがーう!
 あなたは結婚に対してどのような理想を持っているでしょうか? 理想の結婚生活を求めて婚活している人もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-05-25 06:00 ラブ
「妻は不倫報道のたびにギャーギャーと…」浮気を罪悪感ゼロで繰り返す47歳男性の主張。慰謝料は高い恋愛代?
「冷酷と激情のあいだvol.247〜女性編〜」では、何度も浮気を繰り返す夫・ツヨシさん(仮名)と、離婚をしたくても経済的...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
夫の浮気は6回、女性からDMも…芸能人の不倫報道のように「制裁を下したい」と願う40歳主婦の苦しみ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
意外と簡単? 男に「守ってあげたい」と思わせるLINE3選。やっぱりギャップが大事なのね
 男性には庇護欲があるもの。「守ってあげたい」と思った瞬間、相手の女性を意識したり好意を持ったりしがちです。あなたも意中...
恋バナ調査隊 2025-05-24 06:00 ラブ
43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった「女装バー」で、女装が趣味の直樹さん(43歳エンター...
蒼井凜花 2025-05-23 11:15 ラブ
やらかしたー!「いい女アピール」が完全裏目に… 恋愛ブランディング失敗談4選
 マッチングアプリやSNSなどが普及し、多くの異性と気軽に出会える時代。だからこそ、いい男を見つけた瞬間「他の女に取られ...
恋バナ調査隊 2025-05-23 06:00 ラブ
男性が即OKするデートの誘い方とは? “断られ知らず”アラサー女子の極意
「勇気をふりしぼってデートに誘ったのに断られちゃった」と嘆く女性は少なくありません。その一方で、お誘いに全部OKをもらえ...
内藤みか 2025-05-22 06:00 ラブ
ぽっちゃり女、マチアプでの悲劇。緊張で「寄行」に走った結果、まさか自分が“モンスター”側になるとは…
 世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
返信が遅い=脈ナシは嘘! 好きだからこそ「即レスできない」5つの理由
「好きな人からメッセージが来ると、つい即レスしてしまう」このような女性が多い一方で、なかには「好きだからこそ返信が遅れて...
恋バナ調査隊 2025-05-22 06:00 ラブ
流出したら恥! 不倫カップルのLINEを暴露。「楽園に行きたかった」って悲劇のヒロイン気取るんじゃない
 昨今では、永野芽衣さんと田中圭さんのように、不倫が発覚しようものなら大変な非難に晒される時代。でも、2人の世界に溺れた...
恋バナ調査隊 2025-05-21 06:00 ラブ
なぜ? 離婚しないサレ妻たちの6つのホンネ。許したなんて“フリ”だけです
「男は浮気する生き物だから……」と寛大な心で許す女性なんてひと握り。大半の女性は、許しているフリをしているだけのようです...
恋バナ調査隊 2025-05-20 06:00 ラブ