口癖は「私が悪かった」 そんな人に欠けているものって…?

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-31 05:35
投稿日:2020-11-11 06:50
 何か問題が起きたとき、すぐに周りの人や環境のせいにするのは良いことではありません。でも、「私が悪かった」という言葉を口癖のように使ってしまう人はいませんか? モジョ子もその一人ですが、そんな彼女にコミが何か言いたそうです。

過度の自責は客観視できてないのと同じ

 トラブルが起きたとき、まずは自分の方にミスはなかったかを確認するのはどんな世界でも当たり前のことです。私は細かな事務作業が得意ではないので、この点は特に気をつけています。でもたまに「これはどう考えても相手方に問題があるな」というパターンもあります。

 このような時でも、「こうなることを予測できなかった私が悪い」と自分を責めてしまう人は、客観視ができていないのではないでしょうか。

 以前、私はモジョ子と同じく酔ったお客さんにお気に入りの靴をテーブルの下で踏まれ続けたことがあります。もう何年も直しながら履いているお気に入りの靴です。やめてほしいと何度も言いましたが、酔っ払いはすぐに忘れてしまうので、ずっと踏まれっぱなし……。

 悲しいやらムカつくやら、胸がモヤモヤでいっぱいになりながらそのお客さんを見送った後、お姉さんにボソッとそのことで愚痴をこぼしました。

「やばい、お客さんの悪口を言ってしまった!」とすぐ我に返って、「でも、こんな靴を履いてた私が悪いんですけどね!」と冗談っぽく言ったら、お姉さんは「マジ!? 最低じゃん!」と共感してくれたのです。

 自省すること自体はとても美しい行為だと思います。自信のなさゆえに「相手に問題がある」と言うのが怖い気持ちも痛いほどわかります。でも客観視できないのは、個人間では何とかなっても会社同士など関わる人が多くなればなるほど問題になってくるはず。

 相手に問題がありそうだと思ったら、「そちらはどうですか?」と聞いてみることも大切ですよ。

登場人物紹介

モジョ子
自信をつけたい主人公。サメ岡さんからのチップをゲットした。

コミ
モジョ子の先輩。お客さん相手でも嫌なことは嫌と言う。

ママ
どろんぱのママ。店の利益と従業員を一番大切にしている。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


SやDENは何の略?マンションの間取り図からわかること-前編-
 マンションを購入しようと思ったときに、必ず確認する間取り図。間取り図を見ているだけでなんだかワクワクしますよね。 ...
おうちで楽器を楽しもう!楽しい時間を増やしてストレス発散
 おうちで楽しい時間を過ごすために楽器の練習を始めてみました。曲が弾けるようになってくると、楽しい気分になるのでストレス...
白い毛並みにピンクの肉球…下から覗く“にゃんたま”の背徳感
 きょうは透明ボードの下から“猫の裏側”を観察です。  真っ白な毛並みにピンク色の肉球がたまりません。  そ...
富と名誉と愛の花「シャクヤク」 咲かせるポイントも解説!
 5月も中盤を過ぎると、チラホラと本格的に初夏を感じる日もやって参りました。  現在ロックダウン中のイギリスに住む...
手術が終わって感じた「世界はこんなにも静かだったんだ…」
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...
飲み物リラクゼーション!お家でのリフレッシュはお茶で解決
 お家でお仕事をしている人は、リフレッシュにお茶を入れることも多くなったと思います。なるべく温かいお茶を飲んで、体の内側...
まさに神レベル!圧巻の大きさを誇る“にゃんたま”様の微笑み
 にゃんたま崇拝のみなさま、お待たせしました。  きょうは、圧巻の大きさを誇るにゃんたまω様です。  御覧く...
人間関係や身のまわりの環境を良くする「2:8の法則」って?
 家族や友人、仕事の環境など、私たちはたくさんの人とかかわり合う必要があります。しかし、この人間関係、全てを全力で頑張っ...
「ハッピーフロッグ」の謎…カエルはなぜ縁起がいいの?
 カエルは縁起がいいと言われることがあります。私の場合、祖父の代からカエルの置物を集めているのですが、祖父も「無事かえる...
女友達と喧嘩したらどうする?おもな原因&5つの対処方法
 女友達という存在は、とても大きなもの。思い切り愚痴ってストレスを発散することもできれば、辛い時に支えてくれることもある...
甲状腺摘出手術は大成功も…声は出ず焼けるような傷口の痛み
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...
“適度な運動”ってどのくらい? 健康的に行う目安&方法!
「適度な運動をした方が良い」と聞くと、軽いジョギングや柔軟体操などをイメージする方も多いでしょう。でも、実際のところ“適...
コロナ自粛中のイライラ育児は仕方ない! どう乗り越える?
 突然やってきたコロナ自粛。緊急事態宣言を境に、生活が一転したご家庭は多いでしょう。ウイルスと戦うという根本的な問題はあ...
明日からガンバ!“にゃんたま”もやる気のない日があるんです
 暇なのに~……やる気が出にゃい~。  やらなくちゃいけないこと3つもあるのに、全然手つかず~!  順序を決...
 今年の5月は「母の月」旬のお花がアナタの感謝を伝えます
 今年もやってまいりました母の日月間!  5月になりました~。  窓を開ければ、初夏の明るい太陽の日差しが差...
自炊を飽きずに!料理慣れしない人が揃えたい“3つの調味料”
 ふだんあまり自炊しない人ほど、自炊期間が長くなるとレパートリーが不足し「飽きた……」となりがち。  長期にわたっ...