「アロマオイル」ってどんなもの?
アロマオイルとは、精油またはエッセンシャルオイルのことです。筆者が長期滞在していたイギリスでは、美容や心身のリラクゼーションを目的として多くの方が利用していました。
昔から民間療法の一つとして親しまれ、さまざまな研究がされていると聞きます。五感の中でも嗅覚への刺激は脳へ伝わるのが最も速く、生理痛やうつ気味、不眠といった悩みを和らげることもできる優れものなのだとか。
香りを楽しむ方法は大きく分けて2つあり、芳香浴やマッサージオイルに混ぜて使用するのが一般的です。
誰でもカンタン「芳香浴」のお手軽方法2つ
1. マグカップを使う
マグカップに80℃前後のお湯を注ぎ、アロマオイルを1~2滴たらして、立ち上る蒸気を軽く吸い込みます。これだけで簡易な芳香浴ができ、リフレッシュ効果が狙えるでしょう。
ただし、蒸気がせきを誘発してしまう場合もありますので、ぜんそくの方や気管が弱い方は控えてくださいね。
2. 枕に少量をたらす
アロマオイルを枕に1~2滴垂らします。枕に垂らすことで、鼻に近い距離から香りが伝わるので、脳にも刺激が伝わりやすくなるでしょう。
シミになるのが気になる方は、コットンやテッシュに垂らし、枕元に置いても。
初心者におすすめのアロマオイル3選
1. 生理痛を和らげるアロマ「イランイラン」
香水の原料にも使われている甘く濃厚なフローラルの香りが特徴。女性らしく官能的、エキゾチックなどのイメージがある香りですが、副交感神経を優位にしリラックス効果が高いと言われています。
また、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を高めたり、皮脂バランスを整えたりする効果も。アロマの世界では、これらの効能により、生理痛が緩和すると言われています。筆者は実際に生理前に使用していて、イライラした気持ちを落ち着かせていることが多いです。
2. 気分を明るくするアロマ「グレープフルーツ」
温かく陽気な気持ちにさせてくれるフレッシュな香りが特徴の柑橘系アロマ。
交感神経を活発にして体脂肪の分解を促進したり老廃物を排出したりする作用があることから、ダイエット中にオススメです。
また、アロマの世界では、落ち込んだ時や鬱っぽい時に、気持ちを和らげる効果があると言われているため、気分転換をしたい時にもぴったりです。
筆者は天気が悪くて気分が乗らない日中に使用し、気分を上げていることが多いです!
3. 安眠効果抜群のアロマ「ラベンダー」
リラックス効果が非常に高いアロマとして有名なラベンダー。フローラルな香りが特徴で安眠効果が狙えるほか、アロマの世界では、目の疲れや肩こりにも効果があると言われています。
朝に弱い筆者でも、寝る前に枕元に垂らして寝ると、朝6時に清々しい気持ちで目覚めることができているので、確かに安眠効果が期待できそうです。
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アロマの初心者には、まずは自分の好きな香りを見つけることから始め、日々の生活に取り入れてみるのがおすすめ。おうち時間がもっと充実するヒントにもなるのではないでしょうか。
〈文・社〉時短美容協会所属/Kanna〉
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