幸せだった頃の思い出が辛い…「失恋の特効薬」ってあるの?

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-11-13 06:00
投稿日:2020-11-13 06:00
 幸せな時間っていつまでも続くような気がしてしまいますよね。失ってしまえば、なんてことなかった日常って本当に尊いものだったんだなぁ……ということに気がつきます。
 前回までのお話で、職場の同僚とのデートを終えたこの漫画の主人公・リコちゃん。ちょっとずつ立ち直っていたように見えた彼女ですが、新しい恋愛をしようとしたら元旦那との思い出が蘇ってしまったみたいで……?

悲しみは永遠には続かない…「時間薬」の効果を待とう

 離婚協議中から離婚後に至るまで、一番私を苦しめたのは「幸せだった頃の思い出」でした。あの頃はあんなに幸せだったのに……もう戻れないからこそ、戻れない日々に想いを馳せては泣いていたように思います。

  幸い私は長期間どっぷり悲しみに浸かりきったら、あっさりと切り替えるタイプなので、幸せだった頃を思い出して泣くようなターンはだいぶ過ぎました。きっと、だんだんと過去になってきたんですね。女性って結構このタイプが多いように思います(逆に男性は、別れてしばらく経ってから悲しみに浸り出すタイプが多いような気も)。

 昔も幸せだったけど、今の方が幸せだな。昔に戻りたくはないな。そう思えるくらい自分が変化するには、時間の経過も必要です。「時間薬」っていいますよね。

 私は1年前の離婚協議中、一刻も早く時間が経ってほしいと切に願っていました。見込み通り、時間薬はどんな慰めよりも効果抜群だったように思います。

 渦中にいる時は信じられないかもしれませんが、時間薬は確実に効き目があります。悲しみは永遠には続きません。悲しみのど真ん中にいる方は、なんとか人生を諦めずに踏ん張ってほしいです。きっと1年後には、悲しみを乗り越えた自分が笑顔で待っていますから。

登場人物紹介

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。同僚の柏原さんに言い寄られて、久々にすごい浮かれてたんだけど……。思い出さないようにしてても、新しい恋をしようとしたら思い出しちゃうよねぇ。

リコの元旦那
そこまでイケメンというわけではないが、そのコミュ力でよくモテる広告マン。リコの友人曰く「明らかに女癖が悪い」。新婚の時は仲良しだったんだよねぇ。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


セックスレスの彼がその気になる寝室3カ条 お勧めの香りは?
 セックスレスに悩む女性が少なくありません。恋人やパートナーと一緒に眠る時、セックスに至らない時、女としての魅力がないの...
内藤みか 2022-10-20 06:00 ラブ
絶対家に行っちゃダメ! LINEで学ぶモラハラ彼氏との別れ方
 世の中には、女性に偉そうな態度をとり、精神的苦痛を与え続けるモラハラ彼氏が存在します。でも、ストレスが溜まり心も傷つく...
恋バナ調査隊 2022-10-19 09:42 ラブ
好きなのになぜNG? スキンシップが苦手な女性と男性の本音
 好きな男性には自然と「触れたい」と思う女性が多いでしょう。しかし一方で「好きでもスキンシップは苦手……」と、悩む女性も...
恋バナ調査隊 2022-10-19 06:00 ラブ
LINEの返信が来ない…仕事で忙しい男性と連絡をとる方法は?
「片思い中の男性から連絡が来ないっ」  スマホを握りしめ、通知が来るたびにカレじゃないとガッカリして連絡を待ち続ける…...
若林杏樹 2022-10-19 06:00 ラブ
30代女子なぜ恋愛が億劫に?男性への理想は切り捨てられます
 30代以降の恋愛って、よくも悪くも20代の頃とは変わってくる。世間の30代女子を見る目は、やっぱり20代とは違う。 ...
ミクニシオリ 2023-01-08 19:30 ラブ
文化系男子の好きなタイプは?流行追うよりmyセンスで勝つ
 ワイルドな体育会系男子も魅力的ですが、物静かで知的、自分の世界観やセンスを持っている文化系男子も根強い人気がありますよ...
恋バナ調査隊 2022-10-17 06:00 ラブ
【LINE】指先までお前でいっぱい…ポエマー彼氏にドン引き!
 あなたは、好意を抱いている男性からポエマーのようなLINEが届いても、変わらずに好きでいられるでしょうか?  今回は...
恋バナ調査隊 2022-10-16 06:00 ラブ
40代婚活女子必見「年下彼氏の将来性を見極める」方法とは?
 40代になって婚活をしている女性は、多くの経験を積んできたからこそ「年下彼氏」ができた時に、頼りなく感じて将来を不安に...
恋バナ調査隊 2022-10-16 06:00 ラブ
抜いたヒゲを並べて楽しいの?夫の許せないクセを暴露します
 無意識にしてしまう「ささいなクセ」は、男女問わず誰にでもあるもの。そうとはわかっていても、一緒に暮らす夫の「不快なクセ...
恋バナ調査隊 2022-10-15 06:00 ラブ
「事実婚は既婚者ではない」独身と偽る夫にモヤモヤする女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-15 06:00 ラブ
「戸籍汚れずラッキー」事実婚の夫は独身だと偽りリスク回避
「冷酷と激情のあいだvol.112〜女性編〜」では、事実婚の手続きを終えている夫・タカノリさん(仮名)が、今でも外に対し...
並木まき 2022-10-15 06:00 ラブ
なんなん?男も服も「人の物が欲しくなる女」の心理と対処法
「隣の芝は青く見える」といいますが、よく見えるだけでなく我慢できなくなってしまう人もいますよね。恋愛においては、人の彼氏...
恋バナ調査隊 2022-10-15 06:00 ラブ
「離婚したいけど心配」なら独身に戻ってよかった話を読もう
「一生を共にする」と誓った相手でも、さまざまな理由から離婚という選択をする夫婦は少なくありません。ただ離婚に踏み切る前は...
恋バナ調査隊 2022-10-14 06:00 ラブ
「アラフォーが勝てるプロフ」で年下男子とマッチング率UP!
 マッチングアプリで年下のイケメンに何度もいいねしてるのに、ちっともマッチングしない……。そんな悩みを抱えているアラフォ...
内藤みか 2022-10-13 06:00 ラブ
ガツガツ&焦ってる認定は回避!さりげなく好意を伝える魔法
 恋愛にガツガツしていると、周囲から「焦ってるんだな……」と思われがちな大人女子。そんな視線が気になると、好きな人にアプ...
恋バナ調査隊 2022-10-13 06:00 ラブ
車の座席はいじっちゃダメよ…不倫がバレた違和感ときっかけ
 不倫には大きなリスクが伴うとわかっていても、好きになってしまった気持ちに負けてズルズルと関係を続けてしまう人はたくさん...
恋バナ調査隊 2022-10-12 06:00 ラブ