料金は?リスクは?「ママ活」と「出張ホスト」どう違うの?

内藤みか 作家
更新日:2020-11-19 06:00
投稿日:2020-11-19 06:00
 近ごろは、密を避けてマンツーマンで遊ぶ人が増えています。そんな時に便利なのが彼氏代行的な存在。けれど最近は「ママ活」という方法で彼氏代行を請け負う人がいます。「出張ホスト」とはどこが違うのでしょうか?

料金が明示されないママ活

 ママ活とは、パパ活の逆です。パパ活は女性が男性とデートをしてお小遣いをもらうものですが、ママ活は男性が女性とデートをするのです。ただしママ活はまだあまり浸透していません。

 お金を払ってでも素人男性とデートしたいと考える女性がほとんどいないからです。マッチングアプリにタダで女性と会う男性がゴロゴロいるので払う必要を感じないのでしょう。

 そしてママ活は個人で行っているので、明白な料金がありません。

 お金持ちそうな女性には高額をふっかける男性もいるため、相場をしっかり調べておかないとぼったくられるリスクがあります。

 逆にいえば料金が高いと文句を言えば、値引きに応じてくれる可能性があり、値段は交渉により変動するのです。

明朗会計の出張ホスト

 意外に思われるかもしれませんが、出張ホストは料金がはっきりと決まっています。

 たとえば午後6時から9時まで3時間レンタルしたら、3時間の料金にプラスして交通費や指名料がかかるという感じです。請求に明細もしっかりと記載されています。

 なぜこんなにしっかりしているかというと、出張ホストや彼氏代行は業者が運営しているからなのです。

 男性の言い値のママ活は、その時々によって、同じ時間なのに料金が変動します。

 たとえば「今月ピンチだからちょっと多めにお小遣いちょうだい」などと甘えられてしまうのです。

 料金が固定の出張ホストの場合はそうしたことがないので安心です。もちろんホストにチップを渡すことはできますが、どちらかというとそれは女性からの「お気持ち」となります。

すっぽかしやドタキャンがあるママ活

 ママ活は個人がSNSやマッチングアプリを利用して活動しているものです。なので、突然アカウントを削除し、連絡が取れなくなるリスクがあります。

 また、デート当日になっていきなり「体調が悪い」などとドタキャンされたり、ひどい場合は初回デートをすっぽかし、そのまま行方をくらます人もいるのだとか。

 その点、出張ホストや彼氏代行の場合、運営業者がいるため、万が一急病でドタキャンになった時には、代理のホストを派遣してくれたり、次回料金を割引してくれたりと、なんらかの対応をしてくれるところがほとんどです。

 パーティーの同伴など、欠席できない大事な用事の場合は、登録ホストが大勢いる業者のほうが安心かもしれません。

お姫様扱いしてくれる出張ホスト

 幸せな気持ちでデートを楽しみたいのなら、出張ホストや彼氏代行など、プロの男性のほうがおすすめです。特にランキング上位のホストは、女性を心地よくさせる言葉づかいを心得ているものです。

「その洋服かわいいね」などとちょっとしたことを褒めてくれたり、荷物を持ってくれたりドアを開けてくれたりと、レディーファーストに振る舞ってくれるので、お姫様気分も味わえるでしょう。

 普通の男性とデートしたいと考えるのなら、ママ活の男性かもしれません。彼らはただ食事やデートに寄り添ってくれるだけで、何かサービスをしてくれる存在ではなく、どちらかというと「付き合って”あげている”」という感覚を持っている人が多いのです。

 運が悪いとデート中に「欲しいものがある」と何かをおねだりされてしまうかもしれません。

 総合的にみて、支払ったお金に見合う幸せを得られるのは、プロの男性たちだと言えるでしょう。

 また、ママ活は個人間の取引となるため、相手の住所や本名がわからないまま会うことになるため、トラブルになった時に連絡先がわからず、間に入ってくれる業者も存在しません。

 リスクが高めだということをよく考え、慎重な行動を心がけましょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...
彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)
 46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
植草美幸 2025-05-26 06:00 ラブ
ぎゃー! 初対面デート、相手がタイプじゃない…どうする? 5つの対処法
 素敵な男性と出会えるチャンスが潜んでいる、マッチングアプリ。マッチングアプリで恋愛成就させる人も増えている一方で、初デ...
恋バナ調査隊 2025-05-26 06:00 ラブ
【男女別】結婚の理想と現実をガチ告白。思ってたんとちがーう!
 あなたは結婚に対してどのような理想を持っているでしょうか? 理想の結婚生活を求めて婚活している人もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-05-25 06:00 ラブ
「妻は不倫報道のたびにギャーギャーと…」浮気を罪悪感ゼロで繰り返す47歳男性の主張。慰謝料は高い恋愛代?
「冷酷と激情のあいだvol.247〜女性編〜」では、何度も浮気を繰り返す夫・ツヨシさん(仮名)と、離婚をしたくても経済的...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
夫の浮気は6回、女性からDMも…芸能人の不倫報道のように「制裁を下したい」と願う40歳主婦の苦しみ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
意外と簡単? 男に「守ってあげたい」と思わせるLINE3選。やっぱりギャップが大事なのね
 男性には庇護欲があるもの。「守ってあげたい」と思った瞬間、相手の女性を意識したり好意を持ったりしがちです。あなたも意中...
恋バナ調査隊 2025-05-24 06:00 ラブ
43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった「女装バー」で、女装が趣味の直樹さん(43歳エンター...
蒼井凜花 2025-05-23 11:15 ラブ
やらかしたー!「いい女アピール」が完全裏目に… 恋愛ブランディング失敗談4選
 マッチングアプリやSNSなどが普及し、多くの異性と気軽に出会える時代。だからこそ、いい男を見つけた瞬間「他の女に取られ...
恋バナ調査隊 2025-05-23 06:00 ラブ