櫻坂46・NiziUデビュー前の紅白出場に物議…本当に早計?

こじらぶ ライター
更新日:2020-11-21 06:00
投稿日:2020-11-21 06:00

NHK紅白歌合戦の出場歌手発表で話題に

 大晦日に放送される第71回NHK紅白歌合戦の出場歌手が今月16日、発表された。11年連続出場中だったAKB48の落選やジャニーズから7組が選出されたことなど様々な反響を呼んだが、中でもまだ正式デビュー前の櫻坂46とNiziUの出場について、時期尚早ではないかといった声がネット上などであがっている。

 具体的には「デビュー前のグループが選ばれるってどういうこと?」「まだCDも出してないのに」などと物議を醸しているのだが、果たして本当に紅白出場が早すぎるのか? 筆者はそうは思わない。むしろ両グループの2020年の活躍ぶりからすれば極めて順当な選出だろう。改めて、既成事実とともに検証したい。

 まず大前提として、紅白の選考基準は“今年の活躍”、“世論の支持”、“番組の企画・演出”を「総合的に判断」したものと説明されている。そして今年の紅白のテーマは「今こそ歌おう みんなでエール」。コロナ禍で社会情勢が極めて困難な状況にある中、人々を勇気づけてきた歌手が出場者として選出されたということだろう。

現・櫻坂46全メンバーは欅坂46として活動

 櫻坂46は、改名後だけの活動期間は約1カ月。ただ現・櫻坂46メンバー26人全員が改名前は欅坂46として10月13日まで活動してきた。今年を通して欅坂46としての活動も含めれば、申し分ない実績を残している。

 コロナ禍で多くのアイドル・アーティストが活動を著しく制限された中でも、欅坂46は大人数グループとしては先駆けて、完璧な感染対策を行った上で7月、9月、そしてラストライブとなる10月2daysの無観客配信オンラインライブを成功させた。チケットの公称実売数は7月が約9万、10月初日が約8万、2日目が11万の2日間計19万。総視聴者数推定は7月が30万人、10月が2日間計57万人となった。

 また今年欅坂46名義で発売した「欅坂46 LIVE at 東京ドーム ~ARENA TOUR 2019 FINAL~」及び「欅共和国2019」のDVD/Blu-rayは2作品合わせ約20万枚、ベストアルバム「永遠より長い一瞬」は約17万枚を売上げた。以上を合算した今年のアーティストセールスは、現在までで概算約30億円を突破。女性アイドルとしては乃木坂46に次ぐ高い数字を記録している。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」羽多子らの“あの言葉”にあんぐり…のぶも感動してる場合か。落語家の年齢も気になる
 嵩(北村匠海)は「まんが教室」という番組に出演してほしいという健太郎(高橋文哉)の頼みをしぶしぶ承諾する。そして第1回...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
「あんぱん」のぶ、議員のコネ入社なのに“クビ”の謎。急成長したアキラ君と老けないオトナ達に酔いそう…
 嵩(北村匠海)が書いた詞にたくや(大森元貴)がメロディーをつけて生まれた「手のひらを太陽に」は、「みんなのうた」でも紹...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
スキャンダル続出の花田優一、美女にモテまくるのは何故? 不誠実男に学ぶ「悪名は無名に勝る」メリット
 元横綱・貴乃花光司と元フジテレビアナ・花田景子を両親に持つ“親の十四光り”の花田優一。  現在、元テレビ東京アナ...
堺屋大地 2025-08-17 11:45 エンタメ
「あんぱん」八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)、“何か”が始まっちゃう? 嵩は作詞能力をいつ見抜かれたのか
 舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。そこに、また一緒に楽しい仕事をしようとた...
桧山珠美 2025-09-04 12:26 エンタメ
カズレーザー、山里亮太…芸人はなぜモテる? 業界人が分析する「メロい」現象が起こりやすい納得の理由
 カズレーザーさんと女優の二階堂ふみさんが結婚した。週刊誌にも撮られなかったどころか、噂すらなかったので世間はびっくり&...
帽子田 2025-08-15 11:45 エンタメ
島崎遥香31歳、40代を迎えても「幸せの更新」方法は変わらない。カテゴライズせず“ぱるる”として生きていく
 昨年、初めての著書『ぱるるのおひとりさま論』(大和書房)を出版するなど、このところ「ひとりが好き」「結婚願望はナシ」と...
望月ふみ 2025-08-14 11:45 エンタメ
ドラマ『しあわせな結婚』の奇妙な違和感。松たか子らの“ちぐはぐさ”は計算どおりなのか?
『光る君へ』『ふたりっ子』『大恋愛』などで知られるベテラン脚本家・大石静さんの完全オリジナル作品として、夏ドラマの中でも...
「あんぱん」六原永輔=永六輔の“言葉”に違和感が…。いせたくや(大森元貴)らの記憶力も凄すぎる
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は互いに隠していたことを打ち明け、新たに前を向く。それから7年の歳月が流れ――、未だ漫...
桧山珠美 2025-08-13 18:06 エンタメ
【芸能クイズ】ヒントは有名コンビ!「佐藤嘉彦・粋子」が本名な芸人は誰でしょう?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
空前のオカルトブーム! 大人も楽しめる「夏のホラーアニメ」3選。平成の“トラウマ級”作品が令和にリメイク
 近年、小説や映画を中心に巻き起こっているホラーブーム。Web記事から単行本化された小説を原作とし大ヒット映画となった「...
ヒカキンは本当に“聖人”だったのか? 炎上騒動で見えたトップYouTuberの人間くささ
 日本を代表するYouTuber・HIKAKIN(以下、ヒカキン)が、パクリ動画を公開したことで炎上しました。  ...
堺屋大地 2025-08-14 10:37 エンタメ
「あんぱん」のぶの不器用設定はどこへ? ボツ原稿を持ち歩く嵩…まだまだあるクエスチョン
 独立した嵩(北村匠海)は独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていた。だが、決して順調とは言えな...
桧山珠美 2025-08-11 17:03 エンタメ
キンプリ岩橋玄樹、A.B.C-Z戸塚祥太ら夏の深夜ドラマ、極上イケメン4選。“フェミ男”の二世息子も俳優デビュー
 常夏の国、ジャパン 日本列島沸騰中です! 連日、熱中症警戒アラートが発令し、無駄な外出はしないようにと呼びかけます。コ...
1位の道枝駿佑を抜いた!2025年上半期「国宝級イケメン」を検索数でランキング。最も調べられた日の出来事は
 7月15日、「ViVi国宝級イケメンランキング 2025年上半期」(以下、「ViViランキング」)が発表されました。N...
こじらぶ 2025-08-10 11:45 エンタメ
「あんぱん」手嶌治虫(眞栄田郷敦)と運命の出会い…だけど。“靴紐”シーンは何かの伏線なの?
 嵩(北村匠海)はカフェで打ち合わせをしていた手嶌治虫(眞栄田郷敦)に声をかけられる。いたたまれない気持ちで会社に戻った...
桧山珠美 2025-08-09 10:38 エンタメ
山田裕貴、“気持ち”を考え続けて撮影に挑んだ。W主演の堤真一に「恥ずかしくて聞けないこと」とは?
 太平洋戦争末期の沖縄で、アメリカ軍に追い詰められて木の上に身を潜めた日本兵が、終戦を知らないまま2年間にわたって潜伏生...
望月ふみ 2025-08-08 11:45 エンタメ