「好き」と「尊敬」の違いって?
まずは、好きと尊敬の違いについて確認してみましょう。
「好き」とは異性としてドキドキする感情
恋愛での「好き」という感情は、相手を「恋の対象」として見ている時に感じるもの。一緒にいるとドキドキしたり、ずっと一緒にいたいと思ったり、相手に恋い焦がれている状態です。「人として」ではなく「恋愛対象として」捉えた時に、抱く感情だと言えるでしょう。
「尊敬」とは人として敬う気持ち
「尊敬」は、相手を1人の人間として敬い、尊いと思う気持ちのことです。その人に憧れたり、相手のようになりたいと思ったりするのであれば、それは尊敬の感情だと言えるでしょう。
そう思える相手は、その人のおかげで自分も成長できるような素晴らしい人のはず。ただ、尊敬の気持ちが強くなると相手を意識する時間が長くなるため、「好き」という感情と混同しやすくなってしまうようです。
好きや尊敬に似た感情「憧れ」
好きや尊敬に似た気持ちとして、「憧れ」という感情もあります。憧れとは、「理想とする物事に強く心が惹かれること」。これは、理想という部分には「尊敬」の気持ちが、強く心惹かれるという部分には、「好き」という気持ちが隠れていることがあります。
彼に対して強い憧れの気持ちを持っているなら、尊敬と好きの両方の感情があるのかもしれませんね。
「好き」or「尊敬」? 自分の気持ちを確かめる5つの方法
続いては、相手に対して「好き」なのか「尊敬」なのか、自分の気持ちを確かめる方法をご紹介しましょう!
1. 理性的でいられるか?
彼に対して抱く感情は、理性的ですか? 恋愛感情の「好き」の場合、理性が利かない気持ちになることがあります。ほかのことをそっちのけで相手のことばかり考えてしまったり、悪い影響があるとわかっても気持ちが抑えられなくなったりなど、本能的に湧いて出てくる気持ちなら、彼に恋しているのかもしれません。
逆に、いつも理性的にお互いの関係を俯瞰して冷静に見つめられているなら、それは「尊敬」の感情だと言えるでしょう。
2. 自分が成長できると感じるか?
彼と一緒にいることで、自分の成長につながると強く感じていますか? もしも、そう感じるのであれば、そこには「尊敬」の気持ちがあるはずです。
もちろん、好きな相手が尊敬できる相手であることもあります。ただ少なくとも、自分の成長につながる部分を相手が持っていて、その部分を尊敬していることは確かでしょう。好きな人を尊敬できるなら、それは素晴らしいことです。
3. 抱かれたいと思うか?
「好き」という感情の場合、相手とキスしたい、相手に抱かれたいという感情が芽生えてくるのは普通のこと。対して尊敬は、“相手を敬い尊い”と思うことですので、尊敬という感情だけなら“体の関係を想像する”ということにはつながりにくいはずです。男女の関係を意識してしまうなら、あなたは彼のことが好きなのかもしれませんね。
4. ほかの女性と話していると嫉妬心が湧くか?
彼を「好き」だと思っている場合、ほかの女性と話をしている姿を見た時に、少なからず嫉妬心が湧くでしょう。自分だけのものにしたい、自分だけに振り向いて欲しいと感じるのも、「好き」という気持ちの特徴です。
5. 切なくて胸が締め付けられるか?
「好き」の感情にしかないのが、胸が締め付けられるような「切ない気持ち」です。彼のことを考えるたびに切なくて胸が締め付けられるのであれば、それは尊敬ではなく恋愛感情かもしれません。
どちらか判断できない場合には、夜寝る前に彼に彼女がいると想像し、胸が締め付けられるような気持ちになるのかをチェックしてみると良いでしょう。
好きな人に「尊敬」の気持ちを伝えるのはNG?
この記事を読んでいる人の中には、同じ人に「好き」と「尊敬」の両方の感情があると気づき、尊敬している気持ちだけでも伝えたいと思う人もいるでしょう。でも、男性の中には女性に「尊敬はしているけど、好きではない」と、振られたことがある人もいるようなんです。
要するに、「尊敬している」ことを伝えても、「好き」という気持ちまで察してもらえるとは限らないということ。恋愛感情に気づいたなら、尊敬と同時に「好きの気持ち」も伝えたほうが良いかもしれませんね。
今は好きではなくても…尊敬から始まる恋もある!
今回は「好き」と「尊敬」の違いについて解説しましたが、実は尊敬から始まる恋もあれば、彼のことを好きになってから尊敬できる部分が見つかることもよくあることです。
どちらにしても、「尊敬」という感情がある時点で、きっとあなたにとっては素敵な出会いであるということは間違いないでしょう。尊敬の気持ちも大切にしながら、あなたの心の声に耳を傾けてみてくださいね♡
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