“時間がない”と思って行動するデメリット&抜け出す方法

コクハク編集部
更新日:2020-12-15 06:00
投稿日:2020-12-15 06:00
 家事や仕事をするには、時間がかかります。状況や内容によっては、終了日や納期などが決められているものもあるでしょう。このような終わりが決まった仕事をいくつも抱えていると、「時間がない」と焦る人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「時間がない」と思って行動するデメリットや、その状況から抜け出す方法をご紹介します。

「時間がない」と思って行動する5つのデメリット

 毎日、忙しそうにしている人を見ると、「一生懸命でカッコいいなぁ」なんて思う人もいるかもしれません。しかし、「時間がない」と嘆いている人の中には、いっぱいいっぱいになっている人もいます。それゆえに、忙しさがデメリットになってしまうケースもあるんですよ。

1. 焦って本来の力を発揮できない

 時間に追われていると、「時間がない」と焦ってしまう人が多くいます。「早く終わらせなければ」と思うほど、思ったように物事が進まないこともあるでしょう。

 実は、「時間がない」と思いながら行動すると、本来の力を発揮できない場合がほとんど。いつもなら簡単に行えることにも手間取り、いつも以上に時間がかかってしまう人が少なくありません。

2. 時間がないことを理由にクオリティーが下がる

 誰だって「時間がない」と思えば、少しでも早く終わらせようと必死になるものです。そして、「時間内に終えること」が、ミッションの第一目標になってしまうでしょう。

 結果、クオリティーが下がってしまうことに。いつもならもっと丁寧に行えることが雑になったり、凡ミスが増え、出来栄えが悪くなります。

3. 人を頼ってしまう

 引き受けた仕事は、責任をもって最後まで終わらせるのが社会人としてのマナー。しかし、「時間がない」と焦った結果、その責任を簡単に放棄してしまう人もいます。

「私にはできないから、お願い」と、誰かに任せてしまう人もいるでしょう。もちろん、本当に無理な時には助けを借りることも必要ですが、「時間がない」と思うあまり、冷静な判断ができずに、すぐに人に頼ってしまう人もいます。

4. 投げやりになってしまう

 期限が決められた仕事を抱えていると、「どうにかして、期限内に終わらせなければ」と思うものです。

 しかし、「どうやっても間に合わない」と感じると、諦めて投げやりになってしまう人もいます。早い段階で周りに相談すれば何とかなるものも、放置してしまったことで、気づいた時には手遅れ……なんてこともあるでしょう。

5. イライラして空気を悪くする

 仕事に追われると、気持ち的にも余裕がなくなってしまうもの。ちょっとしたミスや思い通りにいかないことがあると、いつも以上にイライラするものです。

 その結果、あなたの周りの空気が悪くなることに。それに気づかず、周りの人に気を使わせてしまっている人も少なくありません。

「時間がない」から抜け出す5つの方法

 忙しくしている人の中には、常に「時間がない」と感じている人がいます。確かに、抱えている仕事量を考えれば、そう思ってしまうのも無理はありません。しかし、意識を変えるだけで、「時間がない」という感覚から抜け出せるかもしれませんよ。

1. そもそも、その時間設定が正しいのか見直す

 仕事を引き受ける上で、納期は必ずついてくるもの。家事でも、それなりの終着点があるはずです。

 しかし、どんなに仕事ができる人でも無理な納期設定で終えるのは不可能。「時間がない」と思った時には、そもそもその納期設定は可能なのかを、見直してみましょう。無理な場合には、上司などに相談することがおすすめです。

2. キャパオーバーになっていないか確認する

「時間がない」と感じた時には、抱えている仕事がキャパオーバーになっていないか確認してみましょう。

 小さな仕事、簡単に終わるような仕事でも、いくつもの案件を抱えてしまえば、当然納期内に終えることは難しくなってしまいます。お願いされると断れない人は、そういった小さな仕事をいくつも抱えてしまいがちですので、時には断る勇気を持つことも大切です。

3. 抱えきれないものは、周りにお願いする

「時間がなくて、納期内に終わらせることは無理そう」と判断した時には、素直に周りの人にお願いしましょう。「どうしよう」と、いつまでも一人で抱えていると、そのうち取り返しのつかないことになります。

 抱えきれないものは、早い段階で人に頼ることも大切。そうすれば、大きなトラブルにならずに済むでしょう。

4. 優先順位を決め、スケジュールを組む

 やらなければいけないことがたくさんあると、ついつい焦ってしまうもの。「とりあえず、目の前にある仕事から片付けよう」と思う人もいるでしょう。

 しかし、時間がない時こそスケジュールを立てることが必要。まずは、仕事の納期を軸に考え、優先順位を決めましょう。優先順位が決まったら、細かいスケジューリングをしていきます。こうすることで、「意外と余裕があるな」と気づけるかもしれません。

5. 区切りをつける癖をつける

 仕事に追われると、ついつい休憩も取らずに没頭してしまう人も多いでしょう。「時間がない」と思えば思うほど、「休んでなんかいられない」と思うものです。

 しかし、仕事を効率的に進めるには、区切りをつけることが必須。「今日はここまでやろう」「何時になったらやめよう」といった区切りをつけることで、モチベーションが維持しやすくなるはずです。

「時間がない」は思い込みかも? 時間の使い方を工夫しよう

 仕事やプライベートに忙しい人は、常に「時間がない」と思っている人が少なくありません。しかし、この「時間がない」という意識は、逆にデメリットになってしまうことがあります。実際には思い込んでいるだけで、実は時間に余裕があるかもしれません。

「時間がない」というバタバタした生活から抜け出すには、まずは意識を変えること。意識が変われば、時間の過ごし方も変わってくるはずですよ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


“たまたま”のBL現場に遭遇! にゃんたま少年の運命やいかに
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
人気のない夕暮れの公園にいる時間 2023.3.6(月)
 普段はにぎやかな場所ほど、そこから人がいなくなると突然さみしく感じる。  ドヴォルザークの「家路」が流れて、さっ...
「デブなのに仕事早すぎw」無神経上司からの笑えねぇLINE3選
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
「花粉症の人」「そうじゃない人」の深い溝 2023.3.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
能町みね子は思う 愛猫の小町は「血のつながった我が子」
 私は、もう一生、海外旅行には行けないかもしれない。うちで、かわいいかわいい猫の「小町」が待っているからです。──そうは...
“胃腸弱すぎ”アラフォーを救う神メニュー3選 2023.3.4(土)
 またしても胃腸をぶっ壊しています。記憶をさかのぼると、昨年もこんな記事を書いておりました。定期便レベルで腹痛に見舞われ...
辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。
昼と夜で違う顔 ガード下で見つけた芸術作品 2023.3.3(金)
 暗闇をバックに造形が際立つ、まるでガード下の芸術作品。  明るい時間にはなんてことない風景なんだけど、まったく違...
イジリとイジメの違いは?関西出身者は思う「わからん人は使用厳禁!」
 みなさんの生活圏には「イジる文化」はありますか? 私は関西出身なので、お笑いの文化が身近にあり、小さな頃からイジリ慣れ...
プレゼン怖い問題 緊張しない5つの方法で苦手意識をなくす!
 会社でのプレゼンや学校での保護者会など、人前で喋るときに緊張して本領発揮できなくなってしまう人はよくいます。たしかに、...
にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...