結婚は愛かお金か…貧乏で優しい男と金持ちで浮気する男

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-12-12 06:00
投稿日:2020-12-12 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。愛かお金か、結婚するならどちらを優先するかというこの“究極の選択”。結婚前のアンケートでは愛情を重視する人が約半数ですが、離婚の原因のひとつとも言える「お金がない」という問題は、経験した人しかわからない絶望と苦しみを伴います。果たして愛はお金に打ち勝つことができるのか。あなたは結婚相手に選ぶならどちらの男性ですか?

「愛はお金で買える」~デビィ・スカルノ夫人論

 大好きな年収200万円の男性と、あまり興味がないけれど年収1億円稼ぐ男性。どちらと結婚するのが幸せになるのかいうテーマについて、デビィ・スカルノ夫人は「年収1億円」の男性を選ぶ方が幸せになれると答えていらっしゃいました。

 これに関しては筆者はまるごと同感です。恋愛→結婚を経て、離婚の相談に来られるオトナ女子さんたちの別れたい理由はさまざまですが、私は共通のある質問をしています。「もし、ご主人さんが毎月生活費を100万円くれたとしても離婚をお考えでしょうか?」。この質問を投げると、ほとんどの女性が我慢して離婚を踏みとどまるそうです。それでも離婚をしたいと答えるわずかな方は、リッチな生活ができている奥様だけでした。

お金がある男性はモテる

 稼ぐ男性はルックスが悪くても、一定数の女性は必ず寄ってきます。男性の容姿はどうあれ、お金があるとモテるので浮気をするリスクはぐっと高まります。実際、浮気しているリッチな旦那は多いはずなのに、なぜか浮気調査依頼は驚くほど少ないのです。薄々、浮気に気づいている奥様も多いのですが、心とお金を天秤にかければ現在の生活で我慢ができるということなのかもしれません。

円満な結婚生活に必要な「夫への尊敬」

 独身の頃は他人に優しくて親切な彼(39才/会社員)が大好きだったはずなのに、結婚してから夫を大嫌いになったA子さん(38才/パート勤務)の言い分は「飲み会の誘いもNOと言えないし、お金も貸してくれと言われたらお給料も少ないのに貸すんです」

 うんざり気味に話すAさん。

 同じように冒頭の質問を投げてみると「100万円生活費をくれるなら文句ありませんよ~」と笑顔で即答でした。

 やはり不満のタネの根源は自分たちも節約して我慢しているからこそなのでしょう。

 昔は親切な彼を尊敬できたそうですが、家庭を持ってからというもの、彼の優しさが逆に優柔不断で不甲斐ない男に見えて仕方がないとため息をつきました。

 愛を持続させるためにはお互いの尊敬の念は必要です。

キャリアレディも本当は男性に甘えたい

 お金を稼げる男=エサを運んでくる男。この時代で言うエサとはお金といったところですね。

 動物は本来、子供を産み育てるために強いオスを探します。ライオンの弱いオスなどはメスに見向きもされていません。

 一番強いボスライオンの周りに何頭ものメスライオンがハーレムを作っています。

 第一線でバリバリと活躍し、男性以上に稼ぎがあるキャリアレディも少なくありません。彼女たちはお金を持っているので、男性と食事に行っても自分が年上の場合はご馳走してあげたり、割り勘なんて珍しいことではありません。

 そんな彼女たちが恋に落ちた理由でダントツなのが、自分に当たり前のようにご馳走してくれたことがキッカケだそうです。

 食事(エサ)をふるまってくれた男性(オス)に、ただ素直に女性として嬉しかったと言います。

離婚原因が「お金」だった女性が必ず言うセリフ

 ギャンブル・借金・浪費癖・働かないなど「お金」が原因で離婚になった女性は口をそろえて「お金のない男はもうコリゴリ」とおっしゃいます。

 お金に縁がない相手と一緒になろうと考えているのであれば、覚悟して結婚するべきでしょう。

 万が一困窮した生活を余儀なくされた時に、腐らず心から明るく生きられるのか。とても深い人生のテーマです。

まとめ

 世帯年収200万円でも平気な人もいます。買い物をしなくても楽しくて満足な人もいます。外食にも興味がなくて何を食べても幸せな人もいます。結婚生活は共通の価値観が多ければ多いほどうまくいきます。

 まずは、自分の“楽しくて幸せな基準”をきちんと把握することが大切です。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

ラブ 新着一覧


人生初キスは先輩と♡…なのに鼻毛チョロ!? アラフォーの恋愛黒歴史譚4選
 40代を超えた女性の中には、できれば忘れたい恥ずかしい「恋愛黒歴史」が一つくらいあるもの。大人になった今だからこそ、笑...
恋バナ調査隊 2023-08-21 06:00 ラブ
「そうめんでいい」って何?料理が原因で火蓋が切って落とされた夫婦喧嘩
 夫婦喧嘩といえば、「浮気」や「性格の不一致」が思い浮かびますよね。でも、侮れないのは「料理にまつわる夫婦喧嘩」。今回は...
恋バナ調査隊 2023-08-20 06:00 ラブ
羨ましくさえ感じる今日この頃…結婚しない人を「賢い」と思う5つの瞬間
 最近は、結婚しない女性が増えてきています。「寂しくないのかな?」と思う一方、羨ましく感じる既婚者も少なくないのではない...
恋バナ調査隊 2023-08-19 06:00 ラブ
「前妻に謝りたい…」人並みの奥さんになれない女との再婚を悔いる50男
「冷酷と激情のあいだvol.156〜女性編〜」では、不倫の末に結婚をした和美さん(43歳・仮名)が、夫であるフミオさん(...
並木まき 2023-08-19 06:00 ラブ
「お前は不倫する女だろ?」略奪婚後に本性露わに…モラハラ夫に苦しむ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-08-19 06:00 ラブ
「誕生日おめでと」をせがむ男…“察してちゃん”LINEが送られてきたら?
「こう答えてほしい」「こっちの気持ちを分かって!」という意図を感じる“察してLINE”が送られてきたら、あなたはどう対処...
恋バナ調査隊 2023-08-19 06:00 ラブ
明石家さんま&大竹しのぶはレア?離婚後も仲良しな元夫婦の特徴と副産物
 離婚後の元夫婦というと険悪なイメージがあるでしょう。もちろん、泥沼裁判まで発展した離婚なら険悪な関係で終わりそうですが...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
ブラとパンツがバラバラのバレバレ! めちゃ恥ずかしかった下着の失敗談
 好きな男性といいムードになったときに「ヤバ! 今日の下着最悪なんだった……」と焦った経験はありませんか? 今回はそんな...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
“カードはあるが現金はない”の気苦労 結婚に不向きな金持ち彼氏あるある
 お金持ちな男性と付き合っている女性は、うらやましいですよね。交際中は奢ってもらえたり、結婚すれば大きな安心を得られたり...
恋バナ調査隊 2023-08-18 06:00 ラブ
パパ活の逆!? ママ活狙いの彼女たちがマッチングアプリで増えているワケ
 じわじわと浸透しているかもしれないママ活。パパ活の逆で、若い男性が年上の女性とデートをして、お小遣いをいただくものです...
内藤みか 2023-08-17 06:00 ラブ
結婚していないとかわいそう? いいえ、独身生活が最高すぎる5つの理由
 一昔前までは、30代で結婚していないと「かわいそう……」なんて思われちゃう時代でした。でも今は、独身を謳歌する女性も増...
恋バナ調査隊 2023-08-17 06:00 ラブ
親切の押し売りって…世話焼き夫“うざい”あるあると迷惑な時の対処法
 多くの女性が、家事や育児に協力してくれない夫を嘆き、「家事や育児に協力的な夫になってほしい!」と願う人は多いでしょう。...
恋バナ調査隊 2023-08-17 06:00 ラブ
ベタ惚れ彼氏をゲットしてプロポーズされちゃう3ステップ
 恋愛中の方は今のパートナー、出会いを探している方は次の男性との恋は実りあるものにしたいですよね 。  できれば自...
若林杏樹 2023-08-16 06:00 ラブ
大切な子供の未来のために…離婚予備軍が大事にしたい準備期間と3つの対策
 夫婦関係を続けてはいるけれど、気持ちはもうない……。そんな離婚予備軍の女性でも、子供がいると別れるべきではないのでは?...
恋バナ調査隊 2023-08-16 06:00 ラブ
「夫、いる?」子どもが巣立った後の夫婦関係を考えるとゾッとする
 子どもが低年齢の時は、子どものお世話に手一杯で早く成長してくれないかな……と考えた経験があるのは私だけではないはずです...
豆木メイ 2023-08-15 06:00 ラブ
貴女の度数は? オスを引き寄せる「フェロモンジャッジ」に挑戦!
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-08-15 06:00 ラブ