寒い日のお葬式に黒のタイツはダメ! その理由は?
結論からいうと、寒い日のお葬式に黒のタイツを履くのはNGです。なぜNGなのか、例外などについてチェックしていきましょう!
なぜお葬式に黒のタイツはダメなの?
黒いタイツがなぜNGかというと、「カジュアルな印象」を与えてしまうからです。お葬式は、あくまでフォーマルな場。カジュアルさのない、透け感のある黒のストッキングが基本となります。
おすすめは60デニール! 80デニールはNG
ストッキングかタイツかは、生地の薄さを表す「デニール」で判断してみてください。ストッキングは30デニール未満、タイツは30デニール以上になります。デニールの数値が高くなるほど厚みが増していき、透け感がなくなって保温力が上がります。
どうしても寒い時には、60デニール程度がおすすめ。足全体がほんのり透けますし、程よい保温力もありますよ。
地域や季節によっては例外もある
日本の中でも特に寒い東北地方など、地域や季節によっては例外としてタイツでもOKな場合があります。遠方でのお葬式の場合は、その地域のマナーを事前に調べてから参列すると良いでしょう。
黒いタイツがダメならこれ! お葬式での足元の防寒対策3つ
60デニール程度の黒いタイツがない時には、次のような方法で防寒をするのがおすすめです。
1. ベージュのストッキングを重ねる
少しでも防寒力を高めるために、黒いストッキングの下に肌色のストッキングを重ね履きするという方法があります。黒いストッキングは一枚だけなので、透け感はそのままに暖かさをアップさせることができます。
2. 喪服をパンツスーツにする
どうしても足元が寒い場合には、喪服をパンツスーツにしましょう。特に、妊婦さんなど、体を冷やさないほうが良い人におすすめです。一着持っておくと、重宝するでしょう。
3. 足元用カイロを使う
靴の中に貼るカイロを使う方法もおすすめです。ストッキングを履いていても、足元から温まるので、ぜひ試してみてください。
寒い日のお葬式…防寒したい時の喪服マナー
続いては、寒い日のお葬式の服のマナーをチェックしてみましょう!
【コート】NGポイントだけ押さえればOK
寒い日の喪服には、礼装用の黒いコートを着ていきましょう。基本的に「葬儀用コート」というものはありません。どうしてもない時は、黒のシンプルなコートでもOKです。
ただし、サテンやエナメルなどの光沢感のあるものや、殺傷をイメージさせる革製やファー付きのものはNG。ウールやカシミヤが最適です。
【靴】黒の本革&合皮パンプスが基本
寒い日には、ブーツを履いていきたくなりますが、基本的には黒のパンプスのみになります。靴は、エナメルやスエードなどの光るものはNG。本革や合皮の靴を選びましょう。
子供の靴に関しては、ダークカラーの運動靴を用意すれば大丈夫です。
【インナー】タートルはNG! 薄手の黒いニットなどが◎
タートルネックは、喪服の下に着れば暖かいですが、これもNGです。どうしても寒い時には、薄手の黒いニットのインナーなどを重ね着しましょう。これだけでだいぶ暖かくなるはずです。
【小物】光るもの・ファー・革製品は避けるようにする
寒い日のお葬式に手袋やマフラーをつけていく時には、ダークカラーで上品なデザインのものを選びましょう。手袋やマフラーも、光るものやファーはNGです。また、革製品も避けましょう。
お葬式に参列する時の喪服に関する注意点
最後に、お葬式に参列する時の注意点をおさらいしておきましょう!
ストッキングの下のペディキュアの色に注意
お葬式では、靴を脱ぐ場面もあります。透ける素材のストッキングだとペディキュアの色が見えてしまうので派手なカラーやデザインは避け、淡い色に塗り替えておきましょう。
ストッキングの予備を用意しておく
薄いストッキングは、ちょっとしたことで電線しやすいですよね。大人のマナーとして、ストッキングを履く時には、予備を一つカバンに入れておくと良いでしょう。忘れてしまった時は、行く途中のコンビニなどで購入してくださいね。
ストッキングの飾りに注意
黒いストッキングでも、ストーンなどの飾りがあるものはNGです。ストッキングを購入する時、隠れたところに飾りがついていないかなどをよく確認しておきましょう。
また、寒くて60デニールのタイツを履く場合、リブ編みなどの模様がないシンプルなものかどうかを確認しておくと安心です。
寒い日のお葬式はマナーの範囲内で防寒対策を!
お葬式はフォーマルな場です。寒冷地の冬などの例外を除いては、喪服のマナーに従って参列するようにしましょう。どうしても寒い時には、この記事でご紹介した防寒対策を試してみてくださいね。
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