離婚のトラウマにさよならを…自分の欠点との向き合い方

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-01-04 06:38
投稿日:2021-01-04 06:00
 離婚って、自分の欠点を否応なく突き付けられますよね。中にはトラウマになるくらい、心の傷を追う人も出てきます。いっそ完璧な被害者意識でいられたら楽なのですが。
 このマンガの主人公・リコちゃんは、前回のお話で自暴自棄になりそうなところを同僚の柏原さんに引き止められました。離婚の傷からなかなか立ち直れないリコちゃんに、彼はなんて言葉をかけるのでしょう?

あなたの欠点を欠点と思わない人もいるのです

 離婚に至るまでの話し合いの中で、欠点を責めたり責められたりすることってありますよね。離婚を通して自分の欠点を自覚した人もいるかと思います。

 私の場合、注意力が散漫であるという大きな欠点があります。発達障がいの傾向がある、と離婚協議中に判明しました。お金の管理がうまくできなかったり、そもそも家事が得意じゃなかったりしたんですね。離婚協議中、元夫にはそのことをたくさん指摘されました。

 今まで欠点をごまかしながらなんとか生きてきたけれど、離婚によって隠しきれなくなったのです。でも、膿をすべて出し切った気がしました。もうこの欠点と向き合わなければ、前に進めないと思ったのです。

 現在お付き合いしている人は、私の注意力散漫な部分をむしろかわいいと言ってくれます。自分の欠点を長所と捉えてくれたり、補ってくれる人もいるんだ……という事実はなかなかの衝撃でした。

 欠点はまだまだ改善できてないし、今でも欠点を努力不足だと指摘されると心がざわついてしまいます。でも実は、その欠点すら「自分らしさ」だったりするんですよね。元旦那さんと相性が合わなかっただけで、あなたの欠点すら受け止めてくれる環境もどこかにあるのかもしれません。

 欠点を改善するには、一朝一夕では難しいと思います。自分を受け入れてくれる環境に身を置きながら、少しずつ自分を変えていくのもありなのではないでしょうか。

登場人物紹介

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。新しい恋はうまくいかないし、離婚からは立ち直れないし、挙句の果てにヤリモク要員にされちゃうし……でも、柏原さんが自分を受け止めてくれて泣いちゃった。私は私のままでいいのかな?

柏原さん
リコの会社の同僚。重度のアイドルオタク。リコと一度デートして失敗してる。でもまっすぐにリコを想う気持ちが彼女を動かしたみたい……!?

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【30代女の体験談】ほぼ毎日ささみ!モデル男と交際した顛末
 キレイめモデル系男子と付き合いたい! という女性は大勢います。けれど、実際にイケメン男性モデルとお付き合いしたら、想像...
内藤みか 2022-05-05 06:00 ラブ
男ドン引き!恋愛成就のお邪魔虫“マウント女”になってない?
「アラフォーになっても、なかなか結婚相手が現れない」と焦っていませんか。それ、もしかしたら、恋愛における“マウント女”に...
恋バナ調査隊 2022-05-05 06:00 ラブ
綾瀬はるかなら許せても…“干物女あるある”から脱却方法まで
 数年前、綾瀬はるかさん主演のドラマ「ホタルノヒカリ」でも話題になった「干物女」。何をするにも「面倒臭い!」が前提で、恋...
恋バナ調査隊 2022-05-05 06:00 ラブ
重い女と思われる二大瞬間!男性から嫌われないための解決策
 付き合うきっかけは彼からなのに、いつの間にか「重い女」になってしまう経験はありませんか。そんなつもりはないのに、男性側...
若林杏樹 2022-05-04 06:00 ラブ
ぽっちゃりはモテ!“抱き心地がいい女性”が磨くべき場所は?
 アラサー・アラフォーになると、今までと変わらない生活をしているのに「だんだんぽっちゃり体型になってきた……」と、焦る人...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:32 ラブ
「女友達に恋愛相談」やっぱり誰でもいいわけではありません
 恋愛で悩んだ時に、同性の女友達に相談する人は多いですよね。でも、実はこの選択、場合によっては危険なケースもあるようなの...
恋バナ調査隊 2022-05-04 06:00 ラブ
「愛情不足では?」元旦那と離婚、呪縛から逃れた先の“偏見”
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“不幸な恋愛”が続く理由と特徴を考えてみた 経験に糸口あり
 ある程度の年齢になってくると、恋愛経験も増えてくるはず。しかし、それにも関わらず、いくつになっても今までの経験を活かす...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
“バツが多い”男性との恋愛 離婚の原因以外に確認すべきこと
 3組に1組が離婚しているといわれる現代。年齢を重ねていくごとに、“バツ”ありの男性と出会うことは増えてくるでしょう。で...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
「モテる女性」こその悩み…大変だと同情するか、嫉妬するか
 モテる女性を見て「私もあんな風にモテてみたい! と、羨ましく感じる人は多いでしょう。中には「あの子ばっかりモテてずるい...
恋バナ調査隊 2022-05-01 06:00 ラブ
「痔の薬よろしく」彼氏に誤送信LINE!終わったと思いきや…
 大好きな人の前では、いつでも可愛くいたいもの。でも、私たちの日常には、それを脅かす危険なツールがあります。  そう、...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:25 ラブ
交際4カ月でキスだけ 恋人と“性交渉ゼロ”34歳女性のモヤモヤ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「肉体関係は神聖なもの」頑なに恋人を抱かない36歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.88〜女性編〜」では、恋人のヨウヘイさん(仮名・36歳)と、交際開始から一度もカラダの関係が...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「おはよ、本日の足」夫ウケ狙ったのに撃沈!愛の傍迷惑LINE
 世間には「夫のことが大好きで仕方がない妻」も、たくさんいますよね。そんな女性は、LINEでも健気に夫ウケを狙ってあれこ...
「男は収入」お金目当てで結婚した女性のその後から学ぶこと
 あなたは、結婚相手に何を求めますか? アラサー・アラフォーになると、自分自身にも経済力がついてくるため、男性を「収入」...
恋バナ調査隊 2022-05-02 18:52 ラブ
ザワザワする!本気or遊び「告白なし」で付き合う男性の心理
 男性に告白されていないのに親密な関係になると、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。本当は告白されてから付き合うのが理想...
恋バナ調査隊 2022-04-28 06:00 ラブ