香りで癒されたい貴方にオススメ!洋ランの女王「カトレア」

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-01-20 06:01
投稿日:2021-01-20 06:00

洋ランの女王「カトレア」は香りも女王

 荘厳で華やかな「カトレア」は中南米産の洋ランで、原種だけでも50種を越す着生蘭でございます。

 交配種もたくさんあり、色彩・大きさ共に、さまざまな種類がございます。大輪のカトレアはブライダルブーケやコサージュにも頻繁に使われ、名前は知らなくても「見たことある~この花」と言われるくらいポピュラーなランでございます。

 中でも、ミディサイズと呼ばれる小輪タイプのカトレアは、シンピジューム同様、ビギナーでも育てやすい洋ラン鉢物として、近年人気でございます。

 バルブと呼ばれる伸びきったラッキョウみたいな茎から毎年新芽が出て、そこから花が咲きます。

 開花期も春咲き・初夏咲き・秋咲き・冬咲きと、多種のカトレアを揃えれば、結局「ずっと咲いてるやんけ」の洋ランでございます。

 また、高い木の上などにくっついて生きている着生蘭であるカトレアは、あまりお水を好みません

 野生のカトレアは、雨季にはスコール、乾季には水なし、というメリハリのある環境で生きております。

 ゆえに、常に濡れた状態だと一気に「命短し状態」になってしまうので、冬の間は乾き気味に。ただし、水をあげるときはたっぷりと。

 夏の間は成長期でございますから、水は潤沢に。肥料も成長期の夏に与えます。ただし、ここも鉢の表面が乾いてからのお話で、常に与え続けるのではなく、メリハリをつけてお願いいたします。

ステキな女性にこそふさわしい!

 カトレアの花は、大きな花弁を四方に開き、中心には筒状の花弁がヒラヒラとついているのが特徴。花全体が穏やかなフリルのような花弁で、とても見ごたえのあるランでございます。

 そして、なんといっても香りが素晴らしい! いつまでも嗅いでいたくなる甘く、華やかでイヤミのないあの香り。カトレアとは、「花姿・香りどれをとってもまさに女王」の貫禄十分でございます。

 鉢花でなくても、切り花として売っているお花屋さんもございますので、もしも見かけたら一輪アナタのお家にお迎えしてみてはいかがでしょうか。

 花言葉も「魔力」「魅力的」と、まさにステキな女性にふさわしいお花でございます。

切花のカトレアを飾る

 切花のカトレアを売っているお花屋さんでは「一輪」からでも購入可能ですし、鉢物のカトレアを一輪切ってお部屋に飾ってもステキ。お花自体に迫力があるので、なんのテクニックも必要ございません。

 でも、もしほかの何かと合わせるとしたら……。

 少しのカスミ草とグリーンがあれば、十分見ごたえがございます。

 一輪カトレアは茎が短いので、花びんというよりお手持ちのグラスがオススメ。

 カスミ草は一本購入すれば、何本にも切り分けることができて経済的。そしてグリーンは、アナタのご自宅にある観葉植物からチョイと拝借してもよいのでは?

 カスミ草を入れるポイントは、左右どちらか一方にまとめて入れること。グリーンを足す場合は、カスミ草と逆の方にチョットだけ入れること。

 左右のボリュームを変えることで、カトレアの顔がさらに強調されてgood。

 大したテクニックもいらず、「私って隠れた才能があったのね」という気分に浸れます。ぜひお試しあれ。

  ◇  ◇  ◇

 前述の霊能者の方に「先生、ワタクシにも何か憑依してませんかね? ぜひみていただきたいなぁ」と申し上げたら「あんたはまったく祈祷の必要なし!一人でも十分生きていける!」

 先生、それもまた切ないですね(笑)

 アナタがカトレアの香りと色で良運をつかめますように……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


MUJIのフレグランスオイルが優秀 価格は有名高級ブランドの6分の1以下
「無印良品」が好きなくせに知らなかった不覚…。インテリアフレグランスオイルの「ウッディ」、すでに人気の商品ですが、噂に違...
長期休暇でも帰省しない選択…6つのあるある理由、罪悪感を抱く必要なし
 皆さん、長期休暇のときは帰省しますか? 帰省を毎年のイベントとして楽しみにしている人もいれば、「帰省したくない」と悩ん...
母の日の定番アジサイを長持ちさせるには?「伊予獅子てまり」が大注目
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋が位置する神奈川は、有名な温泉場がいくつも点在しているお土地柄。ワタクシが居を構える場も...
【月5万円】収入&スキルUPを目指すシンママは集合!
☆月に5万円、10万円の収入UPをしよう! ☆文章力をUPさせよう! 『コクハク』の読者選抜チームとして、メディ...
2024-04-30 13:20 ライフスタイル
家事大っ嫌い~!40独女のQOL(生活の質)が爆上がりした2大時短家電
 7月よりドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)が放送されるそうですね。 “干物女”を生み出したドラマ「ホタルノ...
40代もやらかす“プチ老害”の落とし穴 全長数十cmの長文LINEで見切れ
 40代にとっては他人事のように感じる「老害」ですが、実は今、40代の人から届く「プチ老害LINE」に困る若者が増えてい...
困り顔がたまらない! オッドアイ“たまたま”君にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
今更「アイドル」になろう。そして、安倍なつみとCoCoの追憶
「おら、アイドルになる!」  そう叫んで、女の子走りでステージから捌けた瞬間、自分でブッと吹き出してしまう。アイド...
友史上極ネガ、ごめん連呼、Wi-Fiジャック…LINEの異変はSOSサイン?
 毎日ネガティブなニュースが流れる現代では、メンタルがやられてしまう人が少なくありません。  自分は大丈夫でも身近...
早咲きも遅咲きも
 桜の種類によって咲く時期はそれぞれ違うのだという。  ソメイヨシノは蕾が膨らみかけている白州で八ヶ岳を背に満開の...
ほっこり癒し漫画/第72回「爪切りはイヤイヤ」
【連載第72回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」って最上級の褒め言葉?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
インフルだから修学旅行ずらせる?⇒令和も健在!“あたおか”モンペの恐怖
 モンスターペアレント、略してモンペ。自己中心的、理不尽、過保護、クレーマーとして学校や教師を悩ませる存在ですが、LIN...
私が見た最凶の闇ホステス!後輩いびり、“ブルーカラー”のお客様を蔑む女
 ホステス歴10年。スナックへの愛は今も増しており、これからもスナックの良さを知っていただくべく、何か綴れたらと思ってい...
“取り柄のない”自分の才能の見つけ方 手作りも副業も無理…深く悩まないで
 コロナ禍以降、近場のイベントを楽しむ人が増えました。そのなかで伸びてきているのが、手作りのものを販売する市場的イベント...
お花畑に2匹目の“たまたま”が♡ 今日の恋愛運はいかがかにゃ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...