説得力や根拠じゃない!自分の意見を伝える時に大切なこと

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-01-22 06:00
投稿日:2021-01-22 06:00
「どう思う?」「なぜそう感じるの?」と言った意見を求められる場面は少なくありません。職場であればなおさらでしょう。そんな時、あなたは自分の意見をはっきりと相手に伝えることができますか?どうやらモジョ子は自分の意見を言うのが怖いようです。

間違っていたとしても、あなたの意見はそれ自体に価値がある

 自分が考えていることや感じたことを意見として人に伝えるのは、ときに怖かったりしますよね。私はモジョ子と同じように、自分の気持ちをはっきり相手に言える人のことをすごく羨ましいと思ってしまいます。自分の中ではちゃんと理由や理屈があって考えた結論でも、もしかしたら間違っているかもしれない。そんな不確かな意見を伝えるなんて怖くてできない。こんなふうに考えてしまうことばかりです。

 しかしママが言うように、そんなことはありません。自分がどう感じたか、どう思ったかは怖がらずに人に伝えればいいんです。

 確かに自信のある人の発言には説得力があるので、そんな人の前ではつい縮こまってしまうのもわかります。同じように説得力のある意見でなければ言ってはいけないのでは?と感じるのも当然といえば当然です。

 しかし、あなたが感じたことや考えたことは誰の意見とも違うはず。全く同じ気持ちになれる人間はこの世に存在しません。だからあなたの意見は、それ自体がとても貴重なのです。

「なぜなら私はそう思ったから」で十分だと思います。例えばその意見が間違っていても構わないのです。そもそも間違いは「悪」ではありません。

 間違ってはいけないと思っている人はきっと、とてもマジメなのだと思います。

 もし私が意見を聞く立場なら、そんな人の意見ほど聞きたいです。もちろん、モラルとして言わないのがベストな時もあります。

 が、基本的には自分の意見は怖がらずに口に出すべきです。少しずつでいいので、自分の意見を伝えられる場面を増やしていってください。

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。自分の意見を言うのが怖い。

コミ
モジョ子の先輩。どんな人にも自分の意見をはっきり言える。

ママ
どろんぱのママ。人の心が読めるらしく、妖怪説に拍車がかかる。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


ペッ!!他人の人脈を勝手に使うな~!「距離感バグってる人」がやりがちな5つの行動
 率直に聞きますが、みなさんの周りで「この人、なんか距離感バグってるな」って人いません?  今回はスナックのママ、...
暑すぎる夏…クール系入浴剤が気持ちいい~!疲れをお湯に流せる3選
 今年の夏は特に暑かった。本当…驚くほど暑すぎました。  毎日かき氷やアイスコーヒーを摂取していたので、身体の中は...
親不孝じゃないよ! 実家に帰省しない時の冴えた言い訳6選
 シルバーウィークが終わったら、もう年末年始はすぐそこ。長期休暇に帰省をする人は多いですよね。「実家でのびのびすごそ〜♡...
頭重感とは?MRIは異常なし、頭痛の“震源地”は肩こりだった!【薬剤師監修】今すぐできる改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
懐かしの「アジャパー」ポーズを激写! お茶目な“たまたま”にほっこり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...