体外受精前にタイミング法を試すも…コロナの影響が出始めて

山本早織 結婚につながる恋のコンサル
更新日:2023-01-26 20:16
投稿日:2020-09-06 06:00
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女性が悩むであろう妊活の真っ最中です。妊活中の方やこれから妊活をする方に少しでも生の声を届けたく、この連載を始めることにしました。

まずは検査とタイミング法を

赤ちゃんが欲しい(写真:iStock)
赤ちゃんが欲しい (写真:iStock)

 不妊治療のために通院した2つ目の病院は、口コに書かれていたように、ほぼ予約時間通りに診察をしてくれました。ちょっと早口だけど丁寧な院長の説明のもと、治療方針を立てるところから始めました。

「すぐに体外受精をしたい」と伝えたのですが、体外受精をするには、まず夫と一緒に説明会を受けなくてはならないそう。そして私の2度の流産経験を考慮して、いきなり体外受精をするのではなく、検査をしてから考えることになりました。

 検査をする1カ月の間に、タイミング法を行うことも決め、まずは血液検査をしました。結果は問題なし。2度の流産の原因を調べる前にタイミング法でもう一度頑張ってみましょう、と言われました。

 先生から「まだ若いし、受精はしているわけだから。体外受精をしても着床しなければ意味ないからね」と言われたので、「そうか。私はすぐにでも体外受精と思っていたけど、不育症の可能性もあるし……今一度タイミング法をしてみよう」と決意しました。

 それから病院に週に1度、通う妊活が始まりました。

3カ月間の成果は…

診察台になかなか慣れない(写真:iStock)
診察台になかなか慣れない (写真:iStock)

 通院するたびに診察台に乗り、子宮の状態を見られる。正直、診察台で脚を開くのは何度経験していても屈辱的です。

 そんな時はいつも「私は他人、私は他人……」と謎の合言葉で、今この経験をしているのは他人の私である、と暗示をかけていました。

「今日からこの日の間で2回くらいタイミングを取ってみてね」と子作りをする日を指定されたので、仕方なく夫にLINEで「病院に行ってきたよ。タイミングはこの日とこの日らしいです」と伝えました。

 ドラマでよくある「今日だからね!」と念押しする妻に、夫は萎えてしまう……そんな構図で報告するしかない状態でした。

 妊活をするまで、ロマンチックな展開で「やだ! 妊娠した! ハッピー♪」みたいな、誰もが思い描いているような展開をイメージしていたのに。「きっと夫は萎えているんだろう」と想像するだけで、申し訳なさと悲しさでいっぱいになりました。

 女性だって「今日だよ」なんて伝えて業務的にしたいなんて思っていないはず。しかし、そう伝えなければ「疲れてるから」と逃げる男性もいます。

 だとしたら、あのドラマのような展開は、旦那の行動一つでロマンチックなものに変えられるのでは? 男女の妊活への捉え方の違いで解消できるかも。でも実際は難しいのかな……そんな想像をしながら、気がつけば3カ月が過ぎました。

 何度も言うように、タイミング法で妊娠のタイミングを取れるのは月に1度、つまり年間12回。私の場合、多嚢胞性卵胞症候群のため年間12回もありません。

 タイミング法は成功せず、期待をしては妊娠に至ることなく、がっかりする3カ月を過ごしました。

「私は妊娠できるのかな……」

 やっぱり、いつも不安で不安で先が見えない妊活にストレスを感じる日々でした。

山本早織
記事一覧
結婚につながる恋のコンサル
16歳で芸能デビュー。ヤングジャンプやマガジンなどの雑誌やドラマや舞台で活動後、24歳で引退。フラワーデザイナーとして独立し、スクールで恋愛アドバイスをしていたところ、生徒10名を結婚へ導いた。現在は結婚相談所事業と仲人BARを運営し、婚活男女を結婚へ導いている。https://saoriyamamoto.com

ライフスタイル 新着一覧


まさに鈴カステラ! 爪とぎ中に立派な“たまたま”がポロリ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
白州の春
 早朝のピリッとした空気の中で満開の桜を観た。  背後の甲斐駒ヶ岳はいつもより多く雪をかぶる白州の春。  そ...
「秋波を送る」は、もはや美人だけの特権ではない。
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
令和なのに「婦人会=奴隷」な件! 田舎あるあるに見る窮屈な人間関係
 田舎は人と人の繋がりが濃く、助け合ったり情報を共有し合ったりできるメリットがあります。しかし、その濃さや交友関係の狭さ...
【銀座】カラオケ館が仕掛ける“ノマド喫茶”誕生!無料豚汁の具がデカい
 人気のスタバやドトールはいつも満席でカフェ難民になることもしばしばな銀座・有楽町エリア。そんな都内喫茶激戦区で、カラオ...
【独自】すいかばか'24~究極のレシピを求めて#1 「寿風土ファーム」代表・小林栄一さんのある決意
 4月の始め、白州は少し遅めの春。冬を越した畑は、春の七草ホトケノザで一面紫の絨毯のようだった。  久しぶりに会っ...
インスタは安定のウザイ投稿祭りだよ!「可愛いよ」待ちがごく痛々しい
 知人・友人の生活を垣間見ることができる、インスタ。友人の近況を知れたり、幸せのお裾分けをしてもらったりと良いところがあ...
【拡散禁止】リモートワークのサボり方を全力で考えた。25分→5分の法則
 リモートワークの醍醐味といえば何ですか? そうです、サボりですね! リモートワークのときは周りの目もないので、やらなけ...
祖父がぽつり「年上女が好きだけど誰も生きてねえ」後期高齢者のLINEには切なさがつきもの
 最近では、後期高齢者でもスマホを操り、LINEを使いこなす人も多くいます。でも、おじいちゃんやおばあちゃんから送られて...
買って正解!不正解?「ニトリ」99円バスグッズが机周りで優秀だった件
 ニトリから生まれたインテリア雑貨のお店『デコホーム』で購入したバスグッズを紹介します♪  デコホームの魅力はなん...
長崎県の池島に上陸! お土産に夢中な“たまたま”をこっそり激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親の介護が必要に【専門家監修】一人で悩まない!知っておきたい公的制度
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
任期中に【18万円】の最低保証!シンママ生活応援プロジェクト
 ただいま、『コクハクリーダーズ』2期生を、絶賛募集中!  今回は「シングルマザー応援企画」。シングルマザーであれ...
2024-05-15 11:40 ライフスタイル
花の値段も上がる一方だが、買いに来る女は必ずしもお金持ちとは限らない
 連日連夜「これも値上がりかぁ」と悶々としております。大好きなお菓子や菓子パンのサイズや個数が減っているのを確認するたび...
在宅ワークの暇つぶしも恋バナに限る。独女、久しぶりの胸アツ実況中継
 コロナ禍で、一気に在宅ワークをする人が増えましたよね。でも会社にいる時とは違い、雑談や電話などの雑務も減るため、在宅ワ...
【常勝無敗】ビールしか勝たん!飲み会好きな40女の太らないルール3本柱
 嬉しいことに最近飲みのお誘いが増えております。コロナ禍のあの日々はいったい何だったんだ…というくらい。とはいえ、気にな...