台湾カステラといえばグランドカステラ
次から次へと出てくる流行りものスイーツ。週末の情報番組ではフルーツサンドからの「フルーツ大福」が注目されているなどと取り上げていましたが、粉もの好きとしては、こちらをスルーするわけにはいきません。そう、台湾カステラです。
台湾(の港町・淡水区)で生まれたカステラだから、台湾カステラ。潔くていいですね。もっとも、現地では「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」→焼き立てのケーキの意、「古早味蛋糕(グザォウエイダンガオ)」→昔ながらのケーキの意…といった名前で親しまれているそう。いずれにせよ、好感がもてますね。
台湾カステラの大きな特徴は「お上品とは言い難い(リスペクト!)その大きさ」と「ぷるぷるふわふわの独特な質感」。口の中に頬張れば、ほんのりと甘く、すぐにしゅわしゅわっととろけてしまうような軽い食感も魅力のひとつです。主な材料は粉、卵、牛乳、砂糖ですが、食感の秘密は「たっぷりのメレンゲ」と「蒸し焼き」にあるようです。
昨年あたりから日本でもコンビニ各社のオリジナル商品も売られ、群雄割拠となっていますが、5月3日、満を持して「GRAND CASTELLA(グランドカステラ)」が日本初上陸。台湾カステラの「元祖名店」の触れ込みです。これぞ大本命!?
整理券の配布すでに終了! え、買えないの?
現在国内唯一の店舗である東京ソラマチ(東京・墨田区)に行ってまいりました。平日午後とあってフツーに買えるでしょ? と思っていたのですが、甘かった。当日分の整理券はすでに配布終了済みの貼り紙。えっ、整理券が必要なの!? いまさらHPを見ると整理券配布の案内が……マ、マジですか。でも諦めるには早い、早すぎる。
店員さんに聞いてみると、「整理券配布分とは別に16時から一般販売します」とのこと。やっぱり聞いてみるものですね。なんでも整理券は開店1時間前の9時から配布、訪れた平日は12時前には“売り切れ御免”の終了となったそう。週末はさらに激戦が予想されます。むう。
というわけで、再トライ。10分ほど前の15時50分すぎに売り場に行ったところ、たいして並ばずスムーズに買うことができました。でもって、店の周りにはやさしい甘~い香りが漂っております。素通りするにはかなりの勇気がいる、正真正銘の甘い誘惑の香り……。
ふわふわなのにずっしり!計量してみた
メニューは「プレーン」(890円・税抜き=以下同)、「チーズ」(1130円)、「ハーフ&ハーフ」(1030円)の3種類。「人気はハーフ&ハーフで、おすすめはチーズ」(店員さん)とのことでしたが、初買いの食いしん坊としては「ハーフ&ハーフ」にて失礼いたします。
無事にゲットできたそれは箱の底を手で触ってみると温かく、まさに焼き立て! そして手に伝わってくる重量感の半端ないこと。ふわふわなのにずっしり(笑)。
どのくらいの重さがあるのか。帰宅後、計ってみました。えー630グラム! 週刊少年ジャンプが1冊あたり平均700グラムといわれているそうなので、スイーツなのにジャンプ1冊分ぐらいの重さがあると想像していただけましたら。気になるカロリーは公表されていないようです。
プレーンとチーズのせめぎ合い
お味ですか? やさしい味わいで思わずニンマ~リ。粉もの好きとして、まずはプレーンで生地そのものをしっかりと味わいましたが、使用しているチーズはクセの強いタイプではありません。
ほんのりとした塩けは心地よいアクセント程度(しかも上部はほぼプレーン)なので、店員さんのおすすめどおり、チーズ一択でもいいかもしれません。というのも、チーズを食べるとプレーンでは物足りなさを感じたり。
【「グランドカステラ」購入のまとめ】
・整理券なしでも購入できる可能性がある。簡単に諦めないで。
・チーズがものすごく苦手でなければ、いきなりチーズ一択でも後悔はしなそう。
・相当な重量なので、箱(無料)だけでの持ち運びは心もとない感じ。有料のビニール袋(15円)もしくは紙袋(40円ぐらいだったかと)をゲットするか、エコバックを持参すると安心。
1000円ちょっとで見映えも話題性もグー。ちょっとしたおもたせにも喜ばれそうですし、甘いものが苦手な男性でもついついパクついてしまうのではないでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。筆者はリピート必至です!
(編集O)
※購入時間帯などはあくまで筆者が訪れた日のこと。確実に購入したい場合などは、お店の方へ事前に問い合わせされることをおすすめします。
adress:東京都墨田区押上1丁目1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ2階(タワーヤード5番地 フードマルシェ内)
tel:03-4400-6868
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