ドタキャンしてしまう時…信頼関係を壊さない対応マニュアル

コクハク編集部
更新日:2021-10-01 06:00
投稿日:2021-10-01 06:00
 やむを得ない理由で、ドタキャンしてしまう時ってありますよね。ドタキャンを避けようと早めに連絡したつもりでも、どこからが「ドタキャン」になるかは、人によってさまざま。前日までならOKという人もいれば、1週間を切ってからの連絡はドタキャンという人もいます。そこで今回は、ドタキャンをしてしまう時に信頼関係を壊さない誠実な対応方法をご紹介します!

ドタキャンしてしまう時…相手を怒らせるNG言動3つ

 まずは、ドタキャンをしてしまう時、こんな対応をすると相手を怒らせ、信頼関係を壊してしまうという「NG行動」をチェックしていきましょう!

1. 繰り返しドタキャンをする

 体調不良や仕事の都合などで、ドタキャンをしてしまう時ってありますよね。もちろん、相手も仕方ないと思ってくれることがほとんどでしょう。

 でも、ドタキャンを何回も繰り返していると、そのうち「この言い訳は嘘かもしれない」というように疑われたり、相手の信頼を失ってしまう可能性があります。

2. ドタキャンによる相手の損害を気にしていない

 ドタキャンをしたことで、相手に損害が発生することもあります。たとえば、人気店の予約や旅行を計画していた場合のキャンセル料。また、結婚式に招待していた場合には、お料理代や席の調整など、相手に大きな負担をかけてしまうことにもなりかねません。

 この時、相手にどんなに謝っても、損害や負担に対して何も気にしていない態度では、相手に不信感を与えてしまいます。

3. 約束の時間をすぎてから連絡する

 ドタキャンの中でも特に避けたいのが、約束の時間を過ぎてからの連絡です。遅刻している相手から連絡が来ずに待たされれば、誰でも不安や心配の思いが湧くでしょう。

 そこに「ドタキャン」の連絡がくるのですから、相手の不快な気持ちはより大きなものになります。「早く連絡してくれたら、交通費や移動など労力がかからずに済んだのに!」と、一気に信頼を失ってしまうでしょう。

信頼関係を壊さない! ドタキャンしてしまう時の対応方法4つ

 どうしても仕方なくドタキャンしてしまう時、どんな対応をすれば相手との信頼関係を壊さずに済むのでしょうか? 相手に誠意が伝わる正しい対応方法をチェックしていきましょう!

1. 心からの謝罪をする

 相手に誠意を伝えるための基本は、表面的ではなく「心からの謝罪」をするということです。具体的には、

・自分に非があることを認めて、しっかりお詫びの言葉を伝える
・ドタキャンの理由と、楽しみにしていた気持ちを伝える
・今後は二度としないという決意を伝える
・相手の感情を思いやる
・損害は全てこちらが負担することを伝える
・最後にもう一度謝る 

 このような要素を感じられれば、相手も「心から反省している」と思えるかもしれません。また、もし相手が怒って許してくれなかったとしても、謝り続けることが大切です。

2. 1分でも早く連絡する

 ドタキャンをすることになってしまった時には、どんなに言い出しづらくても、1分でも早く相手に連絡をすることが大切です。相手が仕事中なら、LINEで内容と謝罪を伝え、仕事が終わった頃に電話をかける旨を伝えます。相手が電話できる状況であれば、すぐに電話をかけて直接伝えましょう。

 少しでも早く連絡すれば、相手も時間や労力を無駄にしないで済むかもしれません。こういった態度から、あなたの誠意は伝わっていきます。

3. 相手に負担がないようにする

 お店の予約や旅行など、キャンセル料が発生する場合には、すべてこちらで負担することを伝え、お店や関係者への連絡も責任を持って行うようにしましょう。

 また、招待されていた結婚式をドタキャンする場合には、電話などで直接、丁重にお詫びしたうえで、渡す予定だったご祝儀を送るようにします。

4. 相手が傷つかない理由を考える

 ドタキャンをすることになった理由を相手に伝える時は、注意が必要です。たとえば、「彼氏に旅行に誘われたから」「◯◯のコンサートのチケットが取れたから」など、相手の予定よりも楽しみなことを優先したと思われる理由は、相手を傷つけてしまいますし、火に油を注ぐことになります。

 その理由が本当でも、体調不良や急遽入った仕事などを理由として伝え、相手が傷つかないように気を配ることも大切でしょう。

ドタキャンしてしまう時の対応が信頼関係に影響する

 長い人生、どんなに気をつけていても、体調不良や仕事の予定などでドタキャンしてしまう機会はあるでしょう。でも、それを「仕方ないから」という態度でいるなら、ドタキャンそのものよりも「その時のあなたの対応」によって信頼関係を失ってしまいかねません。

 ぜひ、そういった時にこそ誠意ある対応をして、あなたの人間性を磨いていってくださいね!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


あれ?誰とも喋ってない… 「コミュニケーションにはお金がかかる」という現実。孤独と戦うおばさんの生存術
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「普通が得する時代に…」キラキラネーム世代が陥る“名付け疲れ”。唯一無二の名前=愛の証だった時代の功罪
 キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって“名前”の傾向が異なります。名前が“社会的ラベル”になる現代では、名前を...
「あと10分」で4時間待ち!“遅刻”擁護派の私がキレた瞬間。やっと来た友達の信じられない一言
 みなさんは友人間での“遅刻”について、どう考えますか? 遅刻で友情に亀裂が入ったという衝撃エピソードを、みなさんにも共...
なんで“未読スルー”するの!? LINEの返信トラブルあるある。ガン無視される理由、あなたにあるかも…?
 LINEを送っても未読のまま返信がなかったり、それまで盛り上がっていたグループLINEの会話が止まったりすると、「嫌わ...
なんて見事な“にゃんたま”…!毛繕い中のねこ様がひょいっとポージング♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「渡鬼」のよう? 娘の子どもは特別扱い、息子の子どもは…母の“孫びいき”が生んだ深い分断
 娘の孫には深く関わり、息子の孫には一歩引く――。家庭に潜む「実家びいき」と「孫差別」の背景とは?
【動物&飼い主ほっこり漫画】第106回「コテツ妖精になる」
【連載第106回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「秒(ビョウ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「気づかなかった」って本当? ズルさを感じる“忙しい”アピLINE3選。それ、やりたくないだけでしょ!
「忙しい」とアピールされたら、相手に少なからず遠慮したり気を遣ったりしますよね。しかしその心理を利用して、あえて忙しいア...
断捨離、終活…「モノを持たない」って本当に幸せなのか? 65歳童貞が提唱する“ミニマリスト”と真逆の生き方
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
お前はアイドルグループか? 更年期の味方「HRT」との出会い。婚活ぐらいマッチングが難しいやつめ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“にゃんたま”族が大行進!「おいしいオヤツはどこにゃ?」思わずシッポがピン♪
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ひとりって、寂しいですか? アラフィフ独女が思う“一人旅”の幸福論。「誰にも気を遣わない時間」はなんて楽しいんだ!
 20代からひとり旅を続けてきた私。気づけば、誰かと一緒よりも「ひとり」でいるほうが、ずっと自分らしくいられる気がしてい...
可愛い顔して暴れん坊!“良縁を結ぶツル”の凄まじい繁殖力と開運パワー。室内で楽しむのもオススメ
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の片田舎でお商売をさせていだいておりますゆえ、応援してくださる農家さんもすぐ近...
上司の「社会人、何年目?笑」にモヤッ。その嫌味、こう返せばスッキリ!私の賢い対処法
 職場で避けて通れない存在、それが「上司」。何気ない一言が嫌味っぽく聞こえる上司にモヤモヤしている人、多いのでは? 面と...