「コンビネーションカレー炒め」予約の取れない店のまかない

コクハク編集部
更新日:2021-10-03 06:00
投稿日:2021-10-03 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さんに、予約困難な人気店の定番まかない「コンビネーションカレー炒め」のレシピを教えていただきました。

これ、ハマります♡

合うお酒=焼酎、ビール(C)コクハク
合うお酒=焼酎、ビール (C)コクハク

 予約困難な人気店のまかない、興味がありますよね。「凝ったものではなく、簡単でシンプル。お店で余った鶏肉で作ることが多いのですが……」と教えてくれたのが、このレシピ。実家で食べていた懐かしいカレーライスの材料をベースにしたもので、サービス担当のお母さんの“十八番”だとか。

「多くの人が好きなカレー味の炒め物は、おつまみにもぴったり。今回はホタテや赤ピーマンをあしらって少しぜいたくな具材を使いましたが、自分の好きなものを自由に組み合わせ、ベストマッチを探して化学反応を期待してみるのもいいと思います」

 味の決め手となる【A】の配合さえ押さえれば、オッケー。オイスターソースとはちみつで味わい深く、火を止めて最後にカレー粉をまぶすことで香りも風味も際立って……これ、ハマります。

 ジャガイモやニンジンなど火の通りにくい食材を使うときはボイルやレンチンしてから炒めるのがベター。田中さんおすすめの干しブドウをトッピングしてみても!

材料

・ナス  2本
・タマネギ 2分の1個
・赤ピーマン  1個
・豚バラ肉  150グラム
・ホタテ  4個
・サラダ油  適量
・ニンニク(スライス)  4分の1片分
・大葉(せん切り)  2枚(お好みで)

【A】
・カレー粉 小さじ2
・オイスターソース  大さじ2
・はちみつ  少々

レシピ

(1)ナス、タマネギ、赤ピーマンはそれぞれ食べやすい大きさに切る。豚バラ肉は一口サイズ、ホタテは4分の1に切る
(2)ニンニクとサラダ油を入れたフライパンを温め、ナスとタマネギを程よく火が通るまで炒める
(3)豚バラ肉、赤ピーマン、ホタテの順に入れて炒め、全体に火が通ったら、一度火を止める。オイスターソース、はちみつを加え、絡める
(4)カレー粉をまんべんなくまぶし、器に盛る。大葉を飾って出来上がり

本日のダンツマ達人…田中惣一郎さん

▽田中惣一郎(たなか・そういちろう)
 1962年、東京生まれ。高校卒業後、東京の下町で料理人としての修業を始める。23歳の時、新橋「京味」へ。ふぐ調理師職人として板場に立ち、故・西健一郎氏から仕事を学ぶ。37歳で独立し恵比寿に「和食 ごっ惣」を開店、2017年に現在の地で、京都の地鶏と野菜を中心としたおまかせのコース料理屋「鳥田中」をオープンさせた。

▽鳥田中(とりたなか)
 京味の技法を生かしながら、西氏から常日頃聞かされていた「素材の持つ味を大切に」を実践する予約困難の超人気店。できるだけ邪魔せず、できるだけ丁寧に、「選んだ素材の良さをお客さまへと伝えたい」と、優しい味わいの料理を提供している。コロナ禍で予約販売した「地鶏焼鳥弁当」も即完売。妥協しない味と芸術的な美しさで客を魅了した。東京都墨田区墨田3―25―7。

(日刊ゲンダイ2021年9月28日付記事を再編集)

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