「失礼しました」多用の女性をハイスペ男子が選ばない理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-04-17 03:29
投稿日:2019-03-13 06:00
 昨今、「申し訳ありません」の代用として「失礼しました」を多用する風潮が強くなっている気がします。しかし、この「失礼しました」に関しては「謝罪していることにはならない」という理由から、不快感を示す人もいるのが実情です。
 さらには、この「失礼しました」を多用する女性は、ハイスペ男子からは決して選ばれることのない“無教養な女”のレッテルを貼られやすい傾向も……。今日は、そんな実態に迫ってまいります。

「失礼しました」は「申し訳ありません」と同義ではない

 そもそも、日本語のマナーとして「失礼しました」は、“お詫び“の言葉ではありません。

 多少は「自分が悪かったな」と自覚している上での発言だとしても、言葉どおりに受け止めれば、他人に対して、礼儀に欠けたことやその“さま”について述べているだけのフレーズにすぎず、これは「失礼いたしました」と語尾を多少丁寧にしても、同じだと考えられています。

 ビジネスシーンで「申し訳ありません」と伝えるべき事象が起きていても「失礼しました」を多用する人がいますが、受け手との関係性によっては「謝ってもらっているわけでもないし、むしろ感じが悪い」と捉えられるケースも多々です。

 そんな背景から、この「失礼しました」多用女は、教養のあるハイスペ男たちからはイコールで“無教養な女”とジャッジされるリスクが潜みます。

謝るべき場面で「失礼しました」しか言わない女への男のホンネ

 遅刻をした、ミスをした、相手を傷つけることをしてしまったなど、本来であれば“謝罪”の意を伝えるべきシーンで「失礼しました」だけで済ませる女に対しては、男性たちから厳しいホンネが飛び出しています。

「上から目線に聞こえて、不愉快。謝らずに『失礼しました』って言ってなんでも済ませようとする、そのお前の存在が、失礼だよって感じ」(42歳男性/経営・年収1,000万円)

「悪いと思っているからこそのこの言葉だとは思うけど『あっ。すいません』くらいの軽さしか感じないから、感じが悪い。ぶっちゃけ、無教養な女ほど、メールなんかでも多用していると思う」(39歳男性/金融・年収800万円)

「その子のせいで迷惑をこうむっていたり、何かを待たされたりしていたのに『失礼しました』だけで平気な顔をしている女は、図々しいイメージ。僕は絶対に、こういう女とは付き合いたくない」(44歳男性/IT企業役員・年収900万円)

 実際、筆者がざっと周囲のハイスペ男性陣にヒアリングしただけでも、こんなふうに辛辣な意見が出まくる事態となりました。

わざと?無知ゆえ?いずれにしてもハイスペ男子からは圏外扱い

 一方で昨今は、“負けを認めないのが美徳”といった価値観を持っている人もいるのは確か。

 そういった女性ほど「申し訳ありません」を口にしたら“負け”を認めたような感じになるから、あえて「失礼しました」を使っている実情もあるでしょう。

 また、そもそも「失礼しました」が謝罪やお詫びの文だと誤認していて、多用している女性もいるかもしれません。

 しかしいずれにしても、本命パートナーには教養を求める傾向が強いハイスペ男子たちにとって、“失礼しました女”は「本命候補としては、ちょっと……」と厳しい目を向けられている実情もあることは、知っておいて損はないと思います。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


話題の「オープンマリッジ」関係、“セカンドパートナー”と何が違うの? 特殊な結婚観に世間の風当たりが強いわけ
 YouTuberのヒカルさんが、突然「オープンマリッジ」を宣言し、彼のフォロワーが10万人以上も激減するという事態に陥...
内藤みか 2025-09-18 11:45 ラブ
恋してないけど…結婚アリ?「恋愛感情ナシ婚」を選んだ人たちのリアルな本音と意外なメリット
 近年、「結婚に恋愛感情はいらない」といった考え方が広まりつつあります。特に婚活中の女性からすると、紹介された男性に短い...
恋バナ調査隊 2025-09-18 08:00 ラブ
ヒカルの“オープンマリッジ”宣言、結婚する意味ある?「自由が欲しい」に抱く違和感。妻の発言も本心なのか
 人気YouTuberのヒカルが、新婚わずか数ヶ月で「オープンマリッジ」にすると発表し、話題になっています。  オ...
豆木メイ 2025-09-17 11:45 ラブ
「俺抜きで楽しく過ごすの?」“君のため”は愛情か支配か。号泣と怒りを繰り返す30歳男のワナ
 最初は誠実で気遣いにあふれていた彼が、気づけば行動を制限し、自由を奪っていく——。「愛情」と「支配」の境界線とは?
おがわん 2025-09-17 11:45 ラブ
恋愛でメンタル崩壊→「ゴムに穴開けた」って何考えてんの? 女たちの“ヤバいLINE”エピソード
 恋愛は、人の心や感情を大きく揺さぶります。恋愛がきっかけでメンタルのバランスが乱れてしまう人も…。  今回は、「...
恋バナ調査隊 2025-09-17 08:00 ラブ
彼女が推しに大金、許せる? 恋人の“理解できない”お金の使い方を調査!「男が奢って当たり前」にイラッ
 恋人がなににお金を使おうと自由。ですが、結婚を考えたとき、金銭感覚の不一致は大きな問題になるでしょう。
恋バナ調査隊 2025-09-16 08:00 ラブ
妻の「専業主夫になれ」にウンザリ。罵倒にメンタル崩壊寸前の47歳夫、家事は手抜きのくせに…とため息
「冷酷と激情のあいだvol.263〜女性編〜」では、15年ほど前に子育てのためにキャリアを捨てた紀江さん(仮名)の憤りを...
並木まき 2025-09-13 11:45 ラブ
「節約なんて楽しくない!」専業主婦になった元バリキャリ妻の大きな後悔。23年の結婚生活で失ったもの
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-13 11:45 ラブ
どうせ疑われるなら――友人3人の絆が崩壊。束縛女、浮気男、略奪女…本当に悪いのは誰?
本当に悪いのは誰? 同期の絆を壊した“束縛妻”の暴言…くたびれ果てた男は「不倫」に逃げた
蒼井凜花 2025-09-12 11:45 ラブ
「裏アカに盗撮写真が…」彼氏がストーカー化。重すぎる愛がこじれた恐怖体験談
 彼女のことが大好きな一途な彼氏って最高ですよね。ところが、ある日を境にストーカー化したという怖い体験談が寄せられました...
恋バナ調査隊 2025-09-12 08:00 ラブ
ブームの“学び直し”は「恋のリスキリング」の絶好チャンス? 講座での出会いで陥りがちな落とし穴
「学び直し」をする人が増えています。これまでならカルチャースクールに通う程度だった熟年層の学びは、大学院に入り直したり、...
内藤みか 2025-09-11 11:45 ラブ
「私はペット代わりじゃない!」“犬ファースト”男が求める伴侶の条件。28歳女性が別れを決意した瞬間
 ペットは家族同然、大切にする気持ちは素晴らしい。けれど、その愛情が恋人関係をも上回るとすれば…? 
おがわん 2025-09-10 11:45 ラブ
許せない! 既婚男性が狙う女性の特徴「自信がない子は落としやすい」要注意の危険サイン6つ
 既婚男性が不倫相手に選ぶ女性には、いくつか特徴があるようです。「なぜか既婚者にばかり好かれる」「今まさにアプローチされ...
恋バナ調査隊 2025-09-10 08:00 ラブ
恋愛対象外です! 男が避ける“NG女”6つの特徴「あの人、キモくない?」は即アウト
 一般的に、男性は女性よりストライクゾーンが広いといわれています。ですが、そんな男性にも“許せない言動”があるようです。...
恋バナ調査隊 2025-09-09 08:00 ラブ
再婚希望の51歳男「アプリの女はレベルが低い」美女と会えない理由を“離婚成立前だから”と考える能天気さ
「冷酷と激情のあいだvol.262〜女性編〜」では、結婚22年目にして夫婦ともに離婚を決断したものの、手続きの面倒さ故、...
並木まき 2025-09-06 11:45 ラブ
48歳妻が1年以上“仮面夫婦”でいるワケ。結婚22年目「もっと若い頃に離婚していれば」と後悔する夏
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-09-06 11:45 ラブ