ボーダーファッションを好む女子が“非モテ”になる決定的理由

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-09-29 06:56
投稿日:2019-03-09 06:00

ボーダー女子はモテないという都市伝説を分析

 ちまたには「ボーダーファッションを好む女は、モテない」という都市伝説が存在します。

 ファッションは、その人の個性をあらわす大切な自己表現法のひとつ。

 そして、私たち女性は「モテ」のために男ウケが狙えそうな服に身を包んだり、彼からの「かわいい」のひと言が欲しいがゆえに彼好みのコーデをしてみたりと、けなげな努力を重ねるのも実態ですが、“ボーダーばかり着る“ボーダー族”なる層も、確かに存在しています。

 そこで、このボーダー女子がなぜ非モテだと言われるのか、この都市伝説について、その理由を分析してみましょう。

無難で便利なところが非モテの理由ではない

 ボーダーは、ボトムスやアウターを選ばずに合わせやすいのが、最大のメリットです。

 筆者の友人であるスタイリストは以前、「ボーダーだけは着ちゃダメ。だって、あれほど何にでも合わせやすく、けれど無難なコーデに見えるアイテムもないでしょ」と口癖のように言っていましたが、そんな“無難”“便利”な特長こそが、万人が手に取りやすい理由でもあります。

 となると、無難な女を好む男性からはボーダー女子は絶大なるモテを発揮してもよさそうなものですが、筆者のまわりをグルリと見渡してみても、ボーダー好きでモテを総なめにしている女子は、確かにひとりも心当たりがいません。

 また逆に、「無難で便利」なファッションアイテムを好むところがイコールで非モテになるかと言えば、ボーダーではなく無地の白Tシャツや、何にでも合わせやすい白シャツを着ている女子がイコールで非モテとは、あまり耳にしません。

 ということは、非モテになっている理由は、別のところにありそうです。

ボーダー女子がモテない理由はここにあった

 そこで、ボーダーをかなりの確率で着用している女性たちを注意深く観察してみると、そこには意外な共通点がありました。

 飲み会にも仕事場にも、打ち合わせにもBBQにも……と、とにかくTPOに関係なくボーダーを着たがる女子は、不思議なことにメイクに無頓着な傾向を発見してしまったのです。

 そう。つまり「ボーダーを着る女がモテない」のではなく「ボーダーばかり着る女性は、メイクに無頓着」なる傾向も否めないというわけです。

 そもそも、無難で万能なボーダーを頻繁に手に取りたがるということは、その裏には「面倒臭がり屋」「外見に無頓着」な性分が潜むとも推測でき、これこそが、非モテを招く最大の要因とも言えるのではないかと感じた次第です。

「ボーダーを好む女はモテない」なる都市伝説が生まれた背景には「ボーダーを好む女が外見に無頓着」だと仮説を立てれば、きちんとメイクをしてボーダーを着ている分には、決して非モテには陥らないとも言えます。

 外見への配慮がおろそかになった結果として、非モテになるというのは恋愛のセオリー。仮説とは言え、ボーダー非モテ説への結論が出て「ああ、すっきりした」と思ったのは、筆者だけでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ビューティー 新着一覧


今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...
急に夜が淡白になり、枯れてしまった彼氏…【薬剤師監修】浮気以外で考えられる原因は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代で「実年齢+5歳老け見え」は絶対回避したい!【美容家激推し】お助けアイテム3選
 40代を迎えると、ちょっとした老け見えにも落ち込みますよね。「43歳なのに、48歳くらいに見られた…」なんてしょんぼり...