高齢の親を呼んでこき使う…夫が呆れた“究極の鬼嫁”の愚行

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-05-10 06:00
投稿日:2019-05-10 06:00
 世の中には「鬼嫁」であるだけでなく、そこに「親離れできていない」というハタ迷惑な気質を備えた悪妻も存在するようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな鬼嫁に泣かされた男のコクハクを3選ご紹介します。

1:夫婦喧嘩のたびに親にチクる悪妻

「元嫁は、結婚前までは偉そうなことを言っていたくせに、蓋をあけてみたら、単に親離れできていない幼稚な悪妻でした。

 なかでも、俺が一番ウンザリだったのは、夫婦喧嘩をするたびに元嫁は自分の親に電話をし、翌日必ず『昨日の件は、あなたが悪い。だって、ウチの親もそう言ってたもん』がお決まりの展開だったんです。

 30代後半にもなって、まるで小学生が親に告げ口するかのようなクセが抜けていなくて、末期のころは、そんな元嫁に苛立ちしか感じませんでした。

 しかも『ウチの親も〜』って言いますけど、炊事をしないとか、掃除をしないとか、酒に飲まれてヘロヘロで帰宅するとか、そんなの本当に、相手の親が『あなたは正しい』と言っていたのかも、今となっては疑問です」(43歳男性/サービス)

  ◇  ◇  ◇

 夫婦喧嘩は、ふたりの間で収めるのが、大人の対応。

 いちいち告げ口し、実家を巻き込んでいるのが本当だとしたら、とんでもない悪妻のニオイが拭えません。

2:親の教育のせいにする悪妻

「元妻は、40代半ばにもなって、やたら自己中な言動が目立つ女でした。

 結婚するまでは、猫をかぶっていて従順なふりをしていましたが、僕より3歳年上だったこともあり、結婚してからは、やりたい放題。

 僕の堪忍袋が切れるたびに口論になっていましたが、そんなときの元妻の口癖は『ウチの親は、姉と弟にばかり手をかけていて、私は放置されて育ったから仕方ないでしょ』でした。

 でも、結婚生活の間、相手の実家が僕らに干渉してきた度合いを思い返しても、そうは思えないし、そもそも仮にそうだとしても、40代半ばになればそれなりに社会人経験を積んでいるんだから、普通は、自分で物事を考えるようになりますよね?

 都合の悪いことは親のせいにするあたりにイライラしまくりでしたし、結局、離婚したときも『親が私を放置して育てたせいで、私が離婚するハメになった!』とかって怒鳴ってましたから、ほとほと呆れました」(44歳男性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 幼少期の背景が、大人になってからの性格に影響を与えているケースも、ゼロではありません。

 しかし、いい歳してなんでも「親のせい」にするとなれば、幼稚な悪妻感がグッと強まります。

3:離婚後の後片付けに高齢の親をこき使う悪妻

「僕が離婚をしたのは、元妻が47歳、僕が43歳のときなんですけど、離婚後の転居の際に、いきなり高齢の親を田舎から飛行機で呼びつけて、こき使っている様子に衝撃を受けました。

 もともと40代のくせに精神的に親離れできていない雰囲気は察していたんですが、元妻が家を出る日に、いきなり高齢の義母が現れ、娘に言われるがままに雑貨を梱包したり重い荷物を運んだりしているのを見て、マジで鬼かと思いました。

 僕のほうが気になっちゃって、結局、そんな義母を手伝いましたよ。

 思えば、子供がいるわけでもないのに、家のことは何もせず、ほとんど僕に押し付けるような女でしたけど、離婚したら今度は、親をそうやってこき使うのか…と呆れ果てましたね」(44歳男性/金融)

  ◇  ◇  ◇

 自分では何もしないタイプの鬼嫁は、離婚の後片付けにも親を呼びつけてこき使う人もいるようです。

 これぞ本当に、鬼の本性を隠しもった“究極の鬼嫁”かもしれません。

 鬼嫁でありながら、さらに親離れできていないとなると、そんな女性の姿を見て、呆れるしかない男も少なくないのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


韓国で増える非婚主義。老後を意識するアラフィフ独女の心は複雑です…
 韓国では経済的な負担の大きさや価値観の変化により、結婚を選ばない「非婚主義」が増えています。この傾向は日本でも同様で、...
mirae.(みれ) 2025-03-31 06:00 ラブ
不倫が親バレする原因と4つの対策方法。相手の奥さんに家凸されたら一巻の終わり…
「不倫相手の奥さんから内容証明が届いたけど、親にはバレたくない…」「不倫していることを親には隠したい」と、ソワソワしてい...
恋バナ調査隊 2025-03-31 06:00 ラブ
突然の塩対応にガクブル! デート前日に男から届いたガッカリLINE3通
 楽しみにしているデートの前日。男から届いたLINEを見て不安になった経験のある女性は多いようです。  嫌な予感し...
恋バナ調査隊 2025-03-30 06:00 ラブ
「ポイ捨てよりマシ」結婚対象外でも女性の誘いに応じる52歳男性の奇妙な優しさ
「冷酷と激情のあいだvol.239〜女性編〜」では、パートナーに相応しいと思える男性・ダイスケさん(52歳・仮名)への典...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
「私はあなたの何なの?」進展しない“中年の恋”に落胆する46歳バツ1女性の嘆息
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
具合が悪い彼氏に返事マストなLINEを送るようじゃ無理かぁ…体調気遣いながらも“うざい”認定されがち3選
 彼氏や彼女が体調を崩した時には、心配でつい体調を気遣うLINEを送りたくなりますよね。でも、もしかしたら送る内容によっ...
恋バナ調査隊 2025-03-29 06:00 ラブ
「隣に座ってもいいかな?」ゆきずり不倫沼にハマる女を救った意外な人物 #3
 咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
蒼井凜花 2025-03-28 06:00 ラブ
恋愛にどっぷりハマる依存体質な女性の特徴4つと抜け出す方法。“彼色”に染まらなくても大丈夫!
「恋愛すると彼に依存して、彼が全ての人生になっちゃう…」「どうしても恋愛に依存してしまう」このように悩んでいる、“恋愛依...
恋バナ調査隊 2025-03-28 06:00 ラブ
女風で“新人すぎる”セラピストで失敗しないために…指名時、ルックス以上に大事なこととは?
 女性用風俗が話題です。ドラマでも、セックスレスの人妻が衝動的に呼んでしまうシーンをよく見かけるようになりました。  ...
内藤みか 2025-03-27 06:00 ラブ
同棲解消後の正直な男の気持ちは…? アラフォーの恋愛は駆け引きひとつとっても難しい
「マンネリしてきたから一度離れたほうがいいのかな」「なかなか結婚に踏み切ってくれないから危機感を持たせよう」と、彼との同...
恋バナ調査隊 2025-03-27 06:00 ラブ
見た目重視で後悔ばかり…ルッキズム恋愛をやめたい人への5つの処方箋
「恋人を顔だけで選んで、いつも後悔する…」「顔がいい人としか恋愛をしたくない…でもこんな自分が嫌だ…」と、男性の見た目重...
恋バナ調査隊 2025-03-26 06:00 ラブ
【実録】地獄のラブストーリー開幕! 米国では二股デートは当たり前? 一線を越えるのはいつなんだ
 アメリカ人の恋愛事情って、日本人からするとちょっと理解しがたいところがありますよね。「アメリカ人はオープンで、すぐ付き...
2025-03-25 06:00 ラブ
新入社員と既婚社員による職場不倫のリスク。春の人事はとりわけ要注意
 春になると新入社員が加わり、人間関係がガラリと変わりますよね。すると途端に増えるのが「不倫」です…。なぜかって? 社内...
恋バナ調査隊 2025-03-25 06:00 ラブ
お花見で彼氏ができた女性たちの体験談4つ。おひとり様にチャンスあり?
 友達などから「お花見に行かない?」と言われて迷っているそこのあなた。もしかしたらそのお花見には、未来の彼氏が待っている...
恋バナ調査隊 2025-03-24 06:00 ラブ
40代の合コン、若者との違いは? 物足りない判定を回避するポイント5つ
「40代になったけど、久々に合コンに誘われちゃった…!」「十数年ぶりの合コン、どうしたらいいかわからない!」と40代の合...
恋バナ調査隊 2025-03-23 06:00 ラブ
「育児疲れかな? ま、そんなもんでしょ」妻の異変を軽く受け流す37歳男のお気楽思考
「冷酷と激情のあいだvol.238〜女性編〜」では、離婚となる“決定打”はないものの、結婚4年目の夫に不満な妻・奈緒さん...
並木まき 2025-03-28 17:25 ラブ