“平成ジャンプ”ですが何か? 令和元年の合コンで受けた屈辱

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2019-10-21 11:45
投稿日:2019-05-21 06:00
 2019年5月1日に新元号が施行され「平成」から「令和」の時代となりました。世間は令和フィーバーで何かと盛り上がりましたね。Twitter上では、昭和に生まれて結婚しないまま令和を迎えた人のことを「平成ジャンプ」と呼ぶ、なんて話題になっていますが……合コン現場でも“令和ネタ”で色々起こっているようですよ。
 今回は、令和になって初めて行った合コンで、屈辱を味わったアイちゃん(仮名)の、ちょっぴりザンネンな恋の話(#ザン恋)をご紹介します。

昭和生まれと平成生まれが混在する同級生

 アイと同じ女子校出身で、クラスメイトだったサヤカ(仮名)とは“30歳までに結婚できなかった組”の仲間として、近年は一緒に合コンやパーティーによく出掛けていました。

 とくに、連休などは彼氏がいないと「暇すぎでヤバい!」ということで、ゴールデンウィークにネットで見掛けた合コンイベントに2人で参加したのです。

 そこで一緒の席になった男性2人組とは、年代も近そうだし話しやすくて一気に意気投合。イベント後に、4人で飲み直すことになりました。

 男性陣に改めて年齢を聞いてみると、1人は2歳年下のA君、もう1人のB君は37歳と、見た目よりも結構年上だったのが意外で、そこから年齢トークで盛り上がりはじめました。

 早速、男性たちから「平成生まれ? 昭和生まれ?」と聞かれて……

 サヤカは「ギリギリ平成生まれだよ♪」と即答。

 一方のアイは、「私はギリギリ昭和生まれなの……」と小声で言いました。

 実は、アイとサヤカは同じ学年ですが、昭和生まれと平成生まれが混在している学年(1988〜1989年生まれ)で、サヤカは早生まれなので平成だったのです。(平成元年は1989年1月8日スタート)

 たった数カ月しか変わらないのに、そこからアイちゃんへの“昭和いじり”が始まりました。

平成ジャンプならまだいい?

 まず、昭和組と平成組でペアになって座ろうぜ〜と、謎の席替えタイム。

《本当は、年下のA君がタイプだったのに……》と、不本意に37歳のB君と座らされるアイちゃん。

 そして、「アイちゃんって独身だよね? じゃ、平成ジャンプじゃん!」とみんなが楽しそうに言ってきました。

「え? でもB君だって独身でしょ? なら平成ジャンプじゃん」とアイが言うと、B君が「オレはバツ2だから、平成で2回着地してるんだよね! だから“ホップ・ステップ・ジャンプ”の三段跳びって感じかな」と、なぜか得意げに話していました。

《バツ2なことにも驚きだし、ホップ・ステップって……さぶっ!》

 アイちゃんにとって、地獄の令和トークタイム。ちょっと怪訝な顔をしていると、追い打ちをかけるようにB君が、こう言ってきたのです。

「でも平成ジャンプなら、令和で着地(結婚)するってことだから、まだ良いよね。一番ヤバいのは、令和でも結婚しないまま行く人のことを“昭和特攻隊”って言うらしいからさ!」

 一応、その場では作り笑顔をしたアイちゃんですが、腹の中では「絶対なるもんか!」と固く誓ったのでした。

 令和初の合コンで、元号トークの洗礼を受けてしまったアイちゃん。

 昭和生まれの底力を発揮して、令和のうちに結婚できるといいですね!

【今日の一言メモ】令和トークは楽しんだもん勝ち!

 また次回の #ザン恋 もお楽しみに!

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


韓国で増える非婚主義。老後を意識するアラフィフ独女の心は複雑です…
 韓国では経済的な負担の大きさや価値観の変化により、結婚を選ばない「非婚主義」が増えています。この傾向は日本でも同様で、...
mirae.(みれ) 2025-03-31 06:00 ラブ
不倫が親バレする原因と4つの対策方法。相手の奥さんに家凸されたら一巻の終わり…
「不倫相手の奥さんから内容証明が届いたけど、親にはバレたくない…」「不倫していることを親には隠したい」と、ソワソワしてい...
恋バナ調査隊 2025-03-31 06:00 ラブ
突然の塩対応にガクブル! デート前日に男から届いたガッカリLINE3通
 楽しみにしているデートの前日。男から届いたLINEを見て不安になった経験のある女性は多いようです。  嫌な予感し...
恋バナ調査隊 2025-03-30 06:00 ラブ
「ポイ捨てよりマシ」結婚対象外でも女性の誘いに応じる52歳男性の奇妙な優しさ
「冷酷と激情のあいだvol.239〜女性編〜」では、パートナーに相応しいと思える男性・ダイスケさん(52歳・仮名)への典...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
「私はあなたの何なの?」進展しない“中年の恋”に落胆する46歳バツ1女性の嘆息
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
具合が悪い彼氏に返事マストなLINEを送るようじゃ無理かぁ…体調気遣いながらも“うざい”認定されがち3選
 彼氏や彼女が体調を崩した時には、心配でつい体調を気遣うLINEを送りたくなりますよね。でも、もしかしたら送る内容によっ...
恋バナ調査隊 2025-03-29 06:00 ラブ
「隣に座ってもいいかな?」ゆきずり不倫沼にハマる女を救った意外な人物 #3
 咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
蒼井凜花 2025-03-28 06:00 ラブ
恋愛にどっぷりハマる依存体質な女性の特徴4つと抜け出す方法。“彼色”に染まらなくても大丈夫!
「恋愛すると彼に依存して、彼が全ての人生になっちゃう…」「どうしても恋愛に依存してしまう」このように悩んでいる、“恋愛依...
恋バナ調査隊 2025-03-28 06:00 ラブ
女風で“新人すぎる”セラピストで失敗しないために…指名時、ルックス以上に大事なこととは?
 女性用風俗が話題です。ドラマでも、セックスレスの人妻が衝動的に呼んでしまうシーンをよく見かけるようになりました。  ...
内藤みか 2025-03-27 06:00 ラブ
同棲解消後の正直な男の気持ちは…? アラフォーの恋愛は駆け引きひとつとっても難しい
「マンネリしてきたから一度離れたほうがいいのかな」「なかなか結婚に踏み切ってくれないから危機感を持たせよう」と、彼との同...
恋バナ調査隊 2025-03-27 06:00 ラブ
見た目重視で後悔ばかり…ルッキズム恋愛をやめたい人への5つの処方箋
「恋人を顔だけで選んで、いつも後悔する…」「顔がいい人としか恋愛をしたくない…でもこんな自分が嫌だ…」と、男性の見た目重...
恋バナ調査隊 2025-03-26 06:00 ラブ
【実録】地獄のラブストーリー開幕! 米国では二股デートは当たり前? 一線を越えるのはいつなんだ
 アメリカ人の恋愛事情って、日本人からするとちょっと理解しがたいところがありますよね。「アメリカ人はオープンで、すぐ付き...
2025-03-25 06:00 ラブ
新入社員と既婚社員による職場不倫のリスク。春の人事はとりわけ要注意
 春になると新入社員が加わり、人間関係がガラリと変わりますよね。すると途端に増えるのが「不倫」です…。なぜかって? 社内...
恋バナ調査隊 2025-03-25 06:00 ラブ
お花見で彼氏ができた女性たちの体験談4つ。おひとり様にチャンスあり?
 友達などから「お花見に行かない?」と言われて迷っているそこのあなた。もしかしたらそのお花見には、未来の彼氏が待っている...
恋バナ調査隊 2025-03-24 06:00 ラブ
40代の合コン、若者との違いは? 物足りない判定を回避するポイント5つ
「40代になったけど、久々に合コンに誘われちゃった…!」「十数年ぶりの合コン、どうしたらいいかわからない!」と40代の合...
恋バナ調査隊 2025-03-23 06:00 ラブ
「育児疲れかな? ま、そんなもんでしょ」妻の異変を軽く受け流す37歳男のお気楽思考
「冷酷と激情のあいだvol.238〜女性編〜」では、離婚となる“決定打”はないものの、結婚4年目の夫に不満な妻・奈緒さん...
並木まき 2025-03-28 17:25 ラブ