男性に花を贈るデメリットの解消法
「花なんて……」と思っているであろう男性へのプレゼントに、花束をチョイスした場合のデメリットは3つ。解消法と合わせてお伝えいたします。
1. 持って帰りにくい
会社や出先で花を受け取った場合、カバンの中に入らず、電車の中で困っちゃう。
【解消法】バックや袋に入る小さいサイズの花束はいかが?
2. 花瓶がない
実は花瓶を持っていない説。
【解消法】安価な小さい花瓶も一緒にプレゼントする。花瓶に挿さったままラッピングされた花束もありますわよ。
3. 花の管理がわからないし面倒
すぐに枯らしてしまったらというプレッシャーと、花瓶があったとしても水の交換などの管理が困難で……。
【解消法】そもそも管理しようなんて思わなければ良いのです。花屋としては大事にしていただけた方が嬉しいですが、花束は受け取った時の驚きと感動のために用意されたサプライズアイテム。そう考えれば、ミッションは受け取った一瞬と、心に残った思い出で十分です。
美しい思い出作りに一役買った花はギフトラッピングされたままの状態で朽ち果てたとしても、それもまた本望だと考えます。
4. 他のものが欲しかった
花はいらん説。
【解消法】だったら最初に言えや、ですわ。
最大のポイントは意外性
そもそも花のプレゼントを男がもらえるのか? という意外性も、サプライズ演出の大事なエッセンスです。
受け取る方のイメージに合わせて作られた花束やアレンジメントは、格安なオートクチュール。お花屋は贈る側から可能な限りの情報を引き出し、最大限の想像力を働かせて作ります。“この世で一つだけの花”の演出は、最高じゃござんせんか?
デジタル時代は演出第一。老若男女の区別のない思い出の残し方ってステキです。「男性の贈り物に、花はアリorナシ」かは、当然「アリ!!」なのでございます。
ワタクシごとで恐縮ですが、やたらと丈夫で不死身だと思っていた父はすでに他界しております。元気だった父と過ごした最後の「父の日」に、生まれて初めて父に花束をプレゼントしました。ちょうどその頃独立した花屋の友達に作ってもらった花束です。
父はいたく喜び、「ありがとう」と何度も言いながら自らラッピングを外して花瓶に活けておりました。そして1カ月後、思いもよらない病気で入院したまま、帰らぬ人になりました。
父が亡くなった後、遺品の整理をしていると、ワタクシが毎年「父の日」に贈ってきた品々が未使用のまま出てまいりました。
「パパはもったいないっていつも仕舞い込んでいたのよ。使わないまま死んじゃったね」と母が教えてくれました。
人一倍ロマンチックだった父の一体何を見てきたんだ――と自分の鈍感さをだいぶ後悔しました。モノではない、寄り添う気持ちの問題だったのです。
花を受け取る男性に、アナタの思いが通じますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。
ライフスタイル 新着一覧