「ロケ地がフジテレビなら」 櫻井翔の新ドラマ「放送局占拠」に視聴者から上がる妙な期待
日本テレビ系で7月期に放送されるドラマ「占拠」シリーズのタイトルが「放送局占拠」であることが、5月27日に発表された。
主演を務めるのは、シリーズ第1作「大病院占拠」、第2作「新空港占拠」に続いて嵐の櫻井翔(43)。主人公の刑事・武蔵三郎が放送局を占拠する武装集団と闘う作品になるというが、タイトル決定を報じたネットニュースのコメント欄には《安易な企画と思ったが、ロケ地がフジテレビとかなら一転して、攻めたドラマとして話題に》といった妙な指摘が上がっている。
「まあ、日本テレビの制作ですからね。実現可能性は度外視しつつ、視聴者の《こうだったらいいな》的な願望でしょう」(テレビ誌編集者)
フジテレビ問題は全容が解明されたとは言い難い状況だ。そんな不満が、形を変えて視聴者の口から飛び出したということか。ただ、ロケ地がフジテレビというのはさすがに無理でも、昨今のフジテレビ問題をなぞってドラマに盛り込むというのであれば、それなりに実現可能性はあるようにも思える。
その場合にネックになりそうなのが、問題の端緒が旧ジャニーズ事務所に所属していた元SMAPの中居正広氏(52)であること。すでに芸能界を引退しているとはいえ、主演の櫻井の“大先輩”だけに、「扱い方をひとつ間違えるだけで笑えないパロディーになって、櫻井さんもドラマも大ブーイングを浴びる可能性が高い」と、スポーツ紙芸能デスクがこう続ける。
「ただでさえ櫻井さんは、2023年にジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題が一気に表面化した際も、今回の中居氏の問題に関しても、ニュース番組のキャスターとして歯切れの悪いコメントに終始。視聴者から批判の声が巻き起こったことは記憶に新しいですからね」
だが、あえて劇中でそこに触れてしまう手はあると指摘するのはテレビ番組制作会社のディレクターだ。
「放送局を占拠した武装集団がテレビ業界の闇を訴え、それに対して櫻井さん演じる武蔵刑事が細やかにコミュニケーションを取っていくという展開なら、フジテレビ問題を風刺するような内容を差し込んでも炎上しないでしょう。うまくいけば、かつて歯切れの悪い姿をさらした自身の“黒歴史”も帳消しにできるかもしれませんしね」
果たして「放送局占拠」で武蔵刑事が戦う相手はどのような存在なのか。
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