中居正広氏だけが破った「SMAPの掟」…元女性アナへの“性加害”認定の泥仕合を招いたものとは
稲垣吾郎(51)が26日オンエアのTOKYOFM「THE TRAD」に元SMAPメンバー香取慎吾(48)をゲストに迎えたトークで、お互いのLINEすら知らないことを明かした。
フリーアナウンサーの山本里菜が、「香取さんのアルバムが出たとき、吾郎さんから聴いたよってLINEとかメッセージってあるんですか」と向けたところ、香取は「LINEは本当知らないね」と言い、稲垣の「知らない。やってるの?」との質問に「それはちょっと言えないね」と混ぜっ返した。稲垣は「この人、昔からこのキャラクターで、秘密主義みたいなさ。なんか聞いちゃいけないみたいな。気をつかい合ってるのよ、いまだに。何10年といながら」と総括したそうだ。
芸能評論家の中野義則氏が言う。
「おなじ旧ジャニーズからのグループでも、嵐は公私ともに仲良くしているメンバーがいるといいますし、それぞれでしょうけど、稲垣さんらはSMAP時代から仕事とプライベートは分けて、プライベートには一切立ち入らない関係のような気がします。森且行さんが(1996年に)脱退し、木村拓哉さんが(2000年に)工藤静香さんと結婚して、さらにそれがくっきりしたように思います。だから仲が悪いというのは早計で、仕事であったり、何かあったときは集まり、支え合ったりしてきたし、それは今も変わらないとは思いますが」
なるほど、香取と草彅剛(50)は公私ともに親交を持ち、2016年の解散騒動の際も「しんつよ」を名乗って歌ったり、トークを繰り広げてファンを喜ばせていたというし、現在もYouTubeでのコラボなど公私ともに親しい関係にあるらしい。
旧ジャニーズ時代からの担当記者はこう言う。
「稲垣が2001年に不祥事で活動休止した際、『SMAP×SMAP』の生放送でメンバーがそろって稲垣を迎え入れる演出もグループの結束を象徴する場面として、ファンらに知られていますね。今は分かりませんが、香取は昔、木村拓哉を兄貴と慕っていたのを覚えています」
分裂・解散騒動などもあり、いろいろあったが、長年にわたって活動を共にしてきたメンバーならではの関係性を保っているのかもしれない。
「スタッフとベタベタとつるんでは駄目」の言い伝えから外れてしまった結末
では、フジテレビと泥仕合となっている、元リーダー中居正広氏(52)の女性問題を元メンバーはどのように見ているのだろうか。
週刊文春は5月2日の「文春オンライン」で中居氏の「愚行と引退」と題して、SMAP元メンバーについて特集している。それによると、中居氏の引退について衝撃を受けつつも、騒動については口を閉ざしている。ただ「スタッフとベタベタとつるんでは駄目」と、SMAPを育て上げたマネジャー飯島三智氏の言い伝えをただひとり守らず、真逆のことをやっていたのが中居氏だったと伝えている。
「さらに同じグループのメンバーであっても、仕事は仕事と割り切り、プライベートを持ち込まない。あくまでビジネスとして付き合い、アイドルがバラエティの文化に染まったら本末転倒というスタンスを貫いたからこそ、SMAPの成功はあったというのでしょう。そんな『SMAPの掟』を破り、道を外れていったのが中居氏であるとすれば、内心思うところはあっても、コメントは難しいのでしょうね」(同記者)
かくして中居氏は芸能界を引退後もフジテレビ第三者委員会の「性加害」認定をめぐり泥仕合が続いている。
◇ ◇ ◇
関連記事「中居正広さんの反論が問うていること…『性暴力』報道は正しかったのか?」なども必読だ。
エンタメ 新着一覧