これぞ中村倫也! 主演ドラマ「DOPE」登録数急増で高まる“ポストSPEC”への期待
《これぞ見たかった中村倫也》なんて声が早くもネット上で飛び交っているのが、 King & Princeの高橋海人(26)と、俳優の中村倫也(38=写真)がダブル主演の連ドラ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(TBS系=金曜夜10時)。
謎の新型ドラッグ「DOPE」がまん延する近未来の日本が舞台で、その存在が世間に公表されていない秘密の部署「麻薬取締部特殊捜査課」、通称「特捜課」の陣内鉄平(中村)と、異動してきた新人の才木優人(高橋)がバディーを組んで「DOPE」をめぐる事件を解決するというお話だ。
「ポイントは、特捜課が生まれながらに異能力を持つ者によって組織されているというところ。いわゆる《異能力もの》と呼ばれるジャンルです。中村さん演じる陣内は超人的な動体視力を持つという設定。高橋さん演じる才木は未来を予知できる能力がある。最近の異能力もので熱烈なファンを呼んだ連ドラといえば、2024年秋の連ドラ『全領域異常解決室』(フジテレビ系)がある。藤原竜也さん主演の『ゼンケツ』を超えることができるか、注目です」(エンタメ誌編集者)
「ゼンケツ」は主要人物が全員“日本の神”設定だったが、異能力と聞いてドラマファンが思い出すのは、やはり2010年に放送された戸田恵梨香(36)と加瀬亮(50)がダブル主演した連ドラ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」(TBS系)だろう。連ドラ終了後もスペシャルドラマや映画が制作された。「DOPE」と同じTBSの人気コンテンツである。
「TBSとしては《SPECの盛り上がりよ、もう一度》の気持ちもあるのかもしれません。陣内役のミステリアスでつかみどころのない、ぶっきらぼうな感じが、あまりにも《中村倫也ファンが望む中村倫也》で、ファンとしては1時間《うんうん、そう、その感じ》と首を縦に振りっぱなしでした。狂喜乱舞の中村ファンの書き込みは、今後さらに活発になるはず。高橋さんも強固なファンがいますし、さらなる盛り上がりが期待できそうです」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。
ただ、ドラマはやはり脚本の良しあしが評価につながるもの。「SPEC」のような社会現象となるような作品を目指すなら、なおさらだ。
「『DOPE』は木崎ちあきさんによる原作小説を、田中眞一さんの脚本執筆でドラマ化。田中さんはこれまで『チーム・バチスタ』シリーズ(フジテレビ系)や『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)、2019年の連ドラ『時効警察はじめました』や2021年の『和田家の男たち』(いずれもテレビ朝日系)の脚本を執筆してきた、いわば手だれ。原作ものの脚本化も慣れているでしょうし、《脚本がひどい》なんて評価は出ないだろうと思われます」(在京キー局ディレクター)
前出の山下真夏氏は「中村さん、高橋さん以外の特捜課のメンバーを演じる脇役陣が、どんな魅力を見せてくれるのか。ここも大きなポイントです。まだそう認知度も高くない俳優さんもメンバーにいらっしゃって、いわば手アカにまみれてないのが興味をそそる。ワクワク感を覚えます」と話す。
7月4日放送の「DOPE」初回視聴率は世帯6.0%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)とまずまずだったが、TVerのお気に入り登録数は54万超え(7月9日現在)で、「今の急増の勢いが続けば、100万超えも見えてきます」(テレビ誌ライター)。《異能者いっぱいで大丈夫か?と思ったけど、あっという間に1話終了》なんて好意的なレビューも増えつつある。
異能力ものは《厨二病》と揶揄される場合もあったりするが、うまくハマれば熱烈なファンを生み、《シリーズ化》を望む声も出る。「DOPE」は「ひそかに夏ドラマ一番のヒット作になる予感」(前出の在京キー局ディレクター)なんて見方もあるが、さて、どちらに転ぶか。
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