Snow Manが韓国のテレビで新曲披露のウラ側…日本のテレビはすべてが経年劣化
Snow Manが28日、韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」に出演、新曲「カリスマックス」英語版を初披露し話題になっている。
ダイジェスト版で披露する日本の音楽番組と違い、韓国ではフルコーラスで演奏。カメラワークがクオリティーが高く斬新で、さらに番組公式YouTubeでは各人をフォーカスした「チッケム」映像を公開、推しを余すところなく堪能できるところが強み。パフォーマンス映像は9月2日時点で200万回再生、ラウールのチッケム映像も4日目で30万回再生を超え、爪痕を残した。
元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。
「韓国は主要大学に映像制作の学科があり、テレビ局には精鋭が集まっていて、制作の年齢が若くてフットワークがいい。出資も集まるし、国の援助もあり、予算も潤沢で、映像もギリギリまでこだわり、クオリティ-が高い。コンテンツを海外に売ることをメインに考えているので、グローバルに活躍したいSnow Manもカメラワークからヘアメークにいたるまで韓国の番組も任せるのがベストと考えたのでしょう」
日本は見せ方がマンネリ化しているのだ。
韓国はカルチャー的に“意見してこそ一人前”
そこには、悪しき日本のテレビ局の構造が影響している。
「テレビ局員は高給でオイシイ職業ゆえに、プロデューサーや脚本がなどバブル時代に成功した人たちがいつまでもしがみつき、老害化し、トップダウン。一方、韓国はカルチャー的に“意見してこそ一人前”という欧米的な考え方で議論して作品作りが進められるので、若手の意見も尊重される。日本はスタッフの年齢が上がり、働き方改革も関係して、若手もこだわりよりも自分の時間を尊重する分、すべてに腰が重いのが現実。その典型がフジテレビで、バラエティーの港浩一社長、トレンディードラマの大多亮専務がつい最近まで権力を持っていて、手法も成功体験もスタッフ自身も、すべてが経年劣化していた。老害を切らないと日本の映像業界に未来はないと思います」(鎮目氏)
韓国のテレビが日本のパクリと言われていたのも今は昔。地上波テレビの行き詰まりを感じざるを得ない。
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まさに「老害ここに極まれり」だ。関連記事【もっと読む】フジテレビから50億円賠償請求されても…港浩一氏と大多亮氏は“自腹”を切らない? 専門家が解説…では、2人が1円も負担しない可能性について伝えている。
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