止まらない過剰なボディタッチ
さて、目的地に到着しました。
歩きだすと、Gが私の背中に手を当てました。
G「私の手はあたたかいでしょ。こうしていると生理痛も軽くなるし、坂道も歩きやすいでしょ」
私「いえ、ひとりで歩くほうが楽なので」
何度か断ると、彼女はムッとし、黙り込んでしまいました。
仕事での旅行です。結局、目下の私が気を遣って話しかけ、すると彼女は機嫌を直し、また背中に手を当ててくるのでした。
夜になり、ホテルに入りました。
部屋の前で彼女がにこにこして言います。
G「ドアはあやさんが開けてください」
不吉な予感を抱きつつ、開けました。
瞬間、絶句しました。
ホテルの室内に用意されていたのは…
薄暗い室内は、プルーとオレンジを基調にライティングされており、テーブルにはアレンジフラワーと、シャンパンの冷やされたワインクーラー。
その周囲に、リボンをかけた大小の箱が並んでいました。
噂に聞く、バブル期のクリスマスイブの赤プリのカップルの部屋のようでした。
G「このドンペリとお花は、私の自腹なんですよ。さあ、ここに座ってください」
Gが、ふたり掛けのソファに腰掛けます。
ソファはそのひとつしかありません。
私が座ると、Gが、リボンのかかった箱のひとつを、手渡してきました。
G「これは私のつくった天然石のアクセサリーです。あやさんはスピリチャルに興味ないようですが、『あやさんが人を怖がらないように』と念じてつくったものなんですよ」
私「はあ……」
G「これはチョコレート。あやさんは甘いものを食べないけど、私がスイーツの美味しさを教えてあげます」
チョコレートをつまんで私の口に運びながら、彼女が身体をくっつけてきました。
それはもったりと重く、甘く酸っぱい匂いを放っていました。
G「私、すごく湿気の多い体質で、今日なんかおりものシートを2枚もビショビショにしちゃったの」
次回に続きます。
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