節約家で浮気もしない彼氏…でも結婚向きじゃなかった理由

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-08-26 17:35
投稿日:2020-08-21 06:00

暮らしの中で見えた倹約家男子の「自己中」さ

 安定した大企業勤めで、年収も平均より高め。浮気の素振りもない恋人との暮らし……一体何がダメだったのでしょうか。

「思った通り、彼は同棲の暮らしの中でも、堅実に暮らしてくれる人でした。飲み会で帰りが遅くなるようなこともほとんどなく、休日も家で一人ゆっくりするタイプ。浮気の心配などは全くありませんでした。

 そんな彼につられて、私も家での時間を大事にするようになりました。でも一緒に住み始めて、彼は自分の時間やお金を、全て自分のために使いたいタイプなのだということに気がつきました。

 会社の人どころか、私とも全く外食しようとしません。コロナで外出自粛の空気が強くなったことも相まって、平日はテレワーク、休日は趣味の動画鑑賞に興じ、デートに行くということも全くなくなってしまいました。

 交際費で浮いたお金は、最新のガジェットや趣味のコレクションに投資。一緒に住んでも私のためにお金や時間を使ってくれることはなく、朝夜にする挨拶とたまに休日にご飯を家で食べる以外、交流もありません。

 彼の希望で部屋も分けていたので、リビングでたまにすれ違う時以外はお互い部屋にこもるような形になってしまい、まるでシェアハウスのような生活でした。

 次第に話したいこともなくなっていって、結婚する前からレスに。私との時間を全く取らず、自分だけの時間を永遠に楽しめる彼を見て、この人は結婚に向いていない、と確信しました。

 同棲前は子どもが欲しいなんて話もしていましたが、今はそんな話も出ません。動画鑑賞に忙しくて、デートやエッチを断るくらいだから、子どもができても他人に割く時間はないんだろうなあと思って……。この年で一人になるのはしんどかったけど、思いきって別れを告げました」

まとめ

 お金を稼いでいても稼いでいなくても、誰かのためにお金を使える人はいます。しかし、そもそも自分が一番大事、と考えている人は、お金を稼いでいたとしても、そのお金を人のために使おうとは思わないということです。

 年収が高い、堅実などという要素も大事ですが、その先の価値観が合うかはその人次第。単純なオプションだけでは、生活はうまくいかないこともあるということです。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ラブ 新着一覧


マッチングアプリあるある失敗談5選。既婚者に騙された黒歴史、分かっていたつもりなのに…
 いまや恋人を探すための代表的なツールとして市民権を得ている、マッチングアプリ。素敵な恋をスタートさせるきっかけを作って...
恋バナ調査隊 2025-04-01 06:00 ラブ
韓国で増える非婚主義。老後を意識するアラフィフ独女の心は複雑です…
 韓国では経済的な負担の大きさや価値観の変化により、結婚を選ばない「非婚主義」が増えています。この傾向は日本でも同様で、...
mirae.(みれ) 2025-03-31 06:00 ラブ
不倫が親バレする原因と4つの対策方法。相手の奥さんに家凸されたら一巻の終わり…
「不倫相手の奥さんから内容証明が届いたけど、親にはバレたくない…」「不倫していることを親には隠したい」と、ソワソワしてい...
恋バナ調査隊 2025-03-31 06:00 ラブ
突然の塩対応にガクブル! デート前日に男から届いたガッカリLINE3通
 楽しみにしているデートの前日。男から届いたLINEを見て不安になった経験のある女性は多いようです。  嫌な予感し...
恋バナ調査隊 2025-03-30 06:00 ラブ
「ポイ捨てよりマシ」結婚対象外でも女性の誘いに応じる52歳男性の奇妙な優しさ
「冷酷と激情のあいだvol.239〜女性編〜」では、パートナーに相応しいと思える男性・ダイスケさん(52歳・仮名)への典...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
「私はあなたの何なの?」進展しない“中年の恋”に落胆する46歳バツ1女性の嘆息
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-03-29 06:00 ラブ
具合が悪い彼氏に返事マストなLINEを送るようじゃ無理かぁ…体調気遣いながらも“うざい”認定されがち3選
 彼氏や彼女が体調を崩した時には、心配でつい体調を気遣うLINEを送りたくなりますよね。でも、もしかしたら送る内容によっ...
恋バナ調査隊 2025-03-29 06:00 ラブ
「隣に座ってもいいかな?」ゆきずり不倫沼にハマる女を救った意外な人物 #3
 咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
蒼井凜花 2025-03-28 06:00 ラブ
恋愛にどっぷりハマる依存体質な女性の特徴4つと抜け出す方法。“彼色”に染まらなくても大丈夫!
「恋愛すると彼に依存して、彼が全ての人生になっちゃう…」「どうしても恋愛に依存してしまう」このように悩んでいる、“恋愛依...
恋バナ調査隊 2025-03-28 06:00 ラブ
女風で“新人すぎる”セラピストで失敗しないために…指名時、ルックス以上に大事なこととは?
 女性用風俗が話題です。ドラマでも、セックスレスの人妻が衝動的に呼んでしまうシーンをよく見かけるようになりました。  ...
内藤みか 2025-03-27 06:00 ラブ
同棲解消後の正直な男の気持ちは…? アラフォーの恋愛は駆け引きひとつとっても難しい
「マンネリしてきたから一度離れたほうがいいのかな」「なかなか結婚に踏み切ってくれないから危機感を持たせよう」と、彼との同...
恋バナ調査隊 2025-03-27 06:00 ラブ
見た目重視で後悔ばかり…ルッキズム恋愛をやめたい人への5つの処方箋
「恋人を顔だけで選んで、いつも後悔する…」「顔がいい人としか恋愛をしたくない…でもこんな自分が嫌だ…」と、男性の見た目重...
恋バナ調査隊 2025-03-26 06:00 ラブ
【実録】地獄のラブストーリー開幕! 米国では二股デートは当たり前? 一線を越えるのはいつなんだ
 アメリカ人の恋愛事情って、日本人からするとちょっと理解しがたいところがありますよね。「アメリカ人はオープンで、すぐ付き...
2025-03-25 06:00 ラブ
新入社員と既婚社員による職場不倫のリスク。春の人事はとりわけ要注意
 春になると新入社員が加わり、人間関係がガラリと変わりますよね。すると途端に増えるのが「不倫」です…。なぜかって? 社内...
恋バナ調査隊 2025-03-25 06:00 ラブ
お花見で彼氏ができた女性たちの体験談4つ。おひとり様にチャンスあり?
 友達などから「お花見に行かない?」と言われて迷っているそこのあなた。もしかしたらそのお花見には、未来の彼氏が待っている...
恋バナ調査隊 2025-03-24 06:00 ラブ
40代の合コン、若者との違いは? 物足りない判定を回避するポイント5つ
「40代になったけど、久々に合コンに誘われちゃった…!」「十数年ぶりの合コン、どうしたらいいかわからない!」と40代の合...
恋バナ調査隊 2025-03-23 06:00 ラブ