夫は“タチの悪いヒモ”
結婚後は、結婚前と比べると「まるで別人」のようになってしまった夫に対して、困惑とショックしかなかったというYさん。何度か話し合いを試みるも、まったく向き合ってもらえずに、何ひとつ改善が図れなかったそうです。
「なんていうか……、夫は年上ですが、言っちゃえば“タチの悪いヒモ”って感じで、好き放題するために結婚したの?としか思えなくなってしまって。私がめまいで寝込んでいるときにも、大音量でテレビを見てヘラヘラしているし、ご飯も自分の分だけしか準備しないし。
こんな人とは、一緒に暮らしていても何ひとつ幸せなんて見込めないって思いました」
その後も何度も話し合いを試みたものの、夫が真剣に向き合う様子はなく、ついにYさんは夫に「別居と離婚」を突き付けます。
「このままじゃ、一緒にいても不毛な関係にしかなれないから、結婚したばかりだけれど別れてほしいって言いました。私は病気もあるので、そんな夫といても身体がしんどいだけで、ストレスのせいで病気も悪化しそうだと思ったからです」
Yさんからの提案に対する夫からの答えは「分かった。ならば別居しよう」。ここまではスムーズに進んだことに安堵したYさんは、その後の離婚についても切り出したのですが……。
どうして離婚してくれないの?
「別居までは応じてくれたけれど、離婚の話にはまったく応じてもらえずです。だけど、一緒に未来を切り拓いていける将来像も見えないのに、籍だけ入れていても無意味だし、時間の無駄じゃないですか? なので、私からは根気よく離婚を申し出ています。
だけど、夫からは『離婚はしたくないです』の一点張り。離婚したくない理由も尋ねましたが、その質問には答えてもらえず、ただ『離婚はしない』としか言ってもらえないから、どうしたらいいのかわかりません」
別居まではすんなり進んだことから、離婚の話し合いも順調だろうと踏んでいたYさんの思惑は、見事に外れます。しかし夫であるTさんの考えは、Yさんの予想とはかなり異なるようで……。次回に続きます。
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